たまに見かける一品。
クルマのボンネットを黒くする人。
ほとんどが、ラッピングシートを貼って黒くしていると思われます。
さすがに塗装するってことは無いと思いますが。。。
ボンネットを黒くする元ネタは、ボンネットをカーボンボンネットにした結果「黒」になるんですね。
カーボンにしても色は塗れるのですが、カーボンの織り目が鮮やかで、色を塗るのが「もったいない」。
そして「The カーボン」を見せるために、色を塗らないことが多いです。
(劣化を防ぐためクリア塗装はしますよ)
その結果「黒」になるんですね。
カーボンにする理由は、エンジンルーム内の熱い空気を抜くための穴を設置するためボンネットを変える。
そして、カーボンは軽量化のためです。
フロントエンジンの場合は、フロントが重いということもあり、少しでも軽くするためというのが理由。
とはいえ、モータースポーツをしない人には無用の一品です。
ドレスアップとして「似せる」感じなんでしょうね。
私は否定しませんよ。
カッコよく見えるし、引き締まって見えますね。
とはいえ、困ったことがあります。
家の近くで見かけた車。
オーナーさん、すみません。アップで使わせていただきます。
多分、ラッピングが劣化したので剝がしたのだと思います。
そうすると、こうなることが多い。
塗装がはがれて、下地の金属が見えています。
ラッピングのメーカーや種類によって影響は違いますが、ボンネットだけは大変です。
だって、下にあるのはエンジン。
一番の熱源です。
そして、上に向いている箇所のため、日光が直接当たる場所。
昔「ボンネットで目玉焼きが作れるか?」なんてやっていたぐらい、ボンネットは高熱になる箇所です。
そこに「黒」のシートを貼るわけです。
「黒」は知っての通り熱を吸収して蓄積する色。
高熱の個所に、なおさら熱を上げることをやるわけですから、厳しいです。
厳しいのは・・・多分ですが・・・粘着部分だと思いますが、カチカチになって塗装面と張り付いて知った結果、剥がすと塗装を巻き込んでしまうと思われます。
今どきのラッピングシートは優秀です。
これは3Mさんのラッピングフィルム。
貼りやすく剥がしやすい優秀なシートですので、ボディーに貼っても影響が少ないです。
ただ、限界もあるのでしょう。
お気を付けくださいね。
まあ、ここまで塗装に影響があれば、ボンネット全塗装で綺麗にするんでしょう。
もう1回ラッピングするのかな?
ちなみに、私がステッカーを作る場合は、3Mのスコッチカルフィルムを使っています。