邦訳だとこう。
原著では「The Mephisto Waltz」だそうです。初出が1969年のオカルトホラー小説。リストのピアノ曲を題名にしており、世界的な名ピアニストとその美しい娘と関わりを持ったために怖ろしい世界にからめとられていく若い夫婦のお話。
ジャクリーン・ビセット主演で映画化されていて、小学生のころと思うけれどまぁとにかくものすごく昔にテレビで観た記憶がありまして、とにかく印象に残るラストだったのですね・・・これでいいの?これハッピーエンドなの、どうなの??細かな内容は覚えていなかったのですが大筋はよく覚えていて、なによりもその大筋を見事にひっくりかえしてしまう:逆転してしまう主人公の決断がすごかった。逆転ではあるがはたしてそれは逆転「勝利」なのかどうか・・・愛する者をめぐる女の戦い、とみればそこは勝ったのかもしれないけれど・・・いや、勝ったのか?愛する対象はほんとうに自分の愛する相手なのか。
時代がそうだったのか?アイラ・レヴィン作・ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」(原作は1966年初出、映画は1972年製作)と同じように悪魔崇拝主義者を描いているのですが両作品ともだけどなにかコワい場面があるわけでもなく日常が少しずつ崩れていくような精神的に追い詰められていく作品で、血だらけの痛そうなシーンはないのに(ちょっとはあるけど)背筋がぞくっとするような怖さがあります。
小説と映画、おそらく大きな内容の違いはないと思われますが、どちらも本当にそうなのか、(なにがそうなのか、はちょっと書けず)すべては夫を奪われた妻の錯乱した精神が生み出した幻なのかもしれず はっきりとは示されないのです。普通に考えたらありえないことだからね・・。
ですが、ああ小物使いが上手!ゲランのシャリマール。・・・なるほどね、こわっ。
翻訳が古いのはまあ仕方ないでしょう・・・はっきりしなかったこと:犬の正体、ダンカンの2番目の夫人の死因、ド・ランクル氏がどうされちゃったのか、クローレットはおそらくクロレッツのこと?、タ-ガードってなんでしょう~?tarl guard?なにか禁煙関連グッズでしょうが、商品名そのまま訳されても困る
映画のほうがインパクトあったような 詳細はほとんど覚えていないのですがジャクリーンビセットってきれいー、と思ったことは覚えています。
これもだいぶ前の話ですが、本屋さんでたまたま「デヴィルズ・ワルツ」という本を目にしてこれはあの映画の原作本なのかな?と思い、でも裏表紙の解説はなんだか違うような・・・・とりあえず読んでみよう、と購入したのがジョナサン・ケラーマン作の心理学者アレックス・デラウェアシリーズの一冊。ぜんぜん違うお話だったのですが、これはこれで面白かったので数冊続けて読みました。ロサンジェルス市警殺人課の孤高の警部マイロ(ゲイ。ドクターの彼氏がいる)と一緒に子どもの絡む殺人事件を(小児専門の心理学者という設定のため)次々?解決していくのですが、日本びいき(自宅に日本庭園がありコイを飼ってる)のところやギター作りの職人をしている彼女ロビンがチャーミングだったり(シリーズを通していちゃいちゃしているけれど事件がきっかけで別れの危機があったりもする)、本筋以外のところでも楽しめるクライムノベルでした。
でも奥さんのフェイ・ケラーマンのほうが売れてるのかなー
原著では「The Mephisto Waltz」だそうです。初出が1969年のオカルトホラー小説。リストのピアノ曲を題名にしており、世界的な名ピアニストとその美しい娘と関わりを持ったために怖ろしい世界にからめとられていく若い夫婦のお話。
ジャクリーン・ビセット主演で映画化されていて、小学生のころと思うけれどまぁとにかくものすごく昔にテレビで観た記憶がありまして、とにかく印象に残るラストだったのですね・・・これでいいの?これハッピーエンドなの、どうなの??細かな内容は覚えていなかったのですが大筋はよく覚えていて、なによりもその大筋を見事にひっくりかえしてしまう:逆転してしまう主人公の決断がすごかった。逆転ではあるがはたしてそれは逆転「勝利」なのかどうか・・・愛する者をめぐる女の戦い、とみればそこは勝ったのかもしれないけれど・・・いや、勝ったのか?愛する対象はほんとうに自分の愛する相手なのか。
時代がそうだったのか?アイラ・レヴィン作・ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」(原作は1966年初出、映画は1972年製作)と同じように悪魔崇拝主義者を描いているのですが両作品ともだけどなにかコワい場面があるわけでもなく日常が少しずつ崩れていくような精神的に追い詰められていく作品で、血だらけの痛そうなシーンはないのに(ちょっとはあるけど)背筋がぞくっとするような怖さがあります。
小説と映画、おそらく大きな内容の違いはないと思われますが、どちらも本当にそうなのか、(なにがそうなのか、はちょっと書けず)すべては夫を奪われた妻の錯乱した精神が生み出した幻なのかもしれず はっきりとは示されないのです。普通に考えたらありえないことだからね・・。
ですが、ああ小物使いが上手!ゲランのシャリマール。・・・なるほどね、こわっ。
翻訳が古いのはまあ仕方ないでしょう・・・はっきりしなかったこと:犬の正体、ダンカンの2番目の夫人の死因、ド・ランクル氏がどうされちゃったのか、クローレットはおそらくクロレッツのこと?、タ-ガードってなんでしょう~?tarl guard?なにか禁煙関連グッズでしょうが、商品名そのまま訳されても困る
映画のほうがインパクトあったような 詳細はほとんど覚えていないのですがジャクリーンビセットってきれいー、と思ったことは覚えています。
これもだいぶ前の話ですが、本屋さんでたまたま「デヴィルズ・ワルツ」という本を目にしてこれはあの映画の原作本なのかな?と思い、でも裏表紙の解説はなんだか違うような・・・・とりあえず読んでみよう、と購入したのがジョナサン・ケラーマン作の心理学者アレックス・デラウェアシリーズの一冊。ぜんぜん違うお話だったのですが、これはこれで面白かったので数冊続けて読みました。ロサンジェルス市警殺人課の孤高の警部マイロ(ゲイ。ドクターの彼氏がいる)と一緒に子どもの絡む殺人事件を(小児専門の心理学者という設定のため)次々?解決していくのですが、日本びいき(自宅に日本庭園がありコイを飼ってる)のところやギター作りの職人をしている彼女ロビンがチャーミングだったり(シリーズを通していちゃいちゃしているけれど事件がきっかけで別れの危機があったりもする)、本筋以外のところでも楽しめるクライムノベルでした。
でも奥さんのフェイ・ケラーマンのほうが売れてるのかなー