よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望4023(こと座 M57リング星雲、重星)

2024-01-31 01:00:00 | SeestarM天体
こと座
A.M57リング星雲
B.α Lyrae ベガ
C.重星 ε、δ、ζ Lyrae
(1月28日午前4時頃、メダカ部屋観測所)

*こと座=ラテン語でLyra、Lyraeは属格形で、「こと座の」を意味する。Lyrと省略される。

A.M57リング星雲
画像①4分すぎのライブスタック中画面をピンチアウトで拡大してのスクショ、トリミング・画像調整あり。
とある勘違いで、夏の代表星雲のこと座M57リング星雲の観望。1週間ぐらい前から意識していたが、決して早起きしたわけでは無い。夜中のトイレに起きた際にパッチリ目が覚め、寝ぼける館長にお伺いをたてるとOKが出た。よし、頑張るぞと勇んで1分でSeestarを用意。5分後には観望開始。ホントお手軽。

さすが明るい有名惑星状星雲、導入して、露出3秒のプレビューでも写っている。そしてライブスタック。

画像②10秒露出16分のライブスタック、画像調整あり
実際はこんなに小さい。今回も見た目の大きさの違いを比較するため、一等星のベガも撮影した(画像⑤)。

画像③Seestarによるアノテーション
IC1296は銀河、ピンチアウトで画面を拡大すると、何か写っているかもしれないレベル。

画像④導入画面

B.こと座α星ベガ
画像⑤10秒露出20秒のライブスタック
今回も、明るいのでM57より大きく写っていた。

C.こと座の重星
M57の観望が終わり、どうしようと少し考え、こと座は重星が多いことを思い出す。自分のブログを簡単に読み直し、観望スタート。
Seestarは口径5cmでドーズの限界(分解能)は2.3秒(資料1 星空教科書)。
重星が2つに見えるか確認。

*重星・・・同じ方向にあって近くに見える星、さらに近くにあってお互いに重力をおよぼし合い回っているのは連星。

画像⑥こと座のイプシロン星(ε Lyrae)、ダブルダブルスター導入画面

画像⑦10秒露出1分間のライブスタック
離角が大きいこともあり、簡単に分離。2つの連星の重星で、ダブルダブルスターだが、10重星とも言われているので、該当部分をトリミングして、明るく調整すると

(追記2024/2/18)
このブログを書いて、数日たってWikipediaを読み直すと、改められていて、10重星の内容はスコッと無くなっていた。(^^;前は引用論文もあったのに・・・世の中進歩しているってことですね。

画像⑧
7つ程恒星が確認できた。(10重星のメンバーかどうかはわからない。)

画像⑨こと座のデルタ星(δ Lyrae)導入画面
画像⑩10秒露出1分間のライブスタック
色の対比がいいですね。かなり離れている。

画像⑪こと座のゼータ星(ζ Lyrae)導入画面

画像⑫ライブスタック画面のスクショ
雲が出たためか、ライブスタックできず、折角なのでスクショで対応。前回FMA135では分離できなかったが、今回は分離はできている。

(とある勘違い)
とあるSiteで、Seestarの画像縛りで36の銀河・星雲を登録しようという企画があり、眺めると32個は観望の記憶がある。やってみるかと。Seestarで観望した記憶がないM57を観望した次第。
精査したら、25個でした。残りの7つはFMA135などで観望。(^^;残念。まあ、いい経験できたので良しとしよう。
Site主さんとメール等で連絡を取り合ったところ、まだ正式公開されていないとのこと。(^^;
正式公開されたら、リンク貼ります。

参考資料等

  JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト

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電視観望の記録等関連Blog
電視観望の記録079(こと座まとめ) - よしべや自然博物館

電視観望の記録079(こと座まとめ) - よしべや自然博物館

こと座Lyra画像①CSレンズによる「こと座」撮影。こと座の電視観望を通じて、沢山の経験をさせてもらえた。メダカ部屋では、近くの街灯で1等星しか視認しにくい状況。アライ...

goo blog

 

よしべ~の業務報告
2024年1月30日版
曇りのち晴れ
太陽・月(月齢19)
定例9時半頃の太陽

ピンチアウトで拡大して、昨日見落とした黒点付近。
観測後、Seestarアプリをチェックすると、Ver.1.14がリリースされていたので、アップデートして、新搭載の4倍モードで黒点。
微妙。
そして夕方、彗星3(没2)、星雲2。
月の出を待つ間に、新機能Deep Sky Stackの練習(なんとスマホから本体に保存されたFITSファイルをスタックさせ、簡単な画像処理ができるようになった)。M51子持ち銀河の処理。

消費電力ふえた?
そして月の出、どうにか間に合った。


4倍モード

2倍モ一ド
以上です。



















星見娘で電視観望4022(おおいぬ座 M41 Little beehive Cluster)

2024-01-30 01:00:00 | SeestarM天体
おおいぬ座 M41/NGC2287散開星団(Little beehive cluster 直訳 小さな蜜蜂の巣星団)
画像①②のトリミング

M41は、距離約2800光年の散開星団。明るさ4.5等で、公式には1654年ごろオディナルさん発見となっているが、アリストテレスの「気象学」の中に記述されているとの研究もあるらしい。

さすがM天体、電視観望でも充分美しい。それを美しい記録画像にするのは難しい。(^^;また頑張ります。

画像②10秒露出15分間のライブスタック

画像③Seestarのアノテーション
画像④iステラHDによる観望位置


参考資料等

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撮影情報
2024年年1月10日午後11時半すぎ
ベランダ プチ・リモート観測所
おおいぬ座  M41散開星団
Seestar S50+iPhone7、15分間のライブスタック
「写真」アプリで、各調整

よしべ~の業務報告
2024年1月29日版
曇りのち晴れ
太陽・月(月齢18)
先ずは朝9時半の太陽
黒点が少なく寂しくなった。
なお観測中は、8時方向の黒点を見落とした。
そして、Seestarで、ランニングマン星雲、カモメ星雲、クラゲ星雲を観望。近日中にblogにアップ予定。
最後は月の出を撮影して終了。











星見娘で電視観望4021(りょうけん座 NGC4490 Cocoon Galaxy)

2024-01-29 01:00:00 | SeestarEtc
りょうけん座 NGC4490棒渦巻銀河Cocoon Galaxy(繭銀河)、NGC4485
画像①トリミング・画像調整あり
(背景を綺麗にすると、銀河もスッキリしてしまうので、ちょっと汚いです。(^^;)

NGC4490は距離2500万光年の棒渦巻銀河、NGC4485と相互作用中であり、いずれスターバスト銀河になると考えられている。この2つを合わせてArp 269としても知られている。

結構写りがよく、まゆの雰囲気がでていて、満足。スカイサファリ上で見つけたので当たり引いた気分。NGC4490では日本語でヒットせず、久しぶりの英語版を翻訳で読む。Arp269のあたりが勉強になった。

画像②10秒露出25分間のライブスタック

画像③Seestarによるアノテーション

画像④導入画面

画像⑤スカイサファリによる観望位置(天体名記入)

参考資料等

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電視観望の記録等関連Blog
観望データ
2024年1月16日午後10時半過ぎ
メダカベヤ観測所
りょうけん座 C21/NGC4449不規則銀河
Seestar S50+iPhone7、10秒露出25分間ライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング・画像調整等


星見娘で電視観望4020(りょうけん座 C21 不規則銀河)

2024-01-28 01:00:00 | SeestarC天体
りょうけん座 C21/NGC4449不規則銀河
画像①トリミング・画像調整あり

NGC4449(C21)は、距離1200万光年、私たちの局所銀河群に近いM94銀河群の一員。
Wikipediaの解説の中で、ダークマター(暗黒物質)の話が飛び出し、ついにダークマターきたと!何度も読み返したが私の理解できる範囲になかった。(^^;英語版の翻訳?

ところで、おおぐま座にカルドウェル天体は無かったが、りょうけん座に4つもあった(画像⑤)。
これに、スカイサファリ画面を拡大・縮小しながら見つけたNGC4490を加え、今回のりょうけん座の観望予定天体とした。5つの内3つは観望済。残り2つは、満月過ぎてから観望予定。

画像②10秒露出25分間のライブスタック

画像③Seestarによるアノテーション

画像④導入画面

画像⑤スカイサファリによる観望位置に天体名を記入。


参考資料等

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電視観望の記録等関連Blog
観望データ
2024年1月16日午後10時半過ぎ
メダカベヤ観測所
りょうけん座 C21/NGC4449不規則銀河
Seestar S50+iPhone7、10秒露出25分間ライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング・画像調整等

よしべ~の業務報告
2024年1月27日版
晴れ
太陽・NGC2175(モンキー星雲)・月(月齢16)
先ずは朝10時の太陽

そして
今日は月が出るまでのわずかな時間に
モンキー星雲(左に少し傾けると猿の顔があらわれる。)
23分間のライブスタック、月の出ギリギリまで
そして、山の上の雲から出ようとする月

しばらく待って、
ちょっと変わった色の月が撮れた。
以上です。



星見娘で電視観望4019(串田彗星 144P/Kushida 他)

2024-01-27 01:00:00 | 太陽系内

A.串田彗星(144P/Kushida)

B.紫金山彗星(62P/Tsushinshan)~メトカーフ・コンポジット

*メトカーフ・コンポジットとは
移動天体(彗星)に合わせて撮影するメトカーフガイドを、画像処理で実現する技術。移動天体ははっきり明るく、周りの恒星は線のように写る。
 
A.串田彗星(1月14日午後6時半頃)
画像①トリミング・画像調整あり
行き当たりばったりの観望。たまたま、スカイサファリの検索画面の「明るい彗星」で出ていたのでライブスタック。普段は途中のFitsファイルを保存する設定をしていないのでメトカーフ・コンポジットはできず。まあ、見えて良かった。
 
画像②10秒露出15分間のライブスタック

画像③導入画面、観望終了後のスクショ

参考Web
 
B.紫金山彗星(62P/Tsushinshan)
画像④ステライメージ・メトカーフ・コンポジット、彗星設定画面
画像⑤10秒間隔90枚FITSファイルのメトカーフ加算コンポジット
(ステライメージ9+ステラナビゲーター12による)
星見娘4018を読み返していて、まさかと気がつく。画像④のアが、0060Pで紫金山第二彗星になっていた。(^^;なお、イは、250を入力したが、自動的に変更されていた。
恐る恐る彗星選択場面をスクロールすると、2つほど下に見えていなかった0062Pが現れる。名前は両方とも紫金山彗星。初心者こんなもの。ドンマイ・ドンマイ。資料学習してなかったら、今だ闇の中だった。
ちなみに、結果は画像⑤・・・15分では思ったほどではなかった。90枚でこれだから、できてうれしいが、ちょっと効率は悪いかな。(^^;
 
そして、11月14日観望のレモン彗星もやってみると、スタックはできたが、むらがひどくさすがの没。また頑張ります。
 
終わって気がついたが、吉田精一さんのWebsiteから彗星の基本データをステライメージに入力すれば、ステラナビゲーター12いらなかった?
 
まあ良い経験できたので良しとしよう。

関係blog
 
よしべ~の業務報告
2024年1月26日版
晴れ
太陽・M42・月(月齢15)
先ずは太陽から

拡大スクショ

黒点が減りそうで寂しくなりそう。
そしてM42、月が90°離れて、空も快晴となり、意外によく写るので、15分間のライブスタック。

なお、途中で人工衛星と思われる天体の軌跡が写っていたが、時間とともにわからなくなった。Sigmaスタック搭載した?いつから?NGC55(星見娘27)のときは、撃ち抜かれていたのに・・・

最後は月、電線密集地帯のためか、自動導入はアウト。高度が低いので手動で導入。
以上Seestar
最後はVirtuosoGTi+SKYMAX127のスマホコリメート