バイクに乗る事よりもバイクは見せびらかす為の物と考える者
修理中をいい事に走らない事を自分をせいではないと納得させている者
今は乗ってないのに「昔の俺は…」って能書き垂れる者
乗れない事に、いや乗らない事にもっともな理由をつけてどうするのだ。
街乗りスクーターでもちゃんと修理して乗っている方がまだましだ。
好きな物に接しながらいつもモヤモヤした何かが漂っていた。
バイクに乗り続けるという事が、こんなに難しいと思った事はない。
ラーメン屋のオヤジは新聞で天気予報を確認すると
仕事をほっぱらかして(もっとも暇なお店なのだろうが)空を見上げてニヤッとし
ちょっと通な愛車と共に風になりに行ってしまいやがった。
俺と何処が違うのだろう?
俺もそんなに忙しくはないはずだ。
しかも満足して仕事をしている訳でもない…。
なぜだ?
そう考えた時、
理由をつけて行動しているのは自分自身じゃないか!って思えた。
プツンっと何かが弾けた。
もっとしたい事をすればいい。乗りたいなら乗ればいい。
知らず知らず立派な大人を演じる私がそこにいた。
世の中を渡るのが少し不器用だが、もう少し自由になりたい。
午後から仕事は臨時休業
あのオヤジを追いかける事にする。
修理中をいい事に走らない事を自分をせいではないと納得させている者
今は乗ってないのに「昔の俺は…」って能書き垂れる者
乗れない事に、いや乗らない事にもっともな理由をつけてどうするのだ。
街乗りスクーターでもちゃんと修理して乗っている方がまだましだ。
好きな物に接しながらいつもモヤモヤした何かが漂っていた。
バイクに乗り続けるという事が、こんなに難しいと思った事はない。
ラーメン屋のオヤジは新聞で天気予報を確認すると
仕事をほっぱらかして(もっとも暇なお店なのだろうが)空を見上げてニヤッとし
ちょっと通な愛車と共に風になりに行ってしまいやがった。
俺と何処が違うのだろう?
俺もそんなに忙しくはないはずだ。
しかも満足して仕事をしている訳でもない…。
なぜだ?
そう考えた時、
理由をつけて行動しているのは自分自身じゃないか!って思えた。
プツンっと何かが弾けた。
もっとしたい事をすればいい。乗りたいなら乗ればいい。
知らず知らず立派な大人を演じる私がそこにいた。
世の中を渡るのが少し不器用だが、もう少し自由になりたい。
午後から仕事は臨時休業
あのオヤジを追いかける事にする。
久しぶりにクインキーのエンジンに火を入れるが
なかなかエンジンがかからない。
今日がたぶん最後の日になるであろうから
少し早めに用意を始めて良かった。
いつもより長めのアイドリングで出発する。
本当に久しぶりなのでポジションもしっくり来なかった。
月曜日なのに目的の場所には20人くらいはいただろうか。
さすがに学生はいないのだが
年の頃は私と同年代の方ばかりのようだ。
実は私は昔、鉄チャンでした。
「友達がSLの写真を撮りに行こう」と誘ってくれたのが始まりで
筑豊地方や九州南部のSL、四国の旧型ディーゼル、宇部の旧型国電などを追っかけ
そのもっとも憧れがブルートレインだった。
当時は超花形で、東京方面の あさかぜ・さくら・はやぶさ・富士・みずほ
大阪方面の 彗星・あかつき・なは など多くのブルートレインが走っていましたが
私は撮影ばかりで長距離旅行など行く事も無く
いつかはブルートレインに乗ってやるっと思っていましたが
いつしか旅の足はバイクになっており
鉄チャン自体も知らず知らずのうちに卒業しておりました。
時は流れダイヤ改正の度にブルートレインの数は減ってゆき
ついに九州入りするブルートレインは熊本行きの“はやぶさ”
大分行きの“富士”だけになってしまいましたが
実はこの二つは門司で切り離されて別々に運転されるので
実際は東京~門司間は同じ列車なのです。
そしてついに3月14日、九州入りするブルートレインが廃止される。
結局一度もブルートレインに乗る事はなかったが
最後にもう一度見送りたかったので足を運んだのだった。
撮影場所はこの辺りでは一番有名なポイントの東郷~東福間のカーブだ。
平日にもかかわらずカメラを手にはやぶさを待っている人がいる。
みんな思いはいっしょなのだろう。
バイクといっしょに収められる場所をキープして
15分遅れでやってきたはやぶさをカメラと心に写した。
全盛期の半分になった短い青い列車はあっと言う間に走り去っていった。
なかなかエンジンがかからない。
今日がたぶん最後の日になるであろうから
少し早めに用意を始めて良かった。
いつもより長めのアイドリングで出発する。
本当に久しぶりなのでポジションもしっくり来なかった。
月曜日なのに目的の場所には20人くらいはいただろうか。
さすがに学生はいないのだが
年の頃は私と同年代の方ばかりのようだ。
実は私は昔、鉄チャンでした。
「友達がSLの写真を撮りに行こう」と誘ってくれたのが始まりで
筑豊地方や九州南部のSL、四国の旧型ディーゼル、宇部の旧型国電などを追っかけ
そのもっとも憧れがブルートレインだった。
当時は超花形で、東京方面の あさかぜ・さくら・はやぶさ・富士・みずほ
大阪方面の 彗星・あかつき・なは など多くのブルートレインが走っていましたが
私は撮影ばかりで長距離旅行など行く事も無く
いつかはブルートレインに乗ってやるっと思っていましたが
いつしか旅の足はバイクになっており
鉄チャン自体も知らず知らずのうちに卒業しておりました。
時は流れダイヤ改正の度にブルートレインの数は減ってゆき
ついに九州入りするブルートレインは熊本行きの“はやぶさ”
大分行きの“富士”だけになってしまいましたが
実はこの二つは門司で切り離されて別々に運転されるので
実際は東京~門司間は同じ列車なのです。
そしてついに3月14日、九州入りするブルートレインが廃止される。
結局一度もブルートレインに乗る事はなかったが
最後にもう一度見送りたかったので足を運んだのだった。
撮影場所はこの辺りでは一番有名なポイントの東郷~東福間のカーブだ。
平日にもかかわらずカメラを手にはやぶさを待っている人がいる。
みんな思いはいっしょなのだろう。
バイクといっしょに収められる場所をキープして
15分遅れでやってきたはやぶさをカメラと心に写した。
全盛期の半分になった短い青い列車はあっと言う間に走り去っていった。
みんな思いは一緒なのだろう。
平日ににもかかわらず20人以上はいるだろう。
それも私と同年代と思わしき人ばかりだ。
それは私の子供の頃の憧れでした。
そしてそれは憧れで終わってしまいました。
だから最後を確認しておきたかったのでここにやってきたのです。
それは少し短くなったけど、昔見た時と同じでした。
長い間ごくろうさまでした。