ゆうちゃんの独り言

モーツァルトが大好きで毎日欠かさず聴いています。人生の生き方は仏教で毎日般若心経を唱え、時間を見つけて寺巡です。 合掌

■ モーツァルトは「注意欠陥多動性障害(ADHD)」であった♪♪

2008-07-20 12:54:48 | Weblog


 モーツァルトに関して、偉大な作曲家であることは一般的な事実です。しかし、本当のモ
ーツァルトの姿に関しては、意外とベールに包まれている部分が多いのも不思議であり、反
対にいろいろな憶測が飛び交う要因ともなっています。個人的には、モーツァルトは現在ま
でに伝えられている内容よりも、もっと泥臭い生き方をした人物だと思っています。

 偉大な天才で在るが故に、いろいろと不都合な行動や考え方の部分は過去の記録から抹殺
されたのだと思います。人間は良いところだけを持ち合わせて生きられることはなく、何か
しらの問題を持ち合わせながら生きているのです。もっともっとモーツァルトにとって都合
の悪い事実がでてくると、モーツァルトが持つ本当の音楽の意味がさらに分かるのだと思い
ます。

 最近読んだ本で「モーツァルトが求め続けた「脳内物質」」がありますが、この本はモー
ツァルトが「注意欠陥多動性障害(ADHD)」と呼ばれる病気であったとしています。

 この病気は、多動性、不注意、衝動性を主な症状とする発達障害で、注意力を維持しにく
く、時間感覚がずれており、情報をまとめることが苦手とされたいます。この障害を持つ子
供は飽きやすく、直に新奇な刺激を求める傾向にあるとされています。

 この原因として脳内物質のドーパミンの機能に関する遺伝子の変異に関連しているのでは
ないかとされている説があるようです。また反面でモーツァルトは少年時代にてんかん症を
患っていて、後に統合失調症を発症したんのではないかとこの本の著者は述べています。

 モーツァルトはドーパミンが少ない病気であったので、それを補うために心地よい音楽を
作曲し、脳内のドーパミンが増加するようにしたのではないかと推測されています。仮にこ
の仮説が正しいとすると、心の弱った人にモーツァルトの音楽を聴かせると回復するとか、
モーツァルトの音楽を聞かせた牛の乳はおいしいとか、果実が甘くなるとか一般的に言われ
ている事実が全て解決すると思います。

 個人的には、モーツァルトがどのような病気であり奇怪な行動をとった人間であっても、
モーツァルトの音楽は好きであることに変わりはありません。また浪費家で女好きな男であ
ったと影で言われていますが、全て事実であると思いますし、反対にとても人間ぽくて好き
です。

 人間なんて完璧な人間は存在しないと思いますし、仮にいたとしたら人間としての存在意
義がないと思います。常に不完全な中でいかに良くして行くかを悩みながら生きるのが人間
に与えられた試練だと思うのです。

 モーツァルトを完璧な天才人間に祀り上げるのではなく、泥臭い人間としての中からあの
ような美しく哀しい音楽を作り上げた偉大さを言い広めるべきだと思います。モーツァルト
は「注意欠陥多動性障害(ADHD)」であったことはモーツァルトファンとして、非常に
うれしい事実です。

 このような事実を知った後に再度モーツァルトを聴くとまた異なった真実を発見できそう
で、わくわくしてしまいます。皆さんはどのように感じられますか?


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3 コメント

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通りすがりのモーツァルト好きです (Bunchou)
2008-07-20 16:36:21
初めまして。
一介のモツ好きですm(__)m

僕はモーツァルトがどんな人間でもあまり気にしないのですが、

>ドーパミンが少ない病気であったので、それを補うために心地よい音楽を作曲し…

ここには初歩的な偏見があるような気がします。
モーツァルトの音楽が心地いいのは、あくまで現代人にとってであって、
当時の感覚では必ずしもそうではなかったのではないかと思います。


彼がどんな病気を患っていたかということは確かに興味深いのでしょうが、
徒に「モーツァルトは~~症だった!?」みたいに言いたがる
最近の風潮(?)にはちょっと辟易しています。
なんだかその手のネタが多すぎると思いませんか?
そして何より、それによって彼の才能を説明しようとする
傾向の強いことが一番気になるところです。
「モーツァルトがあんな音楽を書けたのは~~症だったから」
とでも言いたいかのように。
こういうとき、モーツァルト自身が払った犠牲や努力といった側面には
ほとんど触れられませんよね。
何故なのでしょうか?
「モーツァルトは頭に浮かんだ音楽を書き写しただけ」
というような話を垂れ流しているテレビとかも数年前にはありましたが…。
こういうのはガクッときてしまいます。
返信する
聴くのはモーツァルトだけ! (Unknown)
2008-07-21 22:43:15
>モーツァルトの音楽が心地いいのは、あくまで現代人にとってであって、
>当時の感覚では必ずしもそうではなかったのではないかと思います。

そうなんですか・・・・モーツァルトを理解できるのは現代人であって当時の人は今とは異なるとのこと。そうかも知れませんね。その意味では、現代に生きられることを喜ばなくてはいけませんね。

いろいろな意見が言えるだけ、現代は良いのではないかと思います。

自分の意見を持った生き方が、今の世の中ない中で商業主義にのらなければ、自由にモーツァルトを論じた方が、良いと思います。


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Unknown (kuro)
2013-11-01 19:01:16
障害の中でも色々ありますからね。
障害ゆえに出来たことではあっても、
+努力したということが抜けていては、
いけないと思います。
みなモーツァルトが好きだから、
このような理論が、
展開されていくのでしょうね。
僕も嬉しい限りです。
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