Counting Blessings

シンガーソングライター Yumiko Beckの
活動やあれこれ。

旅日記その7(カルメル山)

2016年03月24日 | イスラエルツアー2016
カイザリヤを後にしてバスは北上し、カルメル山に向かう。

まるで何十年かぶりに学生に戻って、白地図をやってる気分だ。

前回の投稿で、五感で感じる事を優先し、必死にノートをとる事を諦めたので、後から見ても意味不明の写真ばかり、と書いた。
しかし、それは間違いだった。
なんと頑張ってとった僅かなノートでさえも、後から見たら意味不明であった。

そんなわけで、ここでも色々深い解説があったが、もう再現出来ない。

さて、この山へ来たわけは「預言者エリヤ」である。彼は偶像神に仕える数百人の預言者にたった一人で対決した。

BC900年頃、イスラエル王国は既に南北に分裂し、それぞれに王朝が立っていた。
南の王朝は、この系図から将来メシアが生まれるとイスラエルの神が約束された、正統な王朝だが、北の方は謀反に次ぐ謀反で幾つも王朝が入れ替わっていた。
そして北は、神があれほど嫌った偶像崇拝に陥り堕落していた。
それを憂えて神から命を受け、立ち上がったのがエリヤである。

エリヤは、このカルメル山に偶像神の預言者を集めた。民衆もやって来た。
エリヤは民衆に語りかけた。

いつまで偶像神に心を迷わせるのか。
ここに祭壇を築き、その上にいけにえの雄牛を置き、預言者たちはそれぞれ自分の神に火が降るようにと願う。自分で火を点けてはならない。火を持って答えた方が本物の神だ。

民衆は同意した。

・・・結果は、
偶像神の預言者がいくら自分の崇拝する神に祈っても火は降らなかった。

次はイスラエルの神の番である。エリヤは祭壇をわざわざ水でビショビショに濡らした。にも拘らず、彼が神に願うと、たちまち天から火が下り、いけにえ、祭壇、水が流れ落ちた溝まで火が舐め尽くした。

民衆は、皆ひれ伏し、
「主こそ神です。主こそ神です。」
と、告白した。

そして、偶像神の預言者を捕らえ、全員殺した、と言う話が聖書に書いてある。

その様子が描かれたレリーフ。
偶像神の預言者が必死に祈っている。火は降らない。


エリヤが祈るとたちまち火が降る。


偶像神の預言者たちを殺す。


カルメル山からの風景。


当時のイスラエル12部族の割当地などの説明もあったが、そもそも上の写真の方角が今となっては私にはさっぱり分からない。
・・・ので、何部族の割当地だかも分からない。。。

ここまでが2日目の午前中。
フライトの疲れも残ってるし、時差ボケもあるしで、多分一番注意力散漫になった時だったと思う。

そろそろお腹も空いてきた。
お昼ご飯はナザレで食べるそうだ。
楽しみ。
頭はボーでも、腹は減る。

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