農家のUさんから大豆を5kgほどいただいた。
Uさんは米農家なので、大豆は自家用にわずかな量を栽培しているにすぎない。
そのため大豆専用の機械を備えているわけではなく、「選別はしてないよ」と言われていた。
脱穀したばかりの大豆に混じっている、虫食い、未熟、実割れなどの不良品を取り除く作業が必要になるが、それをしていないということである。
専門家なら機械を使うであろう選別を手作業でやる。
そこで、クッキーの入っていた空き箱を利用した。
左の箱に大豆を入れ、チェックしながら不良品を取り除き、良い粒だけを右の箱に移していく。
根気のいる仕事である。
少し箱を傾けると良い粒は自ら転がり落ちるので、コツをつかむと、はかどるようになった。
一粒、一粒の大きさは二の次で、どんどんパスさせる。
どうせ食べてしまうものに、味に変わりがないのなら、それほど大きさや色、形に拘ることは無いと思っている。
自分で大豆の「選別」をやってみて、改めて感じたことである。