春の到来とともに、野鳥にも恋の季節がやってきたようである。
昨年11月にこのカップルが公園の池にやってくるようになってから、カルガモのこんな行為を観るのは3回目になる。
「疑似行為」もあるようなので、今回もそうなのかもしれない・・・。
互いに首を屈伸させる動きは、その合図(求愛)らしい。
そのうちメスが首を伸ばした姿勢で動きを止める。
オスを受け入れるサインのように見える。
すると、オスはメスの背中に乘る。
メスの首をくわえるようにするが、体を安定させるためなのか。
オスの重さで、メスは水中に沈んでしまっている。
メスがちょっとかわいそうではないか。
何秒かすると、水中のメスがオスを振りほどこうとしたのか、波立つのが見えた。
オスが背中から離れると、メスは大きく羽ばたきをした。
一方のオスは、メスの周りを少し回るように泳ぐとメスから離れて少し距離をおく。
しばらくすると、二羽はいつも通り何もなかったかのように泳いでいる。
カルガモの繁殖期は4月~7月といわれている。
例年この池では、4月になると、産卵し卵を温める姿をみることができる。
今年も5月の連休が明けたころ、かわいいヒナが誕生するかもしれない。