
ブラームス Piano Concertos 1 & 2
ヨッフム(オイゲン), ギレリス(エミール), Berlin Philharmonic Orchestra
ディスク:1
1. ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15 第1楽章:Maestoso
2. ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15 第2楽章:Adagio
3. ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15 第3楽章:Rondo.Allegro non troppo
ディスク:2
1. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83 第1楽章:Allegro non troppo
2. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83 第2楽章:Allegro appassionato
3. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83 第3楽章:Andante
4. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83 第4楽章:Allegretto grazioso
5. 幻想曲集 作品116 第1曲:ニ短調 カプリッチョ
6. 幻想曲集 作品116 第2曲:イ短調 間奏曲
7. 幻想曲集 作品116 第3曲:ト短調 カプリッチョ
8. 幻想曲集 作品116 第4曲:ホ長調 間奏曲
9. 幻想曲集 作品116 第5曲:ホ短調 間奏曲
10. 幻想曲集 作品116 第6曲:ホ長調 間奏曲
ここまで来ると素晴らしいとしかいえません
ただし昔聞いていた方が激しく熱狂的な演奏だったような記憶がありますが
それが1番だったのか2番だったのかも覚えてない位ですから
その演奏にであった時に判明したら報告致します
2枚組のギレリスのコンチェルト2曲は両方聴きやすいし音もいいです
本日2番聞いたのち流れて来たop116の6曲が久しぶりにブラームスらしく
とつとつと弾いてるギレリスが好印象だと思います
ギレリスやルービンシュタインのがっちりしたいぶし銀の演奏って若い頃は物足りなく感じていましたが世の中いろんなことを経験してくると無駄な力みや大袈裟な表現は無意味だということが感じられるようになりました。
ギレリスの2番1楽章は熱い演奏のようです
聞き流すのは勿体無いようなオーケストラとピアノが戦っているような
これはブラームスの作品がよすぎるんだと思います
3楽章はチェロから始まります
なんと素敵な愛の言葉なのでしょう
繰り返しオケが囁きます
ピアノがオープンボイスで2度ほど駆け上がると
雨だれのようなフレーズが2度ほど流れると
ブラームス特有の分厚い和音が
それにしても特徴的メロディは少ないですが
ブラームス特有の広い和音によって倍音が豊かに響きまくる
素敵な3楽章だと思います
4楽章は幸せな思い出とも言うのでしょうか?
第二テーマではワルツで踊っているようにも聞こえてくるし
原っぱを2人で仲良く踊りながら走っている感じがします
ただしそれは思い出しかない
それとも妖精とでも踊っているのか?
光り輝く星がいたり
あのブラームスがこれほど乙女チックに恋のイメージを広げるなんて
なんと素晴らしい曲なのでしょう
コンチェルト 第1番
まずガチッとしてしなやかで一人一人の能力が高そうなベルリンフィルハーモニー交響楽団
オイゲン・ヨッフムはブルックナーが得意でドイツ人であるということがWikipediaにて情報
ただし第1番第2番と聞くと指揮者は能力高い方が細かいところまで行き届いた
演奏をしてくれると思いました
数少ない指揮者の知識から
オイゲン・ヨッフムという人はカール・ベームに
似たような知性を示してくれてるように感じます。
1番と言いながら
現在流れているのは2番ですが
ギレリスは2番の方がのびのび演奏してるように聞こえます
なんだかんだ
ブラームスって素晴らしい!
こんな素敵な曲を本当にありがとうございます!
Kakishima