あの町工場程、すばらしい技術は持ち合わせてはいないが
不思議なくらい「なんとかなるさ」と妙な自信がどっかにある。
これもクインキーだからこそ出来る事なのか?
さて、取り付け不可と言われたDF125用オイルクーラーガードだが
せっかく手に入れたのでなんとか使用できないものか
頭をひねって考えてみることにする。
クインキーちゃんは祖先にSUZUKI単気筒125ccを持つが
流れ流れて今に至っているので
いろいろな所でそっくりであって同じでいい所が微妙に違っている。
それは日本人に蒙古班がある様に
使っても無いのにひょこっと昔の名残の穴があるのである。
ちょうどホーンの裏側に使ってないビス穴があるのだ。
多分DFはこのビス穴を使用していたに違いない。
この穴にDF用ブラケットを取り付けてみると
もう少し短かければエンジンマウントのボルトを利用できたが無理のようなので
ブラケットに穴を空け裏からボルトを固定した。
オイルクーラー本体のネジの取り付けピッチは
ブラケットと同じだったので多少取り付け角度を調整して取り付けし
反対側(横付けの場合の上側)の部分はブラケットに巻き付ける様に固定した。
これで本体の方はOK。
エンジン側の方はオイルフィルターをはずし
中のオイルラインをゴムで塞ぎ
専用のカバーを取り付け、そこから新たにオイルラインを引き出す。
ここで問題が発生!
オイルフィルターカバーは3本のボルトによって締め込まれているのですが
カバーがうまく締まらないので調べてみると穴の間隔が違うのです!
えっ、こんな所でチャイナクオリティー?
これは決定的なミスか?っと思ってオリジナルのものと合わせてみると
まったく同じで問題が無い。
実は穴の位置は3つが等間隔であるものと思っていたら違っていたのです。
オリジナルの物はQinkqiと入っているので上下を間違えないのですが
交換するカバーはぱっと見た目上下の区別がつかないのです。
正しい位置にカバーを付けるとなんなく収まりました。
一安心です。
オイルの送り出しラインはもともとあるライン口のボルトを交換して
そこから送り出してやるシステムです。
ステンメッシュのホースの取り回しに多少苦労したが
何とか無事に装着が完了しました。
確認の為にエンジンをかけてみると
オイルがボタボタ落ちてくる。
どうやらクーラーコアのオイルラインのボルトが緩かったようである。
かなり締めたつもりだったがまだ甘かったのでしょう。
再度締め込むとオイルの漏れはなくなりました。
夏真っ盛りを迎えてちょっとダレ気味だったエンジンですが
これでかなり改善されると思います。