愛知県立美術館で「クリムト」展があるということで見てきました。こうした高名な画家の美術展によくある有名な絵(教科書に載っているような)からくる印象だけで、あまり前知識もなく見に行ったのですが、作品そのものの素晴らしさもさることながら、やはりその作家の生き様や時代背景が語ることの大きさを感じることに意味がある様な気がします。 展示されている作品としては、代表的な数点しかなかったため、作品を鑑賞するというより、展示会そのものがそうした流れに沿って構成されていたためかもしれません。
クリムトが、室内装飾家でもあったこと、体制の中でもがき近代芸術の先駆けであったこと、それが故に反体制的な活動をリードした作品へと変遷しいることなど、とても興味深く知ることができました。
現代美術でも語ったことがある、社会性を表現する作品、というものにいかに私たちが受け止めることができるだろうかという点を考える必要があると思います。私たちは、芸術という領域にどうしても政治的な社会性が入り込むのを嫌うところがあるのですが、新たなものを生み出すエネルギーのためには、社会性を持つ芸術が必要なのではないでしょうか。芸術の世界が硬直した組織になればなるほど、そうしたブレークスルーが望まれるのです。
以上
クリムトが、室内装飾家でもあったこと、体制の中でもがき近代芸術の先駆けであったこと、それが故に反体制的な活動をリードした作品へと変遷しいることなど、とても興味深く知ることができました。
現代美術でも語ったことがある、社会性を表現する作品、というものにいかに私たちが受け止めることができるだろうかという点を考える必要があると思います。私たちは、芸術という領域にどうしても政治的な社会性が入り込むのを嫌うところがあるのですが、新たなものを生み出すエネルギーのためには、社会性を持つ芸術が必要なのではないでしょうか。芸術の世界が硬直した組織になればなるほど、そうしたブレークスルーが望まれるのです。
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