月 月齢14.3+α
画像①約1500×1500ドットを標準でアップ。
(200枚の画像から生成されたAVIファイルをAutostkkert!でスタック(30%)。RegiStaxでウェーブレット処理。マイクロソフトフォトで、トリミング・彩色等の調整。)
色々課題はあるが、自分のベストが撮れてしまった。やってて良かった電視観望。(^^)!
出だしは、画像②のような典型的な悪天候。西の空には積乱雲?凄い曇空。時間待ちにする。夕食後、館長に今日は絶対に月の画像を1枚撮ると宣言すると、『そんなに月が見たいなら、1枚と言わず、徹夜で朝まで月の観測やってろ!』と暖かい許諾が。うん!?
とにかく雲が切れるのを狙い時々ベランダへ様子見に行く。午後10時30分。出た!雲の間に月(画像③)。急いで130PDS+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTiを準備。今回の課題はピント合わせ、10分ほどかけて念入りにピントを調整する。スナップショット約30枚(画像④)、AVIファイル3つ。しめて保存フォルダーの容量は約6Gbyte。
撮影後、画像や動画を確認する。ピントまだ甘いか~白飛びもある。明日の満月は頑張るぞ!と決意を胸に就寝。1日が終わった。
*白飛び・・・適正露出を越え、明るくなりすぎて白くなっている状態。その部分からは、明るい以外の情報が引き出せないので、天体写真では白飛び(あるいは飽和)させないことが重要らしい。
翌日、資料1を横に、AVIファイルの画像処理に取り組む。Autostkkert!でスタックを終えると、画像⑤。スナップショト(画像④)とは大違いにビックリする。ピントは甘いと思ったが、まあまあだったようだ。次の課題は満月並みの明るさを考慮して白飛びへの対策。こんなに明るいと思わないのでNDフィルターも居待ち月用ND1.2を使用してしまった。次は満月用のND3.0で臨む。
一息ついて、いつも参考にさせていただいている天文関係のGooブログを拝見すると、昨日・今日早朝の撮影を既にアップしている。本文を読むと月は時間と共に月齢は満ちていき、満月の観望ができたのは、8月1日の深夜(8月2日の午前3時31分)だったことを知る。
がが~ん。今回の月の方が8月2日夜の月より満月に近い。
「だから言ったじゃない、朝まで観測しなさいって」と横で館長が言ってます。
また次がある。
覚書)ピント合わせ中から、パソコンのCPU温度は100℃張りつきの為、1度Neptune-CⅡを切断し、パソコンを再起動させ、クールダウンの時間を取った。VirtuosoGTiをスマホでコントロールしているので困ることは無かった。一回目の撮影を終え、ベランダの床を見ると雨粒の痕、にわか雨だったようだ。気づかず。VirtuosoGTiをホームポジションにもどし、電源OFF。軒の下にパソコン・VirtuosoGTiなどを移動し、再度の準備して2回目・3回目を撮影。
画像②iPhoneSEで撮影(午後7時30分頃)薄雲越しの月。
画像⑤Autostkkert!でスタック処理後の画像
画像⑥RegiStaxでウェーブレット処理後の画像
参考資料
01)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン
よしべや自然博物館関連Blog
01)電視観望の機材04(Skywatcher 130PDSその1)
02)電視観望の機材04(Skywatcher 130PDSその2)
03)電視観望の機材04(Skywatcher 130PDSその3)
撮影データ