食べて、笑って、旅をして

ニュージーランドにいたときに書き初め、いまではテーマはいろいろ。旅、グルメ、高知、鳥、ダイエット、英語。徒然思うこと。

#お城のおばあちゃんに会いに~香川県丸亀市

2016-03-05 | Travel

3月3日(木)、ひな祭り。丸亀城にいる「お城のおばあちゃん」を訪ねるプチ旅行へ。

平日なので朝夕のETC割引がきく時間帯に出発し、高知ICからさぬき豊中ICへ車を走らせる。
丸亀に行くには善通寺ICの方がよいのだけど、今回は道の駅「たからだの里さいた」へ寄り道するつもりでひとつ手前で降りました。
全国で38ヶ所、四国では2ヶ所という2015年度の重点「道の駅」に選ばれたというところ。温泉施設などもある大きなところです。

大好きな香川名産「しょうゆ豆」がとても安かった!しょうゆ豆はメーカーによって様々なんだけど、いつも買う大西食品さんの商品がここが一番安かった。ラッキーでした。

物産館を堪能した後、一般道から丸亀へ。ちょうどお昼くらいに着いたのでランチはもちろん骨付鶏。

丸亀駅の駐車場に車を停め、一鶴の丸亀本店へ! 

 
外はカリカリ、中はふっくらジューシー、ガーリックなどのスパイスもガツンときて、うなるおいしさ。
口の中を焼きながらアツアツを勢いよくいただきました。やっぱりやみつきになります。
硬めの親鶏か柔らかめの雛鶏か好みが分かれるところですが、いつも私は雛の方。
でも食べ比べてないんですよね。たまにしか来ないからやっぱり雛が食べたくてそっちばかり。
だれか親派の人と来てちょっと食べさせてもらいたいな、と思います(自分は頼まない)


そして車を停めたまま、丸亀城に向かって歩いていく。
この日はポカポカ陽気で歩いていると暑いくらい。顔がジリジリ焦げていく感じがしました。


上にちょこんと見えるお城がかわいい。
周りは緑も多くすっきりとした公園でポチも連れてきたいなあと思った。

お城のおばあちゃんは、西門にいました。

メディアでも何度か取り上げられ、また角川書店から「お城のおばあちゃん」という本も出されています。
おばあちゃん曰く、1円も出していないけど、本が出た、と。



絵手紙をたくさんファイルしていて、「これが2013年の分、これが2014年」と渡してくれる。
好きなのを1枚選んだら、サインして渡してくれる。
おばあちゃん用語としては、「嫁入り」というらしい。


私が選んだのは、これ。

しかし、1枚1枚手書きの絵手紙。
大量印刷しているわけでもないのに、ファイルから抜くと無くなってしまう。
渡す用のファイルがあるのかな、とか思ってしまう。
どれから取ってもいいの?と聞くと
「えぇよ、えぇよ。どれでも。そこに付箋貼ってまた同じの書くから。」と。
家にちゃんと別にファイルしているのがあって、渡したものをまた書いて埋めるのだそう。
「在庫管理はちゃんとしてるから」と笑うおばあちゃん。

昼間お城に訪ねてくる人と話して、合間に書いたりして、家でも書くのだとか。
80才。声も張ってきれいに聞き取れる。元気なおばあちゃん。
おばあちゃんのお母さんも101才でいらっしゃると。
「もう私が娘だとはわかっていないけどね」と言っていました。

1時間くらいおばあちゃんのところでお話したり絵手紙やスケッチを見せてもらってから、また来るね、と話して別れた。

 

その後お城へ。見るからに急勾配の坂。

写真だと伝わりにくいかもしれないけど、かなりの傾斜。


ひぃひぃ言いながら上っていると、地元のおばちゃんに「ほらほら、もう9割はきたよ。あと少しがんばれ、がんばれ」と声をかけられる。
いつぞや参加したリレーマラソンでも、坂をヘロヘロになって走ってた(ほぼ歩いていた)私に「がんばれ、がんばれ」と声をかけてくれたランナーがいたことを思い出した。
周りをみると、年配の方もみんなそこまでしんどそうに見えない。
17才になる高齢のワンちゃんも頑張って歩いていました。
身体が鈍りすぎているのかもしれない。


見えてきた丸亀城はかわいいお城でした。
桜の木が満開の頃はもっときれいだろうなあ。

そして急な坂を上ったご褒美は360度見渡せる景色。
 

さぬき富士も瀬戸大橋もきれいに見えました。
 

三の丸にたくさんの桜の木があって、きっとお花見の名所なんでしょうね。

1本だけ咲き初めているのがありました。


丸亀城を後にして、駅まで戻る。
駅周辺はシャッター商店街になっていてちょっと寂しさが漂う。
けど、シャッターアートも見つけました。



骨付鶏のゆるキャラ?かな。

ただの落書きがなされている悲しいシャッターもありましたが、こういうのは素敵です。

駅のすぐ隣に、猪熊弦一郎現代美術館があったのでそこも行ってみることに。


なんともかわいらしい外観。
 

館内はスッキリとしていていい感じです。





 

あの三越の包装紙のデザインの方なんですね!
2年前に57年ぶりにデザインを変えた三越のショッピングバックですが、包装紙は1950年から今も変わらず使われているとのこと。
しかも!この包装紙のデザインを猪熊画伯に依頼してその作品を受け取りに行ったのは、当時三越の社員だった、やなせたかし先生。
高知の縁がここにも。
荒波にもまれて角の取れた丸い石がモチーフになっている「華ひらく」というこの包装紙。
半世紀以上使われているということに「デザインする」ということの奥深さを感じます。

美術館を利用すると、駅地下の駐車場は1時間無料が2時間無料に!
買い物ナシで1時間無料ということにもびっくりだけど、さらに+1時間!
課金は30分100円だったし、良心的だなあと思いました。
歩きながら見かけたコインパークも最大500円というところが多く、駐車場のサービスが充実している印象でした。

それから、丸亀城や周辺の散歩に最適な公園も、やたらめったら注意書きの看板がない。
最近よくポチの散歩に出かけて思うのが「犬を入れるな」「犬のフンは飼い主の責任」という看板が高知では嫌と言うほどあるということ。
丸亀城も柵の辺りに「飛び越えてはいけません」みたいなものもなかった。

性善説に基づいた街づくりをしているのか、ちゃんとしているから看板など必要ないのか、すごくきれいな印象を受けました。
高知では、やたらと犬の飼い主のマナーが悪いから看板を立てないといけないのでしょうかね。
草の上を嬉しそうに歩くポチを見ていると、「犬を入れるな」の看板は悲しくなってしまう。
丸亀の街はいいなあ、とそんなことを思いました。 


おまけ
丸亀にあったドン・キホーテの建物にあった外階段。
七色でした! 


 



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2 Comments

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Re:丸亀城 (yasc5178)
2016-03-05 18:12:27
>みや
いいところでね~。うちわは見んかったけど(´ω`)
骨付鶏はよう食べる?
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丸亀城 (みや)
2016-03-05 16:34:00
私も行った行ったU+2757
入り口に沢山のうちわがかざってなかったっけ?
骨付鳥は食べてないなぁ(T-T)
美味しそうU+1F3B5
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