この頃、車ネタが多いのだが、テレワークが多くて部屋の外に出ることが少ない。
これが、人生を面白くなくす要因ですが、ご時世柄もありますし雪に囲まれているというのもあります。
今日は、歩いて買い物に行きましょうかね。
雪道を歩くのも、意外に楽しいものです。。。地面が”ぐちゃぐちゃ”になっていることを除けば。
さて、地方に来てから数十年。
ずっと思っている一つに「車でウィンカーを出せない人が多い」という事です。
まあ、原因はいろいろあります。
ネットを見ていると
- ウィンカーを出す意味が分からない
- 周りに誰もいないからと思っている
- 出さなくても、みんなが自分のことをわかっているはずだ(べきだ)と思っている
というネタが、ちょくちょく見受けられます。
まあ、言葉に出せばそういうことになるのでしょう。
でもね、ひねくれた私。多分根本原因は別にあると思うのですよ。
なぜなぜ分析ですね。
言葉に出すと上記のようになります。多分「かっこよく」言ったというところでしょう。
かっこよくはないんですけど、「俺はわかっているぜぇ~」と言ったほうが自己満足感が大きいってところかと思われます。
では、私が思う原因とは・・・
「人間は、同時に複数のこと(マルチタスクが)できない。がっ同時にやると脳に褒められる」
って事です。
出典は「スマホ脳(新潮社)」からです。
私ずいぶん前に読みまして「なるほどね~」と思うところが多かったのですが、このウィンカーの話、4章にある「脳は働きが悪い時に自分をほめる」という部分からの発想です。
前のブログでも書いたのですが、車の運転は考えれば考えるほど難しい。
うまい人ほど”段取り”を事前に行います。当然、プロ(レーシングドライバーですよ。タクシードライバーではなく)は、事前事前に段取りを行うそうです。
左に車線変更する場合(これが一番難しいらしい)の私の動き
- バックミラー
- サイドミラー
- ウィンカー
- バックミラー
- 前
- 左へ少し寄る(地方は、この時点で左後ろの車が車間を詰めてくるので、そうしたらやめる。危険ドライバーだからね)
- バックミラー
- 左へ動く
- ウィンカーを止める
という段取りをします。
バックミラーを何度も見るのは、他車からの突進が多いからです。前を確認するのは、前走者の速度>自分の速度が維持できているか確認します。
この段取りを、時間をとって順番にやっていきます。作業が被るときも若干ありますが、順番にやることを心がけます。
なぜならば、忘れを防止するためですね。
正確に安全に行うためには、一つ一つを確実にやることが重要になります。
そりゃそうですよ。常に時速100キロ以上で走るサーキットで、自走で無事帰るためには「確実な確認と操作」が絶対だからです。
だってね~。保険使えないし、人のせいにするなんて言語道断な世界です。
(逆に言うと、一般道で保険を無くして、人のせいにできなくすると事故は減るという事でしょうね)
これを知っていると、時間をかけて正確に操作するのが癖になります。
ところが「スマホ脳」を読んでから考えると、上記のような順番に行う動作は「脳が嫌がる」動作らしいのです。
操作を忘れながら”わちゃわちゃ”やっている時に脳はドーパミン(簡単に言うと「ほめ物質」)を出すらしい。
そりゃ、ドーパミンをくれるなら、どんどん操作を同時にするよう心掛け、どんどん操作を忘れる。
だって、褒められちゃうわけだからね。
なぜ、わちゃわちゃ時にドーパミンを出すかは、本を読んでみてください。
なるほどね~という所がたくさんあります。
という事で結論(あくまでも持論)。
なぜ?と当人にインタビューしても、出てくる答えは「かっこつけた」内容であり、本当の理由ではないと思っています。
「なぜウィンカーが出せないか?」
は、脳が
「ギリギリやらないと、操作が”わちゃわちゃ”にならないよ。ドーパミンあげないよ」
と、脳から脅迫されるからなんでしょう。
では、なぜウィンカーが出せる人がいるのか?
まあ、出さないときの怖さを前頭葉が理解しているから、本能を抑えるんでしょうね。
怖さ=事故だけではなく、帰れないとか、修理代とかも含むんですけどね。。。
本能に弱い人、何にも考えていない人は、この「ドーパミンによる脅迫」に常に負けているのかと感じます。
では、どうすれば?・・・わかりません。