中村 幸春 夢丸釣行記

遊漁船 夢丸での釣行記をお届けしております。
スズキ、太刀魚、メバル、スルメカ、甲烏賊、アオリイカ、キス 案内

Sampling 春告魚無事終了

2017年04月08日 | ブログ
4月7日 春告魚のSampling!!
今夜は激濃霧が発生する感じだ
これなら完全なべた凪になる
そこで奥谷君に連絡する

「今夜出船するぞ!」「行けるなら電話してね」
1時間後「行けます」 「Understanding!」ホンじゃ!

てな事で今夜も出船した。
今夜はもの凄い春告魚臭が漂う

奥谷君がこんな事を言う
「船長!霧が出たときはよく釣れますか?」
「ブチ喰い付くヨ」
「しかも今夜は月夜!!」
そー月夜の晩、濃霧で暗くなればもの凄く釣れる
闇夜と変わらない

しかも空気が重く風が全く無い
こんな夜は例えheroheroでも出漁しなければイケン
逆に時化たときや、月夜の晩はおとなしく寝なければイケン!
そー釣りは、魚や天候に合わせないとダメだ
逆らってはダメ

ホンで1Paradise開始
1投目から22cmSIZEが連発
奥谷君も「スゲーです」ニヤニヤしまくり

釣り上げた春告魚は全Sampling提出
この春告魚は全部分析される
しかも1匹1匹全部奥谷君が一人で分析するのだ

DNAには私も凄く興味がある
それはfuzzyな見解では無く、100%の答えが出るから

私が30数年前に言っていた、メバルの違いがハッキリ出るのだ

当時は生息環境で模様が違うとされていたのが定説
それを釣り雑誌で3種類は別種と一人唱えていた

間違いかもしれないが、私は産卵期、食性 釣れる仕掛けの違い、引きの強弱で別種と唱えた
それが30年経てDNA鑑定に持ち込まれる

実に興味深い
さらに、胃の内容物などを調べると、漁業から見ても増殖から見ても有意義な回答が出せる

新里見を使えばこれもたくさん釣れるが、ここ1ヶ月はECOGEARのWormで検証を続けている
水面 直下の豆春告魚も貴重なSamplingになる。

何でもDNA検査では大きさでは無く数が必要とか
国立大学の研究機関で夢丸で釣り上げた春告魚が研究できるならホンマ苦にならない
しかも全部奥谷君が調べてくれる
私は案内と釣り上げればエエだけ

この日雨後で濁りが出ている
そこで白系のWormを装着する

これでもたくさん釣れるが、今夜は豆春告魚もたくさん必要
久々にアジコムシの白を0.6gのSIRASUHEAD FINEに装着
これでボコボコに掛けた

奥谷君も今夜も全開で掛けまくる
23時納竿
私は6000gほど出荷
奥谷君もブチ釣り上げていた
「1,2匹は食べなよ」「そーですね」「たまには食べたいです」

いつもSamplingで大好きな春告魚は研究材料となる
「たまには1,2匹はお母さんに食べさせてあげなよ」するとニヤニヤしていた

釣りで恩返しができるならこれも私の役目と思う
なぜなら他の人ではできないから
奥谷君と出会ったのも何かの縁
思い浮かべたら25年ほど前に海野先生と釣りで出会い、瀬野川を楽しむ会の活動支援を継続してもらい
そして玉ちゃんや奥谷君と出会った
全て釣りと夢丸、そして瀬野川活動が結ばれる

どこか一つでも途切れたら、瀬野川の保護活動や総合学習のサポートも出来なかったし
今夜の調査はできなかった
やはり継続は力になり!そして出会いが結果を出すと痛感する

私はホンマ諦めることができない性分
失敗は諦めた時!諦めなければ失敗ではないな

PS、今期初のMonsterHipが登場!!NiceSIZEです。
今年のスルメとシリヤケがたくさん釣れればエエが

計量していたら20匹で3.3kg 1匹160gSIZEのメバル
総重量6.2kgとかなりDEBUな春告魚でした。



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