
こちらだけの風習のようですが
春も近くなると
近郊の海で「いかなご漁」というものがなされ
いなかごの稚魚が市場に出回ります。
こちらの人たちは、この稚魚を1kg単位で購入し
お醤油、みりん、お酒、ざらめ しょうが
(お好みによっては山椒)と共に
甘辛く煮詰めて、佃煮のようなものを作ります。
この時期になると
あちらこちらのおうちから
いかなごを炊いている匂いが漂い
春なんだなぁ・・って実感できるのです。
そして、年配の方などは
毎年 何十キロという、いかなごを炊き上げ
地方の友人、知人の送りまくる・・という風習があります。
郵便局では この時期「いかなご宅急便」というのも
あるぐらいです。o(*⌒―⌒*)oにこっ♪
なんだか「県民ショー」的な雰囲気ですが
この「いかなごのくぎ煮」、
ご飯のお供に最高です。
この時期しか捕れず、だんだん稚魚は大きくなっていくので
ある程度の大きさの時期に買わなければなりません。
買うのもタイミングが必要ですが
煮るのも、結構コツがいって・・
うまくいくときもあれば、いかないときもあり
修行が必要です。o(*⌒―⌒*)oにこっ♪
ところで・・なぜ「くぎ煮」というのか
くぎで炊いているのではありませんよ。
炊き上がった、いかなごが
古びて曲がったくぎのような雰囲気に見えるからだそうです♪
今回のくぎ煮・・
ちょっとやわらかく仕上がって
決してうまく出来たとは言えませんが
息子ちゃんが大好きな代物。
北海道では食べられないので
久しぶりに作ってみました。
地域の味、家庭の味、
そういうものをしばしの間、提供できたらいいなと思います♪
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