読むものが無くなった時、とりあえず読む本。以前は高杉良、松本清張、最近は原田マハと池井戸潤。この作品も期待どおりの結末で、スカッとしました!
■最終退行
・・・・・・・・・
東京第一銀行の副支店長・蓮沼は、経営陣が設定した無理な目標と不況にあえぐ中小 企業の顧客との間で、悩み続ける。
バブル時の責任を負わず、今も不正を続ける会長。
失敗は全て部下に押し付けようとする支店長。
そんな中、支店長が対応した中小企業の社長が自殺する。
「3億円を返済してくれれば、すぐに追加融資をします」
とうそをついた支店長に原因がありそうだ。
その失敗も蓮沼に責任を押し付けようとする支店長。
蓮沼は、自殺した社長の名誉回復と、会長の不正を暴くために立ち上がる。
・・・・・・・・
今回も、ギリギリに追い詰められる主人公が、最後で逆転満塁ホームランを放つ結末 が待っています。
はい、今回もスカッとしました!
■銀行は・・・
池井戸作品には、とてつもなく「悪」の経営者や管理者が出てきますね。
権威主義者のお偉いさんの不正、パワハラ何でもあり。
「銀行の上層部って、こんな状態なの?」
と聞いてみたくなります。
と書きながら
「大なり小なり、官民に関わらず、あるところにはあるんだろうね」
とワタクシの結論です。
ちなみにタイトルの「最終退行」は、夜遅くまで仕事をして、従業員の中で最後に職場を後にして帰宅することを指すようです。
今回の池井戸作品も、とても面白かったです〜
明るく元気に行きましょう!
池井戸さんの作品は読んだことがありません。
松本清張は、若い時からずいぶん読んできました。
初期の短編にいいものがありますね。
好きな作家がいるのはいいことですね。
そうですよね。どこの企業でもこれはあり得ます。
昔、派遣社員として働いていた会社で私は英語が喋れるし、会計士でもあったので海外の社員とかなり仲良く情報交換できました。
で、便利に使われてやめる時に知らん顔されてね。
その後、ばったり出くわす事があったんですよ。
で、向こうはオーっって感じでにっこり笑いかけたんですが、私が無視してあげました。
気持ちよかったですよ~彼の お顔はもちろん、ゆがんでましたけどね(笑)
大きな字をさがさないと読めないなあ。
面白そうですがね。
おはようございます。
本をあまり読まない私ですが、池井戸潤さんの本は集中して読んでしまいます。
これ、最新版なのですね!
ワタクシなど、活字を読むとまぶたが重くなっちゃうんですよ(汗)