ここよねがわ地区では4年前からホタルの増殖に取り組んでいる。毎年末武川流域や市内各地の小川に放流している、今年は18箇所に約6,000匹を放流する。
この夏捕獲した雌ホタルから孵化した幼虫約12,000匹を30の飼育箱に分けて入れ、餌となるカワニナを与え水換えを交代で行いだいじに育ててきた。孵化した頃は肉眼でやっと確認できる程小さかった幼虫も今では大きいもので1㎝程に丸々と成長している。全部がここまでになるのは難しく歩留まりも50%~60%位だ。(只今飼育箱の幼虫の数を調査中)
試行錯誤しながら歩留まりを上げていく試みを繰り返してきた、飼育箱の大きさにもよるが、一つの箱に約400匹(1匹ずつスポイドで水と一緒に吸い上げながら数える)程度が妥当な数であろうと思っている。
夏の夜の雌ホタルの捕獲、カワニナ取り、放流する河川に餌のカワニナを増す取り組み、放流水路の整備等多くの人の手によってホタルが増えてきている。自然の状態でたくさんのホタルの飛び交う地域づくりが進められている。