たった170円で海の上からあの世界遺産が目の前で見ることが出来る。
海の上にせり出した朱色の社は
後ろの緑に映えて遠くからでも確認できるが
近くでみると思った以上に鮮やかな色をしていた。
いつも宮島口であなごめしを食べて
フェリー乗り場から朱色の鳥居を眺めるのがお決まりになっていたが
いろいろ国内の世界遺産をツーリングしてきて
ここには行ってない事にふと気がついた。
いつも何気に見ていたので行った気になっていたのだろう。
今回もうちょっと調べてみようとこのフェリーに乗っているのだ。
日本国内なのにフェリーの中はほとんどが外国人。
いっせいにフラッシュが焚かれると本当にここが日本かと思えてくる。
考えてみれば広島には2つの世界遺産があるし
ひとつはあの原爆ドームである。
世界で唯一の被爆地の確認をするのが
米国人にとっては必要な事なのかもしれないし
現実的にはここには多くの米軍基地もある。
だから外国人が多くても不思議ではないのかもしれない。
10分足らずで宮島に到着。
乗船時、切符のチェックもなかったので
けっこういい加減なものだなと思っていたら
出口に改札口があり切符を回収されてしまった。
出口を出るとそこにお迎えしてくれたのが鹿だった。
鹿はご神体の一部と考えられている為に大事にされているせいか
あまりにも人なれしすぎている。
鹿といえば屋久島で出会った鹿は人との接触を嫌っていたが
ここではその全くの逆である。
鹿も心得ているもので記念集合写真を撮ろうと準備していると
何処からともなく集まってくる。
しかも出来た事に終了するまでずっとカメラの方を向いている。
不思議に思って見ていると無事撮影が終了すると出演料をもらっている。
じっとしている事で出演料がもらえる事を知っているのだ。
うーむ、慣らされるって怖い事だ。
フェリー乗り場から社の間に浅草でいう仲見世があり
両側におみやげ屋さんが並び
もみじ饅頭や焼き牡蠣、あなごめしや特大のしゃもじが並んでいた。
ちょっと寄ったら思わず長居しそうなので今回は遠慮する。
一番鳥居に近い所で撮影しようとしらた
バッテリーを交換してくださいとの注意メッセージがでる。
昨夜充電をしておいてが、もうバッテリー自体がダメのようである。
結局カメラに残す事は出来ず、その分しっかり目に焼き付けてきた。
朱色の社の拝観料は300円なり。
こういう場所は団体さんについてまわって
こっそり横からガイドさんの案内を拝聴するのだが
ここはそんな解説を不要とするくらい趣のある世界で
かえって説明が本来の姿を見えなくするように思えたので
ひとり先を急ぐ事にする。
海に突き出したせりは水深1mくらいあり
思った以上に水は綺麗で小魚が杭の周りに集まってくる。
等間隔で敷き詰められた板は程よい軋みと丸みを持っていて
数年毎に取り替えられるのではあろうけれども
全体の雰囲気に溶け込みはるか昔の平家の時代を連想させる。
この舞台で平家繁栄を願い舞ったのか。
先端のせりから海に真っ直ぐあの朱色の大鳥居が存在する。
もちろん一番の撮影スポットで絶え間なくシャッター音が鳴り響く。
そんな時でも私はやっぱりどうしようもないバイク乗り。
バイクで旅するのが基本スタイルではあるが
このせりから見た風景といっしょに愛車を写しこむ事は不可能だ。
だから今回ちっちゃなミニチュアバイクを用意して記念撮影をする。
しかもデジカメが使えないので携帯での撮影となりました。
そこまでしてバイク乗りにこだわりたい私なのです…。
しばらくそのせりから海を眺めてそこを後にする。
帰りのフェリーは修学旅行の学生でいっぱいになった。
仲間といっしょで楽しいばかりの宮島だろう。
彼らにとって世界遺産の背景などはどうでもいいことなんだろうけれども
「大人になったらもう一度たずねておいで、きっとちがう何かが見えるはずだよ」
そんな思いにさせる2時間の旅でした。
海の上にせり出した朱色の社は
後ろの緑に映えて遠くからでも確認できるが
近くでみると思った以上に鮮やかな色をしていた。
いつも宮島口であなごめしを食べて
フェリー乗り場から朱色の鳥居を眺めるのがお決まりになっていたが
いろいろ国内の世界遺産をツーリングしてきて
ここには行ってない事にふと気がついた。
いつも何気に見ていたので行った気になっていたのだろう。
今回もうちょっと調べてみようとこのフェリーに乗っているのだ。
日本国内なのにフェリーの中はほとんどが外国人。
いっせいにフラッシュが焚かれると本当にここが日本かと思えてくる。
考えてみれば広島には2つの世界遺産があるし
ひとつはあの原爆ドームである。
世界で唯一の被爆地の確認をするのが
米国人にとっては必要な事なのかもしれないし
現実的にはここには多くの米軍基地もある。
だから外国人が多くても不思議ではないのかもしれない。
10分足らずで宮島に到着。
乗船時、切符のチェックもなかったので
けっこういい加減なものだなと思っていたら
出口に改札口があり切符を回収されてしまった。
出口を出るとそこにお迎えしてくれたのが鹿だった。
鹿はご神体の一部と考えられている為に大事にされているせいか
あまりにも人なれしすぎている。
鹿といえば屋久島で出会った鹿は人との接触を嫌っていたが
ここではその全くの逆である。
鹿も心得ているもので記念集合写真を撮ろうと準備していると
何処からともなく集まってくる。
しかも出来た事に終了するまでずっとカメラの方を向いている。
不思議に思って見ていると無事撮影が終了すると出演料をもらっている。
じっとしている事で出演料がもらえる事を知っているのだ。
うーむ、慣らされるって怖い事だ。
フェリー乗り場から社の間に浅草でいう仲見世があり
両側におみやげ屋さんが並び
もみじ饅頭や焼き牡蠣、あなごめしや特大のしゃもじが並んでいた。
ちょっと寄ったら思わず長居しそうなので今回は遠慮する。
一番鳥居に近い所で撮影しようとしらた
バッテリーを交換してくださいとの注意メッセージがでる。
昨夜充電をしておいてが、もうバッテリー自体がダメのようである。
結局カメラに残す事は出来ず、その分しっかり目に焼き付けてきた。
朱色の社の拝観料は300円なり。
こういう場所は団体さんについてまわって
こっそり横からガイドさんの案内を拝聴するのだが
ここはそんな解説を不要とするくらい趣のある世界で
かえって説明が本来の姿を見えなくするように思えたので
ひとり先を急ぐ事にする。
海に突き出したせりは水深1mくらいあり
思った以上に水は綺麗で小魚が杭の周りに集まってくる。
等間隔で敷き詰められた板は程よい軋みと丸みを持っていて
数年毎に取り替えられるのではあろうけれども
全体の雰囲気に溶け込みはるか昔の平家の時代を連想させる。
この舞台で平家繁栄を願い舞ったのか。
先端のせりから海に真っ直ぐあの朱色の大鳥居が存在する。
もちろん一番の撮影スポットで絶え間なくシャッター音が鳴り響く。
そんな時でも私はやっぱりどうしようもないバイク乗り。
バイクで旅するのが基本スタイルではあるが
このせりから見た風景といっしょに愛車を写しこむ事は不可能だ。
だから今回ちっちゃなミニチュアバイクを用意して記念撮影をする。
しかもデジカメが使えないので携帯での撮影となりました。
そこまでしてバイク乗りにこだわりたい私なのです…。
しばらくそのせりから海を眺めてそこを後にする。
帰りのフェリーは修学旅行の学生でいっぱいになった。
仲間といっしょで楽しいばかりの宮島だろう。
彼らにとって世界遺産の背景などはどうでもいいことなんだろうけれども
「大人になったらもう一度たずねておいで、きっとちがう何かが見えるはずだよ」
そんな思いにさせる2時間の旅でした。