ゆうちゃんの独り言

モーツァルトが大好きで毎日欠かさず聴いています。人生の生き方は仏教で毎日般若心経を唱え、時間を見つけて寺巡です。 合掌

■ 覚悟する時!!

2011-04-03 12:19:16 | Weblog

 現時点での社会情勢を見渡すと、個人としても企業としてもさらに国としても大変な時期
に直面しています。今年還暦を迎えますが、今までの人生に中でこれほどの危機に直面した
ことはありません。これからどのようになって行くのか、またどのように対処したら良いの
か正直とても不安です。

 唯一人としてできることは、誠意をもって対応することだと思っています。特に個人の欲
を抑えることを確実に行うことがもっとも大切です。最低限これだけでも各人が行えば、多
くの混乱を防ぐことができるし、反対に今実施しなければならないことだとも思っています。

 個人の欲を抑えるということは、現在の生活レベルを下げることを意味します。家庭では、
節電の実行やその他のエネルギーを節約するとともに、無駄なことは極力避けることだと思
います。

 我が家では計画停電が開始されたからほとんどTVを見ていません。必要な情報は新聞と
押入れの奥に仕舞いこんでいた携帯ラジオを取り出し、それから得ています。また、大好き
なモーツァルトの音楽も通勤時間帯にイヤホンで聴く以外に聴いていませんし、夕飯時に計
画停電になったときは、蝋燭を点けて暗い中で食事をしながら、不足する明かるさは愚妻と
話す話題で心を明るくしています。

 鉄道の駅やビルの照明は、極力必要なところのみ点燈するようになり一見暗い感じを受け
ますが、いままでが無駄なエネルギーを消費して明るくし過ぎていたのだと思います。派手
なネオン広告も少なくなり、町全体が暗い印象を受けますが人工的な明かりではなく、いま
こそ人としての明るさを取り戻すために人とのコミュニケーションを強化すべき時だと思い
ます。

 昨年来、日本は社会全体が閉塞感で覆われ行き場を失っていた中で、さらに追い打ちをか
けるような悲惨な災害が発生し、国全体が一時機能しないような状況になりました。古代の
日本においても何回となくこのような事態に直面しながらも、過去の人々はその時代時代の
中で力を合わせて対応してきたことは、過去の歴史を紐解くと分かることです。

 今やらなければならないことは自分の持つ力をそれなりに発揮することだと思います。発
揮する力の大きさや内容は個人によって異なりますが、誰一人として欠けることなくこれら
を実行することが、今の日本に求められていることだと思います。

 現在の悲惨な状況を考えると、これから5~6年の間は、日本の国の復興を第一優先に考
え行動する時だと思います。そのためには今後政治的な大きな判断を行う必要があります。
子供手当の凍結、自治体へのばらまき補助金解消、高速道路の無料化撤回、年金開始時期の
延長等、国民全体で不自由を覚悟で積極的に受け入れることが重要だと思います。

 この重大な時期を日本国として立ち直る行動を進めるためには、国民全体が覚悟すること
がもっとも重要であり、またそのために自我の欲を捨てて対応する仏教の心を持つべきだと
考えているこの頃です。

 国民全体が一体となって辛抱することで、日本の国は復興すると確信しています。微力で
はありますが個人としてできることはこれからも精一杯取り組んでいこうと決意を新たにし
たところでもあります。

 この東日本大震災で亡くなられた多くの皆様のご冥福と現在避難先でご苦労されている多
くの人々の重荷が少しでも軽くなるようにお祈りしています。    合掌