祠峠(折草峠の東、駒ヶ根市、中川村、大鹿村の境界線が接する付近)の登山口
から北側に伸びる尾根上を1737.8mの山頂まで、ゆっくり往復で2時間ほどの
山行です。
林道合流点の広場の西側に登山道入口がありました。
右側に向かう広くはっきりとした道ではなく正面の笹の中へ。
このはっきりとした道(一旦は重機が入った林道)も直ぐに笹に覆われて、登山道と
合流したり離れたりしながら尾根の東側を山頂方向へ伸びていきます、しかし山頂
手前300mほどの地点で突然終わってしまいます。
その先を境界線?の赤い杭にそって笹の刈られた山腹を南側に巻くようして辿ると
北側から伸びて来た林道(帰路に歩いた林道)の終点に出ます。
さて、登山道入口から笹の中を進むと直ぐに祠峠、大松尾山頂の道標が現れます。
登山道は歩く人が少ない為でしょうか、笹に覆われていて消え入りそうになりながら
山頂まで続いていました。
歩き始めて20分ほどで、西側が開け丸太の置かれた展望台に着きます。
冠雪した中央アルプスの山並みはとても綺麗です。
展望台を過ぎ、大鹿索道の遺構の切通しを越えます。
更に15分ほど歩いて山頂に到着しました。
西側が一部伐採されていて中央アルプスが望めますが、眺望は先ほどの展望台の方が
良いです。
東側は樹間にわずかに山並みが望める程度でした。
帰路は尾根から東側に下って南に向かう林道を、南アルプスの眺望を探しながら
戻ります。
日陰は一部雪道、ただ雪上に残るのは森の住人の足あとのみでした。
黒川牧場はもう雪に覆われているようです、塩見岳が顔をのぞかせています。
眺望を探しての林道歩きでしたが、結局、南アルプスの眺めは祠峠の付近が一番
良いようです。
とても静かでのんびりとした山歩きが出来ました。
ただ、残念なことに、一旦は手入れがされた登山道ですが歩く人が少ない為に
埋もれてしまいそうです。
原因の一端は祠峠までのアクセスにある?