下松市の中山間地域米川地区で高齢者と商業施設を結ぶ「米川あったか便」の運行が始まりました。高齢化の進む中、自分で運転することが困難になったり、外出をするにも「足」がない独り暮らしの方などを市社会福祉協議会と地域のボランティアで支え合うモデル事業であります。昨年6月に社協より米川地域づくり連絡協議会へなげかけが有り、高齢化率42.7%のこの地域での課題の一つだったことから、みんなで協議して “やろう!” と言うことになりました。考えられる様々な問題を社協と協議を重ね2月8日から運行することに至りました。
利用者の募集をしたところ21名、運行に係わる運転者、補助員それぞれ11名の登録をいただきました。地域を4グループに分けて、8人乗りワゴン車で利用者宅の近くまで送迎する。月1回利用することができ、行き先は当日要望により市内の2店舗をまわります。
米川地域づくり連絡協議会では、介護施設の誘致(米川 のんびり村 の開設)、愛のポスト設置活動と併せ 「あったか便」 を通じて地域の中で支え合い、会ってお互いの顔の見える見守り活動に取り組んでいる。
こうした取り組みが各地でされている。折しも毎日新聞にやまぐちの地域づくりの記事がシリーズで掲載されている。今地域で抱える大きな課題は、支える人後継者の数が激減している実態である。