『生きのびるための事務』は、作家・建築家の坂口恭平氏が、自身の経験をもとに「事務」の重要性を説いた作品です。彼は、夢を実現するためには、抽象的なアイデアを具体的な計画や数字に落とし込む「事務」が不可欠であると主張しています。この考え方は、道草晴子氏によって漫画化され、多くの読者に影響を与えています。
自分としては一日の過ごし方から、何をやるべきかを数値化することが斬新でした。
大学を卒業して、自分の24時間の使い方から10年後の理想の24時間の使い方を書き出しで、そのギャップをどうしたら埋められるか?お金的なことも、時間的なことも、どうしたら10年後の理想の自分に向かうことができるかを事務的にこなすというはなし。
受験勉強を始める前に赤本の問題を見て、その問題を解くにはどうしたらよいか?単語を何個覚えて、長文読解を何問して、決めたらとにかく粛々とそれをこなしていく、継続することが大切だと。
面白い本でした。