「世界一貧乏な大統領」 ムヒカ大統領

毎日のように米国大統領選が報道されています。米国大統領といえば、上流階級のイメージがあります。それとは対極のウルグアイ大統領の本です。


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	世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉
	クリエーター情報なし
	双葉社

■ウルグアイのムヒカ大統領

南米ウルグアイ。
ブラジルの南、アルゼンチンの東に位置する人口３００余万人の国です。

２０１５年まで大統領を務めていたムヒカさんは当時、「世界で一番貧乏な大統領」と言われていたとか。
その彼が注目を浴びたのは、国際会議等での数々の演説がすばらしいからでした。


世界がこのままの消費社会を続ければどうなるのか・・・？
世界がこのまま自然を壊していったら、どうなるのか・・・？

感動するスピーチでした。



■世界一貧乏な大統領

彼の質素ぶりは、際立っています。

・大統領の給料の９０％を慈善団体に寄付する
・大統領官邸には住まず、質素な自宅で暮らす
・大統領車は使わず、３０年前に購入したワーゲンゴルフを自ら運転する
・大統領専用機も使わない。国際会議のときはエコノミークラスか、近隣の国の専用機に乗せてもらう

彼は決して裕福ではありません。
貧しい国の大統領として、最低限の生活しかしないんです。

こんなエピソードもあります。

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ヒッチハイクをしていたときのこと。
なかなか車が止まってくれなったんだけど、ようやく乗せてもらえたのは古いワーゲンでした。

運転席を見ると、どこかで見た顔。
ムヒカ大統領でした。

後部座席には、障害を持った犬と奥様が乗っていました。
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困っている人を見れば、車にも乗せる大統領。
またインタビュー中にホームレスを見かけたら、紙幣を寄付する大統領。
「ちょうどコインが無かったんで、紙幣を寄付しちゃった」

そして政治姿勢は、消費重視の経済社会を批判し、最低限の生活レベルを上げようとまい進するんです。

感動しました。
こういう大統領がいるんですね！


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