日本は何故か自分の死も自由に選ばせてくれません。
最後の最後に、点滴で体をパンパンにされながら、一日中天井を見て、時々気管に管をつっこまれながら、気管にちょっとでも食べ物が入っただけで苦しかった若い時代が懐かしい、今ではガッツリ管をつっこまれても何もできない、少しだけ動く手で抵抗しようとするも、か弱い看護師の手でブロックされ、ゲホゲホ言いながら痰をとられてしまう。体もうごかせない、腹がへってるのかどうかもわからない。
そんなことを考えながら苦しんでいる寝たきり老人が日本にはごまんといる。
長生きすることが正義、延命が正義、少々苦しくてもがまん。長生きするためには仕方ない。側から見てもそんなに痛そうでもないし、苦しそうでもない。それより脱水が心配、栄養不足が心配、家族が出来る限りのことはしてほしい、家族がのぞんでいます、患者は死んだらおわりだが、死んだ後の家族が何というか?
俺の苦しみより家族の満足?患者の満足なんか死んだらわからない、生きているときにはいう元気もない、どうやったら平穏に死ねるか?それはしっかりと自分で家族に伝えておくべき。具体的に伝えておくべき。延命治療は希望しない、それだけではダメだ!寝たきりブクブク、苦しい吸引痰は避けられない。ブクブクの原因の点滴もやめて、皮下で吸収できるていどか、なしかがベスト。点滴するなら訴えるぐらいがいいのかも。
自分の親のことも考えてまずは聞いてみないといけないと思う。