イスラエルによるガザ地区への地上戦はさらに拡大する様相を見せている。すでにパレスチナ側に1650人以上の死者が出ており、イスラエル側は兵士63人、民間人3人が死んでいる。パレスチナの死者の3割くらいは子供と見られる。また避難民は46万人とも言われる。避難と言っても安全な場所など無いのだが。
アメリカは依然としてイスラエルの「自衛権」を全面的に支持しており、事実としてイスラエル軍が使用している武器はアメリカが支援したものである。
このかん停戦の合意が何度かなされたが、いずれも不調もしくは短時間で終わってしまった。問題はその原因である。
新聞はアメリカ=イスラエル側の発表をそのまま伝えるだけで、まるでハマスが停戦を破ったような書き方をしている。国連の潘基文事務総長もハマスを非難した。しかし事実は全く逆である。事実は確かに報道はされているのだが、その意味が書かれていないから、人々に正しく伝わらない。記事の書き方のマジックである。
直接的な問題はイスラエル側が一度たりとも停戦していないということにある。「停戦には地下トンネルの破壊活動は含まない」というところだ。そもそもイスラエル軍が地上戦に乗り出したのは「トンネル破壊」が名目だった。つまりトンネル破壊活動を停戦の範囲から除くと言うことはイスラエルは軍事行動を止めないということを意味している。
もちろん封鎖解除や武装解除問題は協議をしなくては解決しない問題だろうが、まずイスラエル側が完全停戦することで協議を行う条件を作らなければならない。それはイスラエルもアメリカもわかっているのに、あえてそれは無視している。つまり現在言われている「停戦」というのはガザ側の一方的な無条件降伏を意味しているのである。
イスラエルは確かに60人以上の人的被害を出している。しかしそのほとんどは地上戦に動員された兵士である。つまりトンネル破壊工作の最中に殺された者が多いのだと思われる。イスラエルが今停戦したところで、まずほとんどの一般市民に危険が及ぶはずがない。だいたいが以前にも指摘したことだが、この事態の発端はガザではなくヨルダン川西岸地区においてイスラエル人の少年が誘拐され殺されたと言うことだっだ。ガザへのトンネルとは何の関係もない。
こうしたことをはっきりわかるように報道するのがマスコミの仕事ではないのか。一見中立公平のふりをして事実をぼやかしてしまうのは卑怯と言うしかない。国際問題がこの有様では国内の政治問題など本当に何も伝えられないのではないのか。巨大利権、巨大権力のために存在しているマスコミに何を言っても仕方ないかもしれないが。
アメリカは依然としてイスラエルの「自衛権」を全面的に支持しており、事実としてイスラエル軍が使用している武器はアメリカが支援したものである。
このかん停戦の合意が何度かなされたが、いずれも不調もしくは短時間で終わってしまった。問題はその原因である。
新聞はアメリカ=イスラエル側の発表をそのまま伝えるだけで、まるでハマスが停戦を破ったような書き方をしている。国連の潘基文事務総長もハマスを非難した。しかし事実は全く逆である。事実は確かに報道はされているのだが、その意味が書かれていないから、人々に正しく伝わらない。記事の書き方のマジックである。
直接的な問題はイスラエル側が一度たりとも停戦していないということにある。「停戦には地下トンネルの破壊活動は含まない」というところだ。そもそもイスラエル軍が地上戦に乗り出したのは「トンネル破壊」が名目だった。つまりトンネル破壊活動を停戦の範囲から除くと言うことはイスラエルは軍事行動を止めないということを意味している。
もちろん封鎖解除や武装解除問題は協議をしなくては解決しない問題だろうが、まずイスラエル側が完全停戦することで協議を行う条件を作らなければならない。それはイスラエルもアメリカもわかっているのに、あえてそれは無視している。つまり現在言われている「停戦」というのはガザ側の一方的な無条件降伏を意味しているのである。
イスラエルは確かに60人以上の人的被害を出している。しかしそのほとんどは地上戦に動員された兵士である。つまりトンネル破壊工作の最中に殺された者が多いのだと思われる。イスラエルが今停戦したところで、まずほとんどの一般市民に危険が及ぶはずがない。だいたいが以前にも指摘したことだが、この事態の発端はガザではなくヨルダン川西岸地区においてイスラエル人の少年が誘拐され殺されたと言うことだっだ。ガザへのトンネルとは何の関係もない。
こうしたことをはっきりわかるように報道するのがマスコミの仕事ではないのか。一見中立公平のふりをして事実をぼやかしてしまうのは卑怯と言うしかない。国際問題がこの有様では国内の政治問題など本当に何も伝えられないのではないのか。巨大利権、巨大権力のために存在しているマスコミに何を言っても仕方ないかもしれないが。