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「食べもの神話」の落とし穴

2006-07-10 | 読書ノート
「食べもの神話」の落とし穴

講談社

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この頃、うっとうしいなぁーと思うことがあります。
これを食べたら、どうなる、こうなる・・という健康番組。
なにげなくテレビをつけていたら、
一日中どこかのチャンネルでやっています。
テレビで、○○が体に良い!と放送された翌日には
その商品が売れまくり状態!
ほんと、私達ってマスコミに影響されやすい~!
客観的に見たら、これって病的~!って思ってしまいます。
それに、片方で健康云々と言っていながら、
もう片方では高カロリーなグルメ番組のオンパレード!
なんだか矛盾しているんだよなぁ・・

人間の体って、そんなに単純なものかな?
もっと複雑で、複合的なものではないのかと思います。
一見体に良さそうな食品であっても、
必ず物事にはプラスマイナスの両面があるように
体に良い部分もあれば、摂取しすぎると良くない部分もあるはずです。

この本は、そんな「これさえ食べれば大丈夫!」みたいな
ある特定の食品を神話のように扱ってしまう「フードファンティズム」というのは
危険だという警鐘を鳴らしています。
食品というのは、体にどうこうということよりも
食事を楽しみ味わうということが第一になければなりません。
そして旬のものを食事の中に取り入れ
バランス良くまんべんなく摂取すること、これが大切です。

私達の体って、私達が考えている以上によくできていると思いませんか?
例えば、自分の体が不足しているものがあれば、ちゃんと欲求する。
野菜が不足すれば、野菜が食べたくなるし、
果物が不足であれば、果物がほしくなる。
疲れてくると、甘いモノが食べたくなるし、
ビタミンが不足すると、吹き出物がでたり、口内炎ができたりする。
ちゃんと体が警告してくれるんですよね。
もっと、自分の体の声に心を傾けて
食事というのものを、体に良いからどうこうではなく
おいしく、楽しく頂く・・という習慣を身につけていきたいと思いました。