食べて、笑って、旅をして

ニュージーランドにいたときに書き初め、いまではテーマはいろいろ。旅、グルメ、高知、鳥、ダイエット、英語。徒然思うこと。

#はやりもの

2010-12-05 | Book

あまのじゃく。

というわけでもないけど、「流行りモノ」には、あまり手をださないほうだ。
でも、思わず手に取り、買ってしまった。

『ニーチェの言葉』




”人生を最高に旅せよ!”と、本の帯に書いてあった言葉に魅せられた
ということ。

本の装丁がシンプルだった。特に、限定版の青箔が、ぐっときた
ということ。

パラパラとめくっただけで「ぐっ」と突き刺さる言葉があった
ということ。

いろんな理由。


でも、一度手に取り、元に戻し、一晩寝かせ、
そして翌日、買った。

言葉の力を借りて、救われたいと思った
ということ。

それが一番の理由?

ちょっと最近滅入ることがあったからかもしれない。

土曜日。
気分が下向きのときに、テンション低めで友だちに会うのは
どうなんだろう?と思ったけど、
日曜は仕事の予定だったので、このままではイマイチだ。
一人はさらによくない!一人で考えるな!
と、思い切って
久々のゴスペルにいき、友人と慣例の(だけどしばらくぶりだった)
オイスターバーにいき、買い物をして、話して・・・
あっという間に過ぎた時間。
私はきっといつもよりテンションが低めだったと思うけど、
Minaさんはちっとも嫌な顔をせずにいてくれて。
その数時間で随分、元気付けられた。

日曜日。
仕事終わって、会社の先輩とセイロ蒸しを食べにいき、
その後、千疋屋のパフェを食べた。(写真です)

仕事はしんどいけど、給料をもらってやっているから、しんどいものだ、と
誰かが言っていた。
だから、一緒に息抜きできる仲間は大事だと思った。

ありがとう。


~『ニーチェの言葉』(白取春彦・編訳)より引用~
№87:あらゆる人に好かれなくていい
№91:つまらないことに苦しまない



#眠れぬ真珠

2009-04-20 | Book

東京にいると、電車の中で本を読む人をよく見かける。
高知だと、移動がバスや車なので、移動中に本を読むということは
あまりない。
電車に、本はよく似合う。

私の通勤手段は、電車。でも乗っている時間は17分。
短いとは思う。
だけどその間、小説があるとないとで、時間の長さが違う。
ボーっとしていると17分も長く感じることがある。

今は、お客さん先での作業や打ち合わせで社外にでるとき
一人だと電車や乗り換え待ちの時間に本を広げる。

なので、以前よりも本を買う回数は増え、
好きな作家も少しずつ増えてきた。

「眠れぬ真珠」
私の好きな作家の一人、石田衣良さんの小説。
石田衣良さんの文章は、とても読みやすい。

基本的に、この歳になると学生を主人公にしたものは読まない。
やはり同じ目線のものを選んでしまう。

けど、この本は、自分よりももっと上。主人公は45歳の女性。

しかも17歳年下の男性との恋愛。

裏表紙に書いてあるあらすじを読んで、興味を注がれず、
一度戻した小説である。
だけど、本屋さんを一回りして、結局再度手にとって購入した。
そのとき、他に気に入るものが見つからなかったから。



この小説、読み始めると、電車の時間だけでは続きが気になって、
昼休み、家に帰ってから、とあっという間に読みきってしまった。

自分の数十年後の女性、自分と同世代の男性、
それぞれの目線で考えながら、一気に読んだ。
年齢ゆえの女性の苦しみ、葛藤は、今の私でも
共感できる部分もあったし、想像も難くなかった。

なんとなく、いつも年齢にとらわれすぎてしまうところが
あるけれど、それに縛られてしまったり、線を引いたりしてしまうのは
もったいないなと改めて感じ・・・。

想像していたラストと違い、なんだかホッとするような、
明るくなるような、そんな終わり方で、読後感が良かった。

まあ、でも現実感は・・・・小説は小説として美しく。。。。(笑)


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