あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

理解できない

2014年08月16日 20時56分45秒 | Weblog
 ときどき自分がこの世界の中で全く違う存在なのではないかのかと恐ろしくなることがある。ぼくにとって常識以前のあまりにも当たり前のことが、実は世の中ではまったく当然のことではないということを知るときである。
 今日の新聞は昨日の終戦記念日の特集記事が多かったのだが、その中で何カ所も、若者が「反戦の押しつけ」に反発しているという内容の文章が見受けられた。どうしても理解が出来ない。いったい「反戦の押しつけ」などということがあるのだろうか?
 庶民はずっと権力者から戦争と闘争を押しつけられてきたのであり、そもそもいくら望んでも戦争のない世界など手にしたことがない。そういう世の中でいったい誰が誰に反戦を強要できるというのか?
 百歩譲って反戦の押しつけがあったとして、しかしそれは反発されるようなことなのだろうか。たとえば「人を殺してはいけない」と誰かが主張したとき、それが「殺人否定を押しつけられた」と言われるだろうか。「人のものを盗んではいけない」と言ったら「犯罪禁止を押しつけられた」と言うことになるのだろうか?
 「反戦の押しつけ」という言葉はぼくには全く理解できない。もし説明できる人がいたなら教えて欲しい。