城の記 2.0

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投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

荒城(伊那市西春近)

2011年12月25日 | 長野県伊那市の城址
別名:新城、あら城
築城:南北朝時代
築城者:小井弖氏
現状:耕作地、山林
遺構:帯郭、空堀跡
状態:不良
表示等:なし
文化財指定:なし
駐車場:なし

西春近北小学校の東側の道は南に向かうと直ぐに弧を描きながら戸沢川に下って行きます。
その下る直前の東側の耕作地部分が城址となります。
送電線の鉄塔から東側に土塁に囲まれた本郭があり、囲むように空堀を挟んで外郭、更にその外側に空堀が築かれていたようです。
(村岡南遺跡緊急発掘調査報告-1975年-参照)

北東より望む。鉄塔手前の枯れ残った作物が残っている部分が本郭跡です。

耕作地東側の山林下に帯郭と内堀が突き抜けたと思われる空堀跡が見られます。

右側の沢に外堀がつながっていたと思われます。