6/15(木)23:10
急に岡山に行こう!と思って、
岡山にいる友人にメッセージを送った。
「夜分にごめん。久しぶり、元気?
Hisakoって倉敷に住んでるんだっけ?」と。
ぼんやりと考えていたのは、金曜日に湯郷温泉に泊まって
土曜に岡山(か倉敷)で彼女にランチでも相手してもらう。こと。
23:30、返信がくる。
「そうだよー倉敷。元気だよ。なに?岡山来てるの?」と彼女。
「いや高知だけど、ふらっと明日岡山行こうかと思って」
と返すと、なんと彼女は金曜日たまたま有給休暇をとっているという。
それも、予定は特になく、なんとなく。
思わず、「まじ?」と返す。びっくりした。
そして、「湯郷温泉行こうと思ってるんだけど、一緒にどう?」
と聞くと、ふたつ返事でOKだと。
この偶然の一致と、フットワークの軽さ。
彼女は、ニュージーランドに行ってた頃に出逢った友だち。
正確にいうと、お互いが仲良かった共通の友だちを介して知り合い
1,2回グループで出かけて食事に行った仲。
そして、ニュージーランドで会って以来12年ぶりの再会。
なのに、こんな前日に、しかも夜遅くの連絡で、
話がすぐまとまるなんて。嬉しい。
こういうタイミングって大事だなー、って思う。
かくして、あっという間にまとまり、
楽天トラベルで「大人1名/一室」から「大人2名/一室」に
検索条件を変更して探す。
日付が変わるころに予約完了し、高知⇔岡山のバスも予約完了。
翌6/16(金)バタバタとお土産を買い、9:20高知駅発の高速バスに乗り込む。
バスの中で、大学時代にお世話になったバイト先の先輩にメールを送る。
彼は当時今の私くらいの年齢でバイト先のビジネスホテルで働いていた社員さん。
区画整理に伴い閉業したのを機に、40歳を前に猛勉強して社労士の資格を取得。
社労士として10年ほど働き、昨年その士業で 開業した。
3年ほど前、私が会社を辞めるときにも少し相談にも乗ってもらったが
社会人1年目に岡山にいたときにお会いして以来、会ってはいない。
なのでこっちは12年を上回る17年ぶり!
それを当日の朝、メールを送るという無謀さ。
もし岡山にいないとか会えない場合は、買ったお土産は事務所に置いて行こう
なんて考えながら。
「急に思い立って岡山いくんですが、昼頃お時間あったりします?
事務所にいるなら、少し顔出したいんですけど」
するとややあって返信がきて、13時くらいまでは大丈夫とのことだったので
バスの到着時刻(11:56)を伝えると駅まで迎えに来てくれるとのこと。
私が以前住んでいた伊福町にある「味の民芸」がまだ健在というので
そこでお昼を食べることにした。
普通の和食ファミレスみたいな感じのお店だけど
懐かしさに感慨深い私。
暑かったのでざるうどんと天丼のセットを頼んだ。
大学時代の思い出話やこれまでの話、などいろいろ
久しぶりでしたが、話は尽きず。
最近思ったのは、思い出話って、双方が覚えていることで
成立する楽しい話だな、ということ。
もちろん、どちらかしか覚えていない出来事もあるにしても
お互いの記憶を足し合わせながら振り返るのが楽しい。
全く覚えていない人が同級生の中にいるが、
その場合の一方的な思い出話は
「えー、そうだっけ、そんなことあった?」とか
「それ誰だっけ」などとなってしまい
おもしろくないということを改めて感じた。
昔の自分は気恥ずかしくもあり、今の自分とは違うけど
確かにあの頃ここにいた自分を覚えてもらっていることは
なんだか嬉しいものだな、と思った。
ごはんのあと、岡山大学まで送ってもらい、一人構内を散策。
私が通っていた頃より、随分きれいになってしまったけど、
そのままのところもあって、一気に懐かしさがこみ上げる。
ともすると「あの時もっとこうしておけば」
という思いが去来しそうになるけど
あの時はあの時なりの精一杯だったな、
と思って後悔するようなことはしない。
ただ、大学に行かせてくれた両親に対して
改めて感謝の念を感じたのと、
「しっかりしなきゃな」と
やる気スイッチが入ったのは確か。
昼食をよくとった学生会館の中の食堂はなくなって、
前の広場もこんな風にオシャレにきれいに整備されていた。
就職情報コーナーには、高知のチラシも!
私がリュックを背負って歩いていても不審な目で見られることもなく
いろんな人が行きかう大学。
この日はとても天気もよく日差しも強い。
もう少し図書館の方とかも行きたかったけど、
あまりの暑さに断念して自分の過ごした教育学部の方だけ散策。
そして、岡大東門でバスを待つも、少し時間があったので、
その先の西門のバス停まで歩くことに。
当時は自転車だったため、 駅まで出るのにバスを利用することは
ほとんどなかった。ある意味新鮮だった。
バスに乗って岡山駅西口まで出る。
次は12年ぶりのHisakoとの再会だ。