たくさんの ちっちゃな しあわせ

やすやすやっさんの何気ない日常

おすすめ小説『七時間半』(著者:獅子文六(ししぶんろく))

2018年05月19日 23時32分58秒 | 日記
ある新聞に、この小説が紹介され気になっていた。
東京-大阪間は新幹線が一般的で、東海道本線を走る列車に乗ることがまずないと思っていたので、
この小説もよむ機会がなかった。
また、著者の獅子文六のことはこの小説を読むまで正直知らなかった。

ところが、2018年のゴールデンウィークに、サンライズ瀬戸に乗って、この小説を思い出し、読んだ。
出だしは、まだ列車が出てこなくて、操車場の食堂車の準備であり、読む速度も遅かった。
しかし、読み進めると、回送列車で東京駅に着き、乗客が乗ってくるころから、面白くなり、
東京駅を出発してからは、先が気になってしまい、その後は一気に読んでしまった。
車内の出来事だけでなく、今となっては懐かしい食堂車での従業員の仕事のことや、途中駅の弁当や車窓の景色なども出てくる。
この特急は東京-大阪間を7時間半もかけて走るので、食堂車はにぎわっている。
僕も昔は食堂車を利用したので、なんか懐かしい。
小節の最後はなんかあっさりしていて、新聞紹介記事の「ポンと読者を突き放すようなラスト」はまさにそのとおりって感じだった。
でも、久しぶりに面白い小説を読んだ。

サンライズ瀬戸は食堂車はなく、夜行なので景色は夜が明けてからしか見えないのだが、
この小説を読んでから、サンライズ瀬戸に乗ったら、この小説に出てくる景色を(夜が明けてからだが)実際に確認できたかもしれないなあ。

写真1:新聞の紹介記事(一部)

写真2:小説の表紙


IgA腎症の治療-通院(18年5月15日)検査

2018年05月19日 10時57分29秒 | ノウハウ
2018年5月15日は、前回(2月6日)から3か月ぶりの腎臓内科検診(検査)だった。
採血でIgA腎症の目安となるクレアチニン(正常は1以下)は1.21(前回1.24)。少し数値がさがった。引き続き様子見だ。
尿検査では蛋白が「+-」(前回「-」)で、潜血は「+2」(前回「+2」)。

結石関係では、前回から石を溶かしやすいアルカリ性にするの薬を試しているが、
今回の尿検査でも酸性(pH=5.5)でかわらずだった。
もう少し続けることになった。毎朝1錠飲む薬(ポトレンド配合錠)だ。

耳鼻科の検診もあり、特にかわらず。
花粉症かどうかの検査をした。腎臓の検診時の採血時に少し多くとり検査にまわすが、結果が出るまでしばらくかかる。
検査代も結構するなあ。いつもは腎臓検診、耳鼻科検診で4~5千円だが、今回は7千円を超えた・・・。

次回の腎臓内科検診・耳鼻科検診は3か月後の8月21日だ。

サンライズ瀬戸乗車記録2018年4月30日大阪~横浜

2018年05月02日 00時34分00秒 | 旅行
2018年のゴールデンウィークに横浜の実家に帰省する際、交通手段を何にしようか考えたところ、
どうせひとりだし、たまには寝台特急もいいかもと思っていた。
4月22日の日曜に空席状況を確認したところまだ空きがあったので「ノビノビ座席」を予約した。
大阪を4月30日(4月29日深夜)午前0時34発のサンライズ瀬戸号だ。

写真1-1:予約した切符

写真1-2:サンライズ瀬戸・出雲の停車駅時刻表

当日、少し早目の23時50分過ぎに大阪駅に到着した。駅構内はまだまだにぎわっていたが、11番線だけは長距離列車用のホームで利用客は僕だけだった。なんとホームの売店も閉店している。使えないなあ。
列車案内を見ると、6分遅れとのこと。うーん。

写真2-1:売店は夜9時まで。

写真2-2:列車案内表示

しばらく待っていると、サンライズの利用客が少しずつ増えてきた。
0時20分になると、ホームの放送で到着が0時38分になるとのことだった。

このころになると、他のホームはすっかり人がいなくなった。もう終電がなくなった、というかサンライズが終電だ。

写真3:だれもいない大阪駅のホーム

ようやくサンライズ瀬戸・出雲号の到着。僕はノビノビ座席だが、寝台利用客もそれなりにいるなあ。

写真4:サンライズ到着

0時40分に大阪駅を出発。自席に行き荷物を降ろしたりしていたら、窓の外は新大阪通過だった。
車内検札をすませて(すぐに車掌さんが来た)、車両の探検に出かけた。

車内販売はなく、飲み物の自販機がある。値段は250mlのコーラが130円。350mlのお茶も130円。水は100円。
写真5:自販機

10号車にはシャワー室、ラウンジがある。
写真6-1:シャワー室(これはA寝台利用者専用だった・・・。ノビノビシート利用者用は写真撮るの忘れた。)

写真6-2:洗面台 ポンプ式の石鹸あり

写真7:ラウンジ

8号車と7号車が併結部分。8号車がサンライズ瀬戸で7号車がサンライズ出雲だ。
昔は、併結部分でヘッドマークが見えたりしたが、ぜんぜん併結(連結)されているとはわからないなあ。

写真8:併結部分

通路は狭く、すれ違いは厳しいと思った。もう深夜なので車内放送はなし。通路は暗くないので、高速バスとは違うなあ。
自席に戻ると、1時頃京都駅を通過した。
備え付けの毛布は敷布団にして(床が硬いと事前調査で知った)、持参したエアまくらの上に備え付けの枕カバーを広げて寝床準備は完了。右横はすでに乗車客が寝ていたが左隣は空きだったので気を使わなくてよかった。(4月29日時点で満席になってたんだが・・・?)
窓横にはプラスチックの紙コップがあり、照明スイッチもある。上には読書灯があり、エアコンの吹き出し口もある。風が気になるなら閉めることができる。なんだか車両探検をしたせいか暑い。
窓側には隣との仕切りがあるので、電気をつけていても隣の人は気にならないと思う。
コンセントは、車両の真ん中にひとつだけだ。三又コンセントを持参すると、ほかの人と電気を分け合えると思う。僕はスマホ2台とモバイルルータの電源確保のため、念のためにバッテリを3個準備した。(結局1個で間に合ったが。)

写真9-1:ノビノビ座席の様子

写真9-2:コンセントは車両なかほどにひとつだけ。

うとうとしていると、列車の速度が落ちた。米原駅だ。1時46分ここで運転停車だ。JR西日本とJR東海の境界駅なので乗務員交代だろう。1時48分発車。

写真10:米原駅運転停車

うとうとした。とくにモータ音がうるさいこともなかった。しいていえば、進行方向に対して横向きなので、少し揺れを感じるかも。
2時36分名古屋駅通過。駅のホームは電気がこうこうとついていた。その後、しばらくしたら停車したのでスマホでマップをみたら名鉄の神宮前駅付近だった。熱田駅か?信号待ちか?
またうとうとした。

3時21分豊橋駅停車。乗務員交代の運転停車か。3時23分出発。
写真11:豊橋駅

3時47分浜松駅停車。また運転停車か。3時49分出発。
写真12:浜松駅

4時38分静岡駅到着。ホーム中ほどにちらほら人がいた。ここから乗る人かな。
写真13:静岡駅

5時10分富士駅到着。人はいない。
写真14:富士駅

自席窓の反対側(通路側の窓)には富士山がはっきり見えた。新幹線で見るとだいたい雲がかかっていて全体が見えないが、明け方ということもあり、全体がくっきり見えた。新幹線は高架だが、東海道本線からだと街の電線がかなり邪魔だ。

写真15:富士山が見える

5時26分沼津停車。

写真16:沼津駅

5時43分熱海駅到着。もうすっかり夜が明けた。でも人影はなし。
写真17:熱海駅

この先、相模湾が景色がよいと聞いた。しかし、朝日がまぶしいなあ。
写真18:真鶴(まなづる)付近


6時24分頃、やっと車内放送があり、横浜まであと20分とのこと。まだ車内は寝ている人がほとんど。みんな東京まで行くようだ。
定刻の6時44分横浜駅到着。6分遅れを取り戻した。
写真19:横浜駅


久しぶり(約35年ぶりか)の寝台特急(東海道線の寝台特急は初めて利用)は、ちょっと疲れたがそれなりに楽しめた。
値段が高い寝台車だと、進行方向に寝るので揺れが気にならないかも。またどこで運転停車するかとか気にしなければもっと寝られるだろう。