以前、近所の薬局でひと悶着がありました。
北陸や名古屋近辺で活動している薬局さんです。
私のところに次々とやってくる店員さんに「処方箋は、今後、FAXでお願いします」と言われました。
ちょっと困りますね。
私はFAXを持っていませんし、病院もオプションなサービスとなるのでやってくれるとは思えません。
私:
「FAXは電話のIP化すると、無くなっていきますよ。病院にもコストを要求することになります。
病院と話はできているのですか?FAXって言ってるの日本だけですよ(ちょっと大げさですが)。メールか何かにしてほしいですね。」
店員:
「処方箋は、コスト削減と見える化でやっているのです」
と、訳が分からないやり取りがありました。
個人的には、むかーし、電話を完全IP化にした時にFAXをSIP(※1)にどのように乗せるかをやっていました。
面倒なんですよね。
そもそもデータにするのですから、再度、音声に戻してデジタル化して送るくらいなら、画像をメールで送ればいいじゃんとなるわけですよ。
そうするとFAXの意義とは?と言うことになります。
まあ、T38だったかRFC 6913(※2)という規定があったりしますので、ダメと言うわけでは無いのですが。
ただ、むげに批判は良くない!
病院と話が通っているなら良いのです!と思い、いつも行っている町医者さんに聞きました。
「この処方箋、FAXしてもらえます?」
「いやー、大きな病院ならサービスするのでしょうが、我々のようなと小さいところはFAXの準備がないのです。そういうサービスはできないんですよ。。。」
だそうで、やっぱり話が通ってねーじゃん。
と言うことで、処方箋のネット予約ってやっているのかな?と調べてみました。
結果として、有名どころのドラッグストアは、ほとんどネット予約でした。。。なぜ、今まで知らなかったんだぁー。
HTTPSは必須だし、暗号通信ならセキュリティも大丈夫でしょう。
ほんとIT化、DX(※3)様様ですね。
と言うことで、処方箋の薬局を変えました。
購入時に、電子マネーも使えるし、ポイントもつくし・・・何で、こっちにしていなかったんだろう。
(専門用語なので、解説を追記 6/29)
※1 SIP(Session Initiation Protocol) 簡単に言うと、2つ端末間で「もしもーし」「はーい」をやる手順。業界ではプロトコルと言う。これを利用して電話を実現します。音声はRTPという方式で・・・まあ、そこまでは分からなくて良いです。IP電話の裏ではこのやり取りが行われています。
※2 RFC 6913(※2) 技術仕様について、決めて、公開してくれているところ。公開しているので、意見を出すと盛り込んでくれたりします。本番号はFAX関連に記載されているもの。「ラジオ福島」さんではない。。。
※3 DX (デジタルトランスフォーメーション) 今の技術を使って、これまで手動でやっていたものをデジタルで実現し、作業などを革新しようとする概念ですね。テレワークなんてものそうだし、ハンコ文化をどうするかと言うのもそうだし、社内システムをデジタル化するというのもこれに当たりますね。決してアンテナ屋さんではない。。。