今回は、月(姨捨の田毎の月)も仏(善光寺)も関係なしの、蕎麦のみの信濃への一泊旅行。
着いた日のお昼は、真っすぐ久しぶりの「倉の」(上田市・塩田平)さんへ。
このお店の蕎麦粉は、自家畑で栽培されたものと、北海道幌加内産のものが使われている。
今年採れた蕎麦が美味しい季節である。
冷たい蕎麦に天ぷらが載った「ちらしそば」。
この辺では、このようなスタイルを「ちらし」と言うようである。(ほかのお店でも見たことがある)
年内は、今年の秋に採れた「新そば」が、一年でも最も香りのたつおいしい時である。
そばつゆを好みの量かけて、揚げたての天ぷらとともにいただく。
平日は、かけや盛りに、野菜天や小鉢のついたランチ・メニューもある。
そばを食べ終わるころ「そば湯」が出てくるが、湯桶にはスプーンがついてくる。
各地で蕎麦はよく食べるが、このようにスプーンがついてくるところはめったにない。
「かき回してお飲みください」と言われる。
当然、かき回すと底に沈んだ蕎麦粉が混ざり、蕎麦湯は濃くなりおいしくなる。
ちょっと行儀は悪いが、スプーンが無いお店では、新しい割りばしを使って混ぜたりする。
(話は脱線するが、「焼酎の蕎麦湯割り」はなかなかうまい)
全国旅行支援のおかげで、ホテル代は40%オフ、さらに現地で使える地域クーポンが3千円分提供される。
(いずれも、使えるところには制限がある)
信州に「おらが蕎麦」を食べに行くのも今は負担が軽くてうれしい。