岐阜市の観光スポット「岐阜大仏(正法寺)」は、日本三大仏の一つとされる。
そもそも日本三大仏とはどこなのか?、調べて見る。
「奈良の大仏」と「鎌倉の大仏」に加え、もう一つは、「岐阜大仏」のほか「高岡大仏」とする説もあるようである。
奈良、鎌倉、高岡、いずれの大仏様を見ているが、今回訪れた岐阜大仏は構造が異なるようである。
いただいたパンフレットを読んでみる。
「周囲1.8mの大イチョウを真柱として木材で骨格を組み、表層は竹材で編み、粘土を塗った・・・」。
粘土の上に「阿弥陀経など、一切経を重ね、その上に漆を塗り金箔を置いた」、そのようなことが書いてある。
それまで、粘土で造られた仏様だとは知らなかった。
下からお顔を見上げると、優しいまなざしでこちらを見てくれている。
それを収める「大仏殿」は三層の屋根から成る大きな建物である。
13mを超える大仏を収納する、大きな空間を作り出している。
岐阜大仏は、その構造から「籠大仏」とも言われる。
そう思って見ると、金属とは違った柔らかさ、やさしさを感じ、そのお姿や表情に癒された。