腎臓病について、図書館で本を借りて調べてみた。
腎臓病はいろいろあり、僕の病気のIgA腎症は腎臓病の一つだ。
腎臓病には、糖尿病性腎症、IgA腎症などの慢性糸球体腎炎、高血圧による腎障害、多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)などがある。
これら慢性に経過する腎臓病の総称をCKD(Cronic Kidney Disease)という。CKDとは慢性腎臓病で、そのひとつがIgA腎症である。
もっとひどくなると、腎臓がその役割を果たせないほど機能が失われた状態になり、その状態を腎不全という。
従って、IgA腎症を含むCKDとは、腎不全の予備群ということになるらしい。
IgA腎症とは、簡単に言うと免疫グロブリンの一つである「免疫グロブリンA」の異常により腎機能が低下する慢性糸球体腎炎である。
免疫グロブリン(Immunoglobulin=Ig)は免疫機能の中心的役割を担うタンパク質で、抗体とも呼ばれる。
免疫とはウイルス、細菌などの外敵や異物(抗原)が体内に侵入したとき、それらを撃退して、体を病気から防ぐ仕組みである。
免疫グロブリンには、G,M,A,D,Eの5種類があり、IgAは、血液、唾液、鼻汁、腸管などにあり、粘膜を外敵や異物から守っている。
IgAの異常とは、IgAが腎臓の「糸球体」というところの、メサンギウム領域(メサンギウム細胞がある組織)に沈着し、糸球体のろ過機能が低下する状態である。
初期には無症状で腎機能も正常なため、健康診断での潜血やタンパク尿から発見されることがある。
放置すると、潜血、タンパク尿が増加、血圧も上昇して腎機能が低下していく。
なぜIgAが沈着するかは解明されていないが、扁桃を摘出するとタンパク尿が消失する例があることから、上気道感染との関係が疑われている。
糸球体のろ過能力の目安となるのが、クレアチニンである。
クレアチニンは筋肉中のタンパク質が代謝されてできる老廃物のひとつで、一定の量が尿として排泄される。
しかし、糸球体のろ過機能が低下すると、十分に排泄できず血液中に残るので、血液中のクレアチニンの濃度が高い場合、ろ過機能低下が疑われるのだ。
採血の検査にてクレアチニンの測定も行われる。このクレアチニン値をもとにして糸球体ろ過値の推算を行う。
日本人(男性)の糸球体ろ過値(GFR)の推算式は次となっている。
GFR=194×(クレアチニン値)^(-1.094)×(年齢)^(-0.287)
日本腎臓病協会のインターネットサイトでは、18歳以上の人を対象に、クレアチニン値、年齢、性別を入力するだけで、計算してくれCKDの疑い有無を判定してくれる。
urlは→https://j-ka.or.jp/ckd/check.php
GFRが60ml/min/1.73㎡未満だと、CKDの疑いがある。
腎臓病はいろいろあり、僕の病気のIgA腎症は腎臓病の一つだ。
腎臓病には、糖尿病性腎症、IgA腎症などの慢性糸球体腎炎、高血圧による腎障害、多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)などがある。
これら慢性に経過する腎臓病の総称をCKD(Cronic Kidney Disease)という。CKDとは慢性腎臓病で、そのひとつがIgA腎症である。
もっとひどくなると、腎臓がその役割を果たせないほど機能が失われた状態になり、その状態を腎不全という。
従って、IgA腎症を含むCKDとは、腎不全の予備群ということになるらしい。
IgA腎症とは、簡単に言うと免疫グロブリンの一つである「免疫グロブリンA」の異常により腎機能が低下する慢性糸球体腎炎である。
免疫グロブリン(Immunoglobulin=Ig)は免疫機能の中心的役割を担うタンパク質で、抗体とも呼ばれる。
免疫とはウイルス、細菌などの外敵や異物(抗原)が体内に侵入したとき、それらを撃退して、体を病気から防ぐ仕組みである。
免疫グロブリンには、G,M,A,D,Eの5種類があり、IgAは、血液、唾液、鼻汁、腸管などにあり、粘膜を外敵や異物から守っている。
IgAの異常とは、IgAが腎臓の「糸球体」というところの、メサンギウム領域(メサンギウム細胞がある組織)に沈着し、糸球体のろ過機能が低下する状態である。
初期には無症状で腎機能も正常なため、健康診断での潜血やタンパク尿から発見されることがある。
放置すると、潜血、タンパク尿が増加、血圧も上昇して腎機能が低下していく。
なぜIgAが沈着するかは解明されていないが、扁桃を摘出するとタンパク尿が消失する例があることから、上気道感染との関係が疑われている。
糸球体のろ過能力の目安となるのが、クレアチニンである。
クレアチニンは筋肉中のタンパク質が代謝されてできる老廃物のひとつで、一定の量が尿として排泄される。
しかし、糸球体のろ過機能が低下すると、十分に排泄できず血液中に残るので、血液中のクレアチニンの濃度が高い場合、ろ過機能低下が疑われるのだ。
採血の検査にてクレアチニンの測定も行われる。このクレアチニン値をもとにして糸球体ろ過値の推算を行う。
日本人(男性)の糸球体ろ過値(GFR)の推算式は次となっている。
GFR=194×(クレアチニン値)^(-1.094)×(年齢)^(-0.287)
日本腎臓病協会のインターネットサイトでは、18歳以上の人を対象に、クレアチニン値、年齢、性別を入力するだけで、計算してくれCKDの疑い有無を判定してくれる。
urlは→https://j-ka.or.jp/ckd/check.php
GFRが60ml/min/1.73㎡未満だと、CKDの疑いがある。