平岩弓枝の小説を読み、続けてこの本も読みたくなりました。江戸時代の旅籠を舞台にした、庶民の話集です。
■御宿かわせみ
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「江戸は雪」
江戸・大川端にある旅籠・かわせみ。
主は、元同心の娘・るい。
神奈川で小さな旅籠・はとり屋を営む喜兵衛夫婦が真っ青な顔で、
「50両が無くなった!」
と申し出てきた。
この50両は、日本橋の茶問屋・河内屋から結納金として渡されたものだった。
しかし娘・おさよが、幸太郎との結婚を望まないことを知り、父親の喜兵衛が河内屋 に返すはずのものだったという。
同宿していた客の中に、出所のはっきりしない50両を持っている者がいる。
佐吉は、
「この50両は、自分が持ってきたものだ」
と言い張る。
かわせみの主・るいは、その話にウソが無い気がする。
疑われる佐吉。
困り果てる喜兵衛。
破談にされ、意地悪さの本性を現す幸太郎。
そんな状況におさよが
「私、河内屋に嫁ぎます」
と申し出る。
犯人は誰なのか。
おさよに幸せは訪れるのか・・・。
■良質な
平岩弓枝さんの作品は、昭和の時代にNHKなどでよくドラマ化されていました。
江戸時代の庶民の生活が、伝わってくる佳作です。
厳しさと優しさを併せ持つ江戸時代の生活。
ホッとした雰囲気が味わえる短編集です。
しっとりした気持ちになりました。
この作品、NHKのドラマで放送されていましたね。
原作は読んだことがありません。
読んでみたくなりました。
YHさんが進める本なら間違いないです(^.^)
テレビでもあれだけ面白い内容だったから小説は
更に面白いでしょう。
母が平岩弓枝先生の本が好きで本もあって読んだ気がしますが忘れました(;^_^A
根気が続かない。字が小さくて読めない・・・
若い頃は何冊も読んでたのに・・・
新田次郎が好きだな。
平岩弓枝さん橋田壽賀子さん、母が観ていたテレビドラマの作家さんでしょうか・・・
毎週欠かさず観ていた記憶があります