ハンドル周りの第一次改造
給排気系の第二次改造が一段落ついたので
高速化の為の第三次改造に取り掛かる事にします。
まずビックキャブを付けた時に問題になるハイスロ化です。
22径から28径のキャブに交換した場合6mm程余計に
アクセルで巻上げなければならないからです。
原理については以前紹介したこちらの
HPで。
実際私のクインキーちゃんもアクセル全開にした場合
開きすぎて手首に負担がかかるので握り直さなければならなかった。
実際に計算してみるとノーマルのアクセル径30㎜と言うことは
外周が 30㎜×3.14=94.2㎜
28㎜巻き上げるには 94.2㎜÷28㎜=3.36
360度÷3.36=107.1度
つまり約110度程、アクセルを開かないと全開にはならない訳です。
そこでHPを参考にハイスロ化をおこないました。
簡単にハイスロ化するならばキットを購入すればいいのだが
私のクインキーちゃんはグリップヒーター仕様になっているので
そっくりそのまま交換という訳にはいかず
またあまりお金をかけないという基本があるのでHPを参考に
DIYに水道管用のビニールパイプの内径32mm外径40mmエンドキャップを購入し
7mm程の輪切りにしてこのように加工した。
ポイントはやはりタイコの取り付け位置のワイヤーが自然に巻き上げられるように
斜めにカットしている点です。
加工の結果、アクセル径40㎜と言うことは
外周が 40㎜×3.14=125.6㎜
28㎜巻き上げるには 125.6㎜÷28㎜=4.48
360度÷4.48=80.3度
実際はパイプとアクセルの間を少し絞り込んでつけているので
外径が計算上より小さくなっています。
これで110度くらい開いていたのが85度くらいで全開になるようになり
パイプの加工は意外と簡単で費用もほとんどかからず
たいへん満足な作業でした。