風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

自由

2009-06-25 20:37:00 | F1レース
F1の分裂騒動がようやく収束しましたね。
予算制限案が破棄されたことで、和解が成立したようです。
本当に安心しました。

ウィリアムズとフェラーリが別々のシリーズに分かれてしまうなんて、
想像しただけで悲しくなっていましたから、
元の鞘に戻って心から嬉しく思います。

ところで、F1チームの予算が高騰した原因について、
素人なりに少し考えてみました。
当たっているかどうかはわかりませんが、
寛大な気持ちで読んでいただければ幸いです(笑)。

F1では、割とちょくちょくレギュレーションが変更され続けてきました。
変更の理由には、
「マシンの安全性を高めてドライバーの命を守る」
「突出して強いチームの力を抑える」
「速くなりすぎたマシンの性能を抑える」
といったものが挙げられると思います。

僕はこの中の、「強いチームの力を抑える」という発想が、
予算の高騰につながっているような気がしています。

というのも、強いチームの力を抑えるには、要するに、
「これやっちゃだめ」「あれやっちゃだめ」
というルールを増やすしかありません。

そのおかげで設計の自由度がどんどん奪われてしまい、
いまやどのチームのマシンのデザインも大差なくなっています。
カラーリングを変えたら、それと気づかないマシンもあると思います。
低い自由度の中で、他のチームに勝つマシンをつくるためには、
「微妙な差の部分」に「湯水のようにお金を注ぎ込む」しか、
方法がなくなってしまうのではないでしょうか。

さらに、頻繁にレギュレーションを変えたら、
そのたびにチームは新しいマシンを開発しなければなりませんから、
当然予算が余分にかかってしまいます。
昔は、シーズン序盤は前年のマシンをそのまま使ったり、
ちょっとした改良で何年か続けて使ったりしていたものです。

また、設計の自由度が低いということは、
昔のように天才的デザイナーが出てきて、
まったく新しい発想のマシンをつくれなくなったということです。
例えば1976年に登場したティレルの6輪マシンのように、
とんでもなく斬新なマシンをつくり出すことで、
そのマシンがフィットするサーキットでは、
プライベーターでも王者フェラーリに勝てる時代があったのです。

ですから、斬新なマシンをつくれるように、
ある程度ルールをゆるくして、開発の余地を残しておくほうがいいと思います。
突出したチームが出てきても、ルールがゆるければ、
何年も経たないうちに、びっくりするような新しいマシンが出てきて、
突出したチームを負かしてくれるはずです。
複雑すぎるルールは、そういうチャンスをつぶしているような気がします。
自由に設計できるほうが、予算も高騰しないように思うのです。

長々と素人考えを書いてしまいました。
FIAは今年中に会長が変わるようなので、
次の会長には、素晴らしいF1をつくっていってもらいたいと思います。

とにかく、分裂しなくてよかった~~っ!!

琢磨~、来年はチームが増えるからチャンスだぞ~~っ!!


<追記09年6月27日>
またナチ●じーさんがゴネだしたみたですね。
もうほんと、うんざりしますね(笑)。
独裁者呼ばわりされたことを怒っているようですが、
その権力をふりかざす態度が独裁的だと気づかないんでしょうかね???
困ったもんです……。