こんな記事を読みました。
間違わないでほしいのですが・・・4WDが滑らないというのは妄想です。
確かに昔から都市伝説のように言いますが、そんなことは無いです。
秋の(両腕を骨折する前の)土砂降りのサーキットでは、滑りっぱなしでしたからね。
4輪すべてが滑った時は、どうしようかと思いました。
まあ、何とかコントロールしまして・・・外から見ると4輪ドリフトに見えたかな(笑
では、なぜ4WDで滑りにくいと思われるのか?
4WDは、4輪が接地する広い範囲があるので、どこかのタイヤが地面をグリップしていれば「前に進もう」とします。
「滑りにくい」のではなく「前に進もう」とするのが正しい。
3輪がスタックしても、1輪で前に進もうとするからスタックしにくいんです。
逆に言えば、曲がりにくい車とも言えます。
では、ノーマルタイヤで雪道を走るとどうなるか?
4輪すべての路面が滑りやすい(低ミュー状態)。
そうすると4輪すべてが、滑って好き勝手に進もうとします。
・・・2WDより、逆に危険。
どこかがグリップしてて、初めて効果が発揮するんですね。
なので、4WDのノーマルタイヤで雪道は危険。
特にWRXのようなハイパワーのターボ4WD(AWDと言うべき?)の場合は、危険以外の何物でもないです。
WRXの4輪駆動は、安定させるための4WDではなく、力いっぱい地面を蹴りだすための4WDですから。
どちらにしろ、車をコントロールできないと意味が無いわけです。
そしてコントロールできない状況では、手も足も出ません。
では、秋の土砂降りで滑りまくったのは、なぜコントロールできたのか?
雨ですからね。
4輪のどこかが水の少ないところを掴んでいてくれたから・・・と横滑り防止装置を有効にしていたから(笑
この横滑り装置という機構は優秀で、4輪それぞれのグリップ状況に合わせて対応してくれるから。
ああ、横滑り防止をONにしていたと言えども、ちゃんとコントロールしましたからね。
「お手上げぇ~」
ではないですからね。。。
ちゃんとステアリングは、チョイカウンターで行きたい方向に向ける。
ブレーキとアクセルは、4輪荷重を合わせるようにコントロールし・・・滑りながらも出口に向けて車を向ける。
そんなコントロールしましたよ。
過去の経験です。
とはいえ4輪が全て滑る状況なら、この装置であっても、手も足も出ないかと思われます。
やっぱり雪道はスタッドレスを装着すべきなんです。