寒い冬もおわり、どうやら春が来たようです。
野に山に花と緑がざわめきだしています。
(それと花粉も…。)
奈良県宇陀市の伊那佐山麓の
それぞれのムラ単位でおまつりされているお宮も
春祭りや御田植祭がつぎつぎと行われて
「さあ、いよいよ動き出すぞ」
という躍動の予感を感じます。
当社といえば、
3月おわりに御田植祭を終えました。
境内では、おわりかけの紅梅、咲き始めの桜、
ふくらみを増す紫陽花のつぼみ、名も知らぬ野辺の花…。
それぞれのタイミングで
それぞれの営みを全うしていく息吹を感じます。
季節ごとに行われるお祭りも
自然の営みのサイクルのひとつなのでしょう。
神さまともに季節の慶びをわかちあう。
すばらしいことだと思います。
日本人でよかった!
ここで一句。
花咲きて 花おちてなほ 花は咲く
(おそまつ)