現状の整理
1)木星・シーイングについて
画像①記録159の画像をiPad mini6上で、『AIで写真高画質』アプリで高画質化
(SKYMAX127+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTiで撮影)
画像②木星とガリレオ衛星(ASIAIR画面のスクショ)
(130PDS+ASI585MC+ASIAIR+赤道儀化AZ-GTiで撮影)
画像③動画撮影した木星の再生画面のスクショ
(130PDS+ASI585MC+ASIAIR+赤道儀化AZ-GTiで撮影)
記録159で木星撮影の方針を決め、電視観望した後、1日2~3枚の動画を撮影してきた。
3日ほどで比較的容易にNeptane-CⅡの写野内に導入できるようになり、VGAサイズ10000framesの撮影を続けたが、画像①を越えるものは1枚も撮れず。
やはりバローレンズ必要かと、2倍バローレンズをつけて、撮影したが、これでも画像①は超えられず。
おまけに、F5の130PDSに負けている(画像③)ような気がする。なぜ?
理由を考えて辿り着いたのは、『シーイング(seeing)』という天文学用語、大気の影響で天体はボケたり、揺らいだりして見える。そのポケぐあいを表す言葉。(もっとも天文学の世界では、点光源である星像をチェックしていて直径を分秒単位で測り、その数値で表すとのこと。日本では平均2秒角程度、すばる望遠鏡のあるマウナロア山の山項では0.6秒角と天文学辞典に記載されていた。)
ネット上の上級者の方々からは『シーイングが良かったので、綺麗な木星が撮れた』『強風で期待して無かったが、思ったよりシーイングがよく・・・』などの表現が多く見られる。
今回の木星撮影を通して、『シーイングって何に?』と考えさせられた。アマチュア天文ファンはどうやってシーイング判断している?』まさか秒角は、測ってないと思う。
私の今の結論は、文字どおり『シーイング』i.e,『見て』判断している。パソコン画面上で、綺麗めに見えた時、シーイングは良い。そんな時の撮影でないと、パソコンの容量食うだけになる(空き容量45Gの内、3日で20G消費してしまった)。画像①を写した時は、パソコン画面上で、細かな模様がちらちら見えていた。これを頭に置いてもうしばらく木星の撮影を続ける。
なお、シーイングを克服して、リアルタイムに回折限界にせまる結像性能を実現する技術を補償光学というらしい(資料1)。
もしかしてASIAIRは、そのいくつかを実装してる?
2)PA(極軸アライメント)、他
画像④
130PDS+赤道儀化AZ-GTiによるテスト電視観望は、画像④の極軸アライメントの結果を持って終了とした。
もう少し追い込みたい気持ちもあったが、2~3回このあたりの5分円のあたりをうろうろしており、ASIAIRの日本語マニュアルに触れられていた追い込みの難しさも頭によみがえり、ここで終了。ただ130PDS搭載では最良の結果でこのあとの電視観望に期待に胸膨らむ。雲も少ない。
結果・・・M33をはじめ全敗。世の中難しいものです。私でもわかる光かぶり・・・月が恨めしい。『フィルター変えろよ。QBPもCBPも持っているんだろ!』・・・空耳?
130PDS+ASIAIR Plus +赤道儀化AZ-GTiでの電視観望(メダカ部屋:屋内)について
①PS Alignで、PA合わせた程度でも、電視観望は問題なく実施できた。
②ASIAIRのプレートソルブは素晴らしく、小刻みにプレートソルビングを繰り返しながら、目標天体を導入してくれる(中心からすこし左上にズレる。私の個体だけ?)。木星の導入も可能であった。
なお、画角的には、SKYMAX127でもプレートソルブは可能らしい。
③ということで、このシステムでは、ファインダー類はいらない。JUNZOさんの本のとおり。
電視観望の記録181(2023/12/08 木星) - よしべや自然博物館
2023年12月8日木星①20本撮りからの1枚夕方、木星を導入すると、見て驚き、木星ハッキリ見える。これがシーイング良い状態かと感心する。撮らねば撮らねばと焦る。結局1番シ...
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