ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

店主ご挨拶

ようこそお越し下さいました。 昨年(2010)、3ヶ月の雲水修行に行ってまいりました。 私は働き者で(自己申告)、精舎は朝は早く夜は遅く「朝瞑想」の時間は、気がつくといつも寝ておりましたが・・。 私の人生の1ページに、思いがけないご褒美を頂けたような日々を過ごさせて頂きました。・・ま、主婦でも決心ひとつで如何様な道も開けるんですね。 今も精舎に行くと「実家に帰った」ような気がします。 このブログ管理人は、最近物忘れ症候群中につき、おいで頂いた感謝を申し上げ、コメントを頂いても書いたり書かなかったり、付き合いが悪いことのご無礼をお許し下さいませ。

なにくそ!・・・早川徳次

2011-05-06 16:48:28 | 本の話・素敵な話
なにくそ!・・・早川徳次

ねずきちのひとりごと さんより
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-767.html

SHARP(シャープ)といえば、最近では液晶AQUOS、太陽熱発電に携帯電話、パソコンなどを製造販売する東証1部の大企業です。

シャープの創業社長は、早川徳次(はやかわとくじ)さんという方です。
ですからシャープという名前になる前は、「早川電機工業」という社名でした。

シャープの本社は大阪にあります。
ところが、もともとはこの会社は、東京で創業されました。

実は、創業社長の早川徳次さんは、東京日本橋の生まれです。

生家はなにかのご商売をされていた家のようですが、家業が衰退し、母親も病気になってしまう。
徳次さんは、2歳半のときに、出野家に養子に出されます。

出野家の養母は、徳次少年を非常に可愛がってくれたようです。
ところが、徳次が5歳のとき、実の母と思って慕ったこの養母が、亡くなってしまいます。

出野家では、後妻をもらいます。
この後妻が、とんでもない伝説の女性で、徳次に対して殴る蹴るの暴行はあたりまえ、真冬に公衆便所の糞つぼの中に突き落とし、放置したりもした。

泣き声を聞きつけた近所の人々が助け出したのですが、糞尿まみれでおぼれかけていたのですから、半死半生です。もちろん全身糞まみれで、臭い。

出野の後妻は、眼を吊上げて徳次少年を井戸端(いどばた)に引きずって行くと、厳寒の中、罵声とともに井戸の水を浴びせ続けたそうです。
近所の人たちも、あきれはててものもいえなかった。

徳次少年は、食事もしばしば与えられなかった。
さらに「お前に勉強なんか贅沢だ!働け!」と、小学校も二年で中退させられてしまいます。

あまりのヒドイ仕打ちをみかねた近所の井上さんという盲目の女行者さんが、徳次少年の手を引いて、かざり職人の丁稚奉公に連れて行ってくれた。

修験道の信仰をされていた女性です。徳次は晩年になっても、「あの時の井上さんの手のぬくもりを、私は生涯忘れる事が出来ない」と述懐しておられたといいます。
女行者の井上さんの手のぬくもりが、それほどまでにあたたかく感じた。
徳次少年には、よほどつらい毎日だったのだろうと思います。

徳次が連れて行かれたかざり職人さんの家は、男っ気のある親方の下に、何名かの職人さんがいる商店です。そこで徳次は、18歳までかざり金物の丁稚(でっち)職人として奉公します。

徳次少年が一生懸命働いた給金は、れいの後妻がやってきて、ぜんぶ持って行ってしまったそうです。
だから徳次少年には、遊んだり、自分のモノを買ったりするお金は一円もない。

徳次少年にとっては、黙々と金属の加工をし、飾り物作りに打ち込んでいる時間だけが、楽しい時間だったようです。

ちなみに、偉大な事績を残す創業者というのは、不思議なことに創業前の十年が、めちゃめちゃ不幸な生活をしていることが往往にしてあります。
人並みはずれてたいへんな苦労をする。その苦労した自分を償う気持ちを持てたとき、はじめて人は大きな仕事ができるようになれるのかもしれません。

明治44(1911)年、徳次18歳の時、ズボンのベルトに、穴を開けずに使えるバックル「徳尾錠」を発明します。ちなみにねずきちがいま使っているベルトのバックルも、この「徳尾錠」タイプです。


徳尾錠



徳次は、この発明で新案特許を取り、19歳で独立します。

このとき彼ははじめて、自分が出野家の養子であったこと、実の両親が死んでしまったことを知ります。
そして実の兄である早川政治と対面し、兄弟で「早川兄弟社」を設立した。そして「徳尾錠」の製造販売を開始します。

独立資金50円のうち、10円は兄弟でお金を出し合い、40円は借金した。

会社は、徳次が商品を考案し、兄が、販売を担当します。

たいへん苦しい財務状態からのたち上げでしたが、二人は寝る間も惜しんで働き、「徳尾錠」は、ヒット商品となって、事業は拡大していきます。

さらに徳次は、22才のとき、独創的な芯の繰出し装置付きのシャープペンシルを考案します。

これは、棒を金属ではさむと、摩擦の力で軽い力でも強固に固定できると言う現象を利用したもので、ほとんどいま使われているシャープペンと同じ仕様のものです。

大正4(1915)年、徳次は、このシャープペンシルを「早川式繰出鉛筆」として特許を出願します。

最初はプロペリングペンシル(軸をひねって芯を出す機構だったため)の名で売り出したのですが、後に、エバー・レディ・シャープ・ペンシルと改名しました。この名前が詰まって、後にシャープペンシルとなり、シャープの社名にまでなっています。

しかし、この「早川式繰出鉛筆」は、売出し当初は、「和服に向かない」、「金属製なので冷たく感じる」など、まったくもって評判が悪かった。おかげで全く売れなかったそうです。

それでも銀座の文房具屋に試作品を置いてもらうなどの努力を続けるうち、徳次のシャープペンは、欧米で人気商品になります。
すると、日本でも売れ始めた。
海外でヒットすると日本でも売れ始める。
いまも昔も日本は変わらないです(笑)

徳次の会社は、このシャープペンシルの大量生産で、会社の規模を拡大します。
さらに徳次は、当時としては先駆的な試みである、流れ作業方式を導入することで、製品の生産効率を格段に高めた。

「早川兄弟社」は、大正12(1923年)には、従業員数200名の会社に成長します。
「早川式繰出鉛筆」も、米国特許を取得し、事業は完全に軌道に乗ったかにみえた。


ところが徳次は、激務がたたって、過労で倒れてしまいます。29歳のときです。
当時としては珍しい「血清注射」による治療で命拾いをします。


徳次が30歳になった大正12(1923)年のことです。

関東大震災が起こった。

震災で、徳次は九死に一生を得たのだけれど、妻と2人の子供は死亡してしまいます。工場も焼け落ちてしまった。

残ったのは、借金だけです。

さすがの徳次も「何もかも、元に戻ってしまった」と、泣きに泣きに泣いたそうです。死のうとすら思った。
しかしこのとき生き残った社員たちが、彼を励まします。
何もかも失ってしまったけれど、自分はまだ生きている。生きている限り、何かをなさなければならない。

徳次は、借金の返済のため、シャープペンシルの特許を日本文房具に売却すると、心機一転、大阪へと移り、震災の翌年の大正13(1924)年には、大阪で「早川金属工業研究所」を設立します。
日本文房具の下請けの仕事をはじめた。

と、こう書くとなにやらもっともらしいのですが、実は、震災ですべてを失って、一文無しどころか、借金だけが残った。
工場もない。
やむなく徳次は、日本文房具に特許権を売り渡し、売却益で小金を作って、関西に夜逃げしたのです。そして大阪で日本文房具の下請け工場をはじめた。

細々と下請け仕事をする徳次のもとには、債権者が追いかけてきます。脅され、民事で訴えられ、刑事告訴され、徳次はまさに舌筆につくしがたい苦境を味わいます。

そんな日々の中で、徳次は、たまたま大阪の心斎橋でアメリカから輸入された鉱石ラジオを見かけます。
日本でもラジオ放送が始まろうとしていたのです。
徳次は、これはイケルと確信します。

徳次は、一心不乱に鉱石ラジオを研究し、震災の翌年(大正14(1925)年)には、国産第1号機の鉱石ラジオを開発します。

鉱石ラジオというのは、ゲルマニウム・ラジオが生まれるよりも、もっとずっと以前のラジオの仕様です。真空管ラジオよりも古い。

方鉛鉱や黄鉄鉱などの鉱石の表面に、細い金属線を接触させ、その整流作用を利用して電波を受信します。
電力には、アンテナから受けた電波を利用します。当然アンプなんてしゃれたものはついてませんから、音声信号も微弱です。だからヘッドホンで音を聞いた。

それでも当時としてみれば、NHKがラジオ放送を開始する、ラジオが普及する、これは、実に楽しみな出来事です。

この年の6月1日、会社で、社員みんなが集まって、大阪NHKのラジオ放送を受信します。
レシーバーから細々と声が聞こえた。それを聞いて、社員全員、抱き合って喜んだ。


国産初の鉱石ラジオ



ラジオ放送の開始に伴い、このラジオは爆発的に売れます。

そして昭和4(1929)年には、鉱石ラジオに替わる新技術の交流式真空管ラジオを発売します。
以後、相次ぐ新製品の開発などで、「ラジオはシャープ」の名を不動のもにします。

ラジオの普及と共に業績は拡大し「早川金属工業研究所」は、昭和17(1942)年には「早川電機工業」に社名を変更しました。

しかし昭和4(1929)年といえば、ブラックマンデーから世界大恐慌に至った年です。
関東大震災で壊滅した首都東京と、有名な「震災手形」で、日本国内は、明治以来最大の恐慌へと向かっていきました。

そんな中で徳次は、貧しい人、不幸な人、身障者を積極的に雇用し、また援助の手を休めなかったといいます。

早川徳次は、晩年、色紙を求められると必ず、

 「なにくそ」

と書いたそうです。

どんなに苦しくても、いじめられても、ほんとうにヤバイと感じる情況に陥っても、絶対に負けない。「なにくそっ」と思って頑張る。

いま日本という国は、建国以来最大の国難の時代をむかえてると言われています。

気がつくと保守は、いつのまにか少数派になっていた。

そういうときだからこそ、目覚めた少数の保守が、「なにくそっ」と頑張りぬく。

頑張ってがんばって、がんばりぬいた先に、日本の未来がある。
そんな気がします。

【講演会レポート】  「菩薩の条件」 2011年5月3日

2011-05-06 15:58:58 | ご法話・心の指針
【講演会レポート】講演会「菩薩の条件」が開催されました
2011年5月3日

以下、政治に関連する内容の要約です。

幸福実現党ニュースより
http://www.hr-party.jp/new/2011/5641.html

宗教間の憎しみを乗り越えよ

アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディンが米軍の急襲を受けて殺害されたというニュースが流れました。ビンラディンは「キリスト教徒とユダヤ教徒は殺せ」と命じていたので、(この戦いは)ある意味での宗教戦争性を帯びていたと思います。宗教間の根深い不信感や対立、憎しみを何とかして乗り越えていけるようになりたいものだと思います。
仏教の不戦論的考え方が、現代においてそのまま実現できるかどうかは、微妙なところがあると思っています。日本人は、「とにかく何もしないことが平和なのだ」と考えがちですが、世界の有力国の人たちは、「神の正義が地上に実現されること」が平和の実現だと考えています。「神の反対側、悪魔の側にあるものが積極的に活動しておりながら共存していることをもって、平和とは考えない」という考えがあるようです。日本人が戦後、考えていた平和の思想とは違うものがあります。
「正義」と「平和」を結びつけて考えられるか、あるいは、結びつけないで「現在の状態を維持すること」をもって平和と称するかということは、ひとつの哲学的な問題だと思います。
ビンラディンがパキスタンに潜んでいたことが明らかになりましたので、パキスタンの関与があるのではないかとアメリカは疑うはずですから、このままで済むだろうかと考えています。ブッシュとは正反対に「チェンジ」を掲げてきたオバマ大統領であっても、何らかのことを考えるかもしれません。
「独裁はいけない」「軍隊が民衆に銃を向けるということは許しがたい」というのが、正義の根拠であろうと思います。しかし、相手が中国のような大国であれば、それだけの理由で攻撃することはできないはずです。「世界におけるこれからの正義とは何か」ということを考えることは、とても難しいことだと思います。
幸福の科学は、宗教を理由にした対立はすべきではないと考えています。世界の国々は、自国中心の歴史観の中でお互いを理解できずにいます。私は、そうした違いを理解させるべく、幸福の科学という新しい宗教を今立ち上げて、日本に広げると同時に、世界の隅々にまで広げることによって、紛争や戦争の種を根本から絶とうとしています。
クリスチャンの方々は「マホメットは悪魔の子だ」と思っているに違いないと思いますが、そうではありません。イスラム教徒は、キリスト教やユダヤ教も教えの中においては認めているのですが、現実の空爆を見ると、キリスト教のほうが地獄さながらの行為をしているのではないかと、疑っている面もあると思います。やはりこの根本的なすれ違いを埋めていくのが、幸福の科学の教えであると思います。
日本さえよければよいという意味での、一国国粋主義ではありません。世界に対して義務と責任を負えるような大国になるべきです。何らの判断もすることができず、自由の行使もできないような国であってはなりません。
「自由の大国アメリカ」が、9.11以降の10年間、テロとの戦いを続ける中で神経をすり減らし、恐怖と取り越し苦労の中で、人々がピリピリとしている姿を見て、かつてのアメリカらしさがなくなっていることを、非常に憂いていました。今回の悲劇を通り越して、世界がよい方向に向かっていくことを強く願っています。
今必要なのは、人類の未来を創りだしていける思想を持った人であり、そういう人たちを輩出することだと思います。私たちはこれまで、さまざまな苦難や困難を乗り越えてきました。一過性のことでうろたえたり、判断を間違えたりしないようにしていきたいものです。「正義とは何か」を判断するに当たっても、結果的に「その選択が、最終的に多くの人類を幸福にする方向に向かっているか」という観点から考えていきたいと考えています。

※上記は、「菩薩の条件」の要約の一部です。「菩薩の条件」は、全国の幸福の科学精舎・支部で、映像にて見ることができます。


   
以下は 『菩薩の条件』後半のメモ です。

HS会員 レオのブログ様より転載
http://platon-swedenborg.seesaa.net/article/199299957.html
みなさまが、菩薩としての使命を果たすことを望みますが、それは、2600年前の仏教の菩薩よりも、もっと幅広く、大きいものだと考えてください。
インド・ネパールの仏教を超えて … 
私たちは、(世界で)対立しているものを、対立しているまま手を結ばせようとしているのではなく、双方に共通するシンプルな部分でもって結ばせようとしています。それ以外の枝葉のところを取り去って、もう一度、大本にあるものは何なのかを知ってほしい。
世界にある考え方の違いを説明するだけでは不十分なので、今、宇宙人の考え方なども出している。

間違った自分教で、自分を膨らませてはいけない。
自分あっての世界じゃない。他を愛するための自分。
行き過ぎたところは反省しないといけない。そのためには謙虚でありなさい。努力精進する自分でありなさい。より高い、神仏への道へと、自らを引きあげていかねばなりません。そのためには向かうべき … 
信仰が必要、信仰が大事です。信仰がなければ、何も始まりません。
信仰がなければ、いくら真理を追究しようとも、心に届くことはない。 … 
私は個人的な崇拝を求めているわけではない。元なるものを述べているだけです。
わたしは、宇宙の文明のあり方や、教えが何であったのかも説くことが出来るんです。それがどういう意味かを知ってください。 … 
信ずることがなければ、聴くことも出来ず、学ぶことも出来ない。心に染み入ることはない。 … 
未来の人たちへも指針を残さないといけないのです。最低限3000年は残らなければ、わたし自身としては合格点にはならない。現代の人がどうあろうとも、未来の人へ向けて説かねばならない。 … 
この地球が一つの実験場として、大きな繁栄を … 
アメリカの大統領や日本の政治家(首相?)を時々叱ったりもしていますが、それは人間・大川隆法が言っているのではなく、真理がそう言わしめている。
日本文明、惜しい、惜しい … 。これで終わりにしたくないんです。
世界に対して、義務と責任を果たせる大国になってほしい。
イスラム教徒の中にも、神のために … といって働いている人もいるとは思います。しかしその行動が本当に未来へ向かっていくものなのかどうか。
今必要なのは、人類の未来を創りだしていける思想を持った人であり、そういう人たちを輩出することだと思います。

皆さま方に戻りまして、宗教者として、様々な学習・活動に専念していると思いますが、 … 
本来、菩薩とは、仏を目指して精進している人。より多くの人を助け、幸福にしていこうとする人。真理を求めて、修行している人を菩薩と呼んでいたんです。

名前だけ高名であっても、死んであの世に帰れば、
この世的にいかに地位、名誉、学歴、財産、そんなものを持っている人間だったとしても、
そうした、あなた方が自分よりも偉いと思っている人よりも、私の教えを素直に信じ、他の人にその教えを伝えようとしている人のが、ずっとずっとエライんです。先生なんです。
批判している人は、教えを聴くにも値しないような問題児の生き方をしているんです。
この世の人の、間違った考えは幻影、幻想にしか過ぎないと知ってください。あなたたちはそのことを、あの世に帰って知るでしょう。
怯まないでください。必要なのは勇気です。信ずる心に基づいて、勇気を持って行動してください。
いくら物質的繁栄をしても、それだけでは不十分です。
彼らの無明を打ち破り、人々の多くを三帰信者に導いてください。
それが菩薩になるための道です。


(レオ注*)

聴き間違えているところがあったり、ニュアンスを間違えて変換しているところなどあったら、ご勘弁を。後半の、畳み掛けるような圧倒的な言霊を、出来るかぎりそのまま復元したくて、言葉調にしたかったのですが、やはりメモが追いつかず、言葉の欠落がかなり多いと思います。
まだ5月研修真っ最中なので、支部・精舎へ行けば、録画された法話映像が拝聴させてもらえると思います。ぜひ実際の拝聴をおすすめ致します。

2011.04.24「震災復興への道」講義  完全版・・たぶん

2011-05-06 14:50:16 | ご法話・心の指針
2011年05月05日
2011.04.24「震災復興への道」講義 富士見支部転載です☆ 

奄美のアマミちゃんお気楽ブログより 転載の転載ですぅ
http://amamikyo.amamin.jp/e106719.html
________

2011.04.24「震災復興への道」講義富士見支部

(すごい速さで書きなぐったミミズのような字を判読しながら書き起こしたものなので、聞き間違いや意味の取り違いなどあるかもしれません。
どうぞ精舎等で御拝聴下さい。)

地元富士見支部のみなさん、埼玉本部のみなさんこんにちは。
一か月遅れまして、誠に申し訳ございませんでした。
震災のせいで、来るつもりでいたのに、高速が壊れているとか言われまして、延ばしたんですけれど、思わぬことがあるもんですね。
新聞でも出てますけども毎日毎日。
震災復興への道をうちなりに出してみたんですけど、世間の一般の考えとは違うかもしれないけれど、震災直後の説法をまとめたものですので、現時点の4月の後半からみて、同じかどうかは分かりませんが、震災から数日して話したものをだいたいまとめたものです。
そのときの言ってることがあってるかどうか感じることもあるかと思います。
気分良くインドから帰ってきた後、気分の良い講演をするつもりでいたところに、こういうことが起きて、留守をするとよくないこともあるのかなと、しまったという感じでしたかね。
留守をしたら、そのあとに来てしまった。
震災報道でとり憑かれて、一か月以上、少々日本の軸がぶれて、皆様方の精神軸がずれているんじゃないかと思いますね。

で、一か月たって、風評被害とかいうことをいっぱい言いだしているわけですけれど、風評被害も何もないですよね。
テレビも新聞も何もかも震災報道ばっかりで、これで風評ってどこに風評があるのかって。
電波被害か、あるいは活字被害であって、風評なんか別にありません。
報道被害ですよね、はっきり言って。
連日これだけやられたら、疑心暗鬼になりますよね。
外人さんは逃げるのが早くって、今回はもうあっちもこっちも逃げて逃げて、いないんですよ、もう。
いなくなっちゃって外資系のお店の店長とか社長とかみんな逃げてるし、子どもなんかも英会話学校に通ってたのがいたんですが、外人の先生が20人中18
人逃げたとかですね(笑)もう英会話できないですよね。
ほとんど逃げてるんですよ。薄情なもんですね、もう。
職場放棄なんか簡単なもんでして、命からがら逃げ出して英会話成り立たない、逃げていなくなっちゃったということでございまして、逃げ足の速いこと驚きで、どっからそんな指示が出ているのか分からないんですけど。
ただ、客観的に報道を見てたらそう感じるのか、本国から指示が出ていたのか、逃げられない日本人は開き直ってるとしか見えないんでしょうから、外国から見て誉めたたえられていますけれど、コンペのコンペティションですね自分たちは保障されているからね。
冷静沈着な国民でまったく動じもしないで忍耐強く頑張ってると言われますが、逃げれないだけですけどね、単に逃げ場所がないんで、どこに逃げたらいいって行くところないですよ。
一部逃げていまして、名古屋、大阪等で支部巡錫しましたので、名古屋、大阪行ったらどこも満員なんです。
なんで満員なのかといったら、逃げてきた社長族たちなんです、いるのは。
もちろん貧乏な方は来ません。そういうエグゼクティブが、大阪、名古屋、京都だとかあちらに逃げているんです。
あちらに逃げて電話で仕事してるんです。
自分はあちらに逃げて、社員は東京に残っているんですが、あちらから指示だしして決済してやってるんですね。
日本人が逃げるのは西へ移動する。外人の場合はそのまま飛行機に乗って逃げる。
徹底しておりましたね。

まあ、風評被害ではないですね。
報道をキャッチしてのもので、もちろん外人から見れば日本人は政府を信じすぎると、政府っていうものはウソを言うものだと知らなきゃいかんということがあったのかもしれませんがね。
隠すもんだから、実際はもっと悪いものだと考えて、逃げるもんだということではあったようですね。
当会の職員であっても、元外人で結婚している人は沖縄へ逃げていましたから、日本にいて職員やっていて結婚して一応退職願いだしていましたけど沖縄に行っていましたから、なんとなく違いがわかりますよね。
感性の違いというか、何ですかね、この違いっていったい何なんでしょう。
日本への信頼の無さなのかなんなのか、もう一つ分かりませんが、ただ実際外国報道を見ると、津波の報道を毎日一日一時間のうち何度もやっているのを見てたら、だいたい日本中やられているように見えてきますよね。
そういうことがあるので、だから、海外メディアへの情報提供や、あるいは、受け答えのところで日本政府はできなかったことが大きかった、まったく、考えてもいなかったと思うので、好きなように報道されちゃったんですね。
で、日本人は情報発信がほとんどできていませんので、向こうのレポーターが言うだけがあてだということが大きかったと思うので、こちらがもう一段考える必要があったのではないかと思います。
もちろん日本人でもさらにお金持ちの場合は海外に逃げておりまして、海外に流れておりました。確認しております。
もうちょっと収入の低い人は関西、金のある人は海外、外人はほとんど海外、ということでございまして、ちょっとだけなんか悔しい感じがしますね。
開き直れないのかい、「骨をうずめるんだ!」と言いたいところですが、外資の社長をいただいている会社の社員たちは、日本人は逃げれないからね、だから恨み骨髄で上だけ逃げたというので、仕事はないしね、できない、店閉めろというので閉めて、仕方ない、中へ来て出勤して節電の中荷物の片付けとかやっているというところが多かったですね。

今回の震災を通じて、私が不思議に思った点が何点かあるんですけれど、一つ思ったのは節電という言葉を使いましたが、東京電力の発電力が落ちたということで、あっちもこっちも電気を消していまして、ホテルの入り口の電気が消えてるは、百貨店に行ってもショウウインドウとかはついてて、通路とかいろんなところ消して、駅なんかでも消せないところは半分くらい電球抜いたり、そう言うのを一杯やってまして、戦時中さながらに対応はしていたんですけれど、でも名古屋とか大阪に行ったら、全然節電しないでいつも通り使っているんですよ。
なんという冷たいというか、ちょっとは助け合う気ないんかいという…。
土曜日にたとえば品川駅通って新幹線に乗ったら、品川駅はあっちもこっちも電気が消えて、もう半分薄暗くなっていて人もまばらに通ってて、名古屋に行ったら煌煌と電気がついてて、人もいつもの通りわあっと出てるんですよ。
中部電力と東京電力の間には助け合いの契約がないということは明らかですね。
関西電力も同じ状況だったと思いますが、周波数とかは変えてあるんだとは思いますが、売上盗まれる恐れがあるから、盗まれないように変えてあるんだと思うんですが、こういう事態は想定していないんだろうと思いますが、こういう緊急時には助け合うことをしなきゃいけないかと思います。
電力というのは、日中使われているのは80パーセントくらい、夜間でも発電力の60パーセントくらいしか使われていないので、後の電力はあまってて消えていってるんですね。
だからこれをもし震災時対応で、全国のなんとか電力から集めてくればバックアップができたはずですが、いまだにそんな気配が全くございませんね。
15%節電と言ってますが、あまって他のところは発電したものが使われずに消えているんですよ。
なのに集めることができない。セクショナリズムですよね。完璧にね。
普段からそれやられたら、いくらでも電気盗むことが行われると困るからでしょうが、こういうときは貸しを作って売ればいいことで、政府にお買い上げいただいてもいいわけで、これができなかったということが、がっかりですよね。
物流だったらそんな県だとか地域を越えて移動してますからね、ちょっと考え方が役所の縦割りみたいなのがあったのかなあということが一つ感じたことですね。

もうひとつ感じたことは、原発関係の放射能の問題で、前半は津波の報道の騒ぎでしたけど、後半は放射能、放射線の被害についての報道が中心になっていましたけど、福島原発がいつ爆発するかってそればっかり注目してカウントダウンしてる感じで、いつもかかってまして、今日か明日かという感じで、これもちょっと不思議な感慨に打たれまして、報道を聞いている限り、原子力発電所の事故があったという感じにしかとれないですよね。
原子力事故が起きたとしか見えない。
しかしそうじゃなかったんです。津波なんです。津波で原子力発電所の発電機がやられたんです。
発電できなくなったんです。発電機が電気を送れなくなったんですよ。
それで、後のところの機能が全部止まってしまったために起きた事故であって、これは原子力発電所の事故じゃなかった。
津波事故なんです。津波によって発電機が故障したんです。
ここのところが問題なんです。
発電機が故障した理由は、原子力発電には水が大量に要るので、海岸近くに作っていたということがあるんですけど、それでもちょっとでも高台に作ってあったところは被害が全く出てないんですね。
東北電力の方が実際は発電所、やられてないんですよ。
海辺にはあったんだけどちょっと高台にあって津波にやられてないから、女川原発はやられてないんです。
震源地により近い方はやられてないんです。東北電力の方は停電してないんです。
津波にやられてない東京が停電しているんです。まことに情けない。
福島の原発は海面から2~3メートルかそれくらいのものしか考えていなかったということで、海沿いであることはもちろん必要であったのかもしれませんが、もうちょっと高台にすればよかったということですね。
津波が2~3メートル以上のものが来ないと思っていたところに原因があったということで、津波対策の問題と原子力発電のも危機の問題を一緒にするとちょっと問題ありと私は思いますので報道の姿勢には問題を感じます。
結果論的には放射能の危険も出てきましたけど、しかし、東北にある方は全然関係なく発電ができているんですから、これはちょっとおかしいですよね。
地震そのものには耐えられるようにできているんですから。
津波に押し流された発電機がやられたのが、もともとの原因ですということですね。

それから後、熱が凄くかかって冷却しなきゃいけないという段階の時に、東京電力が迷ったのは一つの隙だったと思いますが、海水かければよかったんです。
最初からヘリコプターで運んで上からかければよかったんです。
海水ですから発電機が傷んで元に戻らないかと思って恐れて、何日か逡巡したと迷ったというところが、ちょっと事故を長引かせて大きくしたところがあった。
海水かければよかったんです。海水かけてそのあと真水で洗い流してしまったら、別に、使えるんです。
それを迷ったところが、温度がガンガン上がってしまったんです。
これが問題だったので、発電機が壊れてしまったので温度が調節できなかったということですね。
今度これ、切り離さないといけないと思うんです。
原子力発電そのものの問題と、津波の問題とはちょっと違いますよと、ここを考えないといけないので、今後とも参考にはそれをしていただきたいと思います。
だから、より震源地に近い方は発電ができているということを忘れてはならないということですね。

それから、気になったのはやっぱり津波対策ですね。
東北の最大の被害を受けているあたりは、2008年津波対策用の堤防がったばっかりだったということで、読みが甘かったということが相当あって、堤防が倒れないように海底の深いところまで1300何メートルのところまで重しつけて深いところまで掘りこんであったみたいです。
壊れないようにしてたみたいです。
高さが足りなかったというちょっと情けない…海面下千m以上も掘って、堤防が倒れないように安定させて、地中深くまで重しをかけて上はちょっとしかなかったって、下はそんなに努力したんですから、上ももうちょっと努力なされていればよかったんではないでしょうか。
千m以上も掘って固定したなら上はさぞかし高いものが立つものと普通思いますよね。
それが上は10メートルもない9メートルとかもう数メートルしかないんでしょう?
津波は2~3メートルしか来ないと思ってたみたいでちょっと情けない感じ、この発想が何という情けない発想かなあという感じがしないではないですね。
完成したばっかりだったっていうから、それで二重になってたとか言うので、二重になってたって低いものは低いんだからしょうがないですよね。
今頃になって、最大の津波の高さは凄く高かったって言い出したりしているんですけど、現実には東北のある村の村長さんで、10m以上の堤防は要らないと言われても「わしゃ絶対15m以下は譲らん」と言って、15m以上絶対要るといって意地通して頑張りとおした村長さんのところの村は、一人も死んでないんですよ。
だから、意地の一徹で15m以上頑張りとおしたところは一人も死なず、あっさり上の言ってきたとおりにしたところはそのままさよならしてるんですから、5mがどの程度の金がかかるか知りませんが、もったいないもったいないで削っていけばそれは低くなりましょうけれど、形だけ作ったらいいって言うもんじゃないですね。
その村長さんに霊感があったのかどうか知りませんけれどね、15m以上にこだわったところは死んでないということが現実にあるんですね。
もちろん何十メートルも来たら持たないのはそうでしょうけども、今言っているやつも、内陸部に入って斜面を駆け上がった場合に最高が三十何mまで行ったって言ってるけれど、そちらの方をとらえて責任がないようになるべくしようとしはじめているんですよ。
38m39mのものが来たわけではないんですよ。
駆け上がっていったときにそこまで行ったということで、話をすり替えようとしてきてますから気をつけないといけないです。
どうあがいても責任はなかったというところに持っていこうとしているんですけど、実は上陸部分のところは、もうちょっと低いレベルで止めることはできたんだということですね。
これを知っていた方がよいと思いますね。
全国一律でできるとは思いませんが、地震で被害が出ると思われるあたりは、少し努力なされた方がいいんじゃないかと思います。
もし堤防だけで十分じゃないと思うんでしたら、その上に高速走らせたらいいんですよ。
高速道路で高くしておいて、万一の時はそれを遮断できるように、ガーっとおろしてきて水除けできるように、普段は開けておいていいんですけど万一の時は橋脚と橋脚の間遮断していけばいい。
そうすると通行料とることもできるだろうし、景観も悪くはならないですから、そういう形はあり得るだろうと思うんですね。

さらには建物がですね、ほんとゴミのようになってしまった家を見るともう、いかにちゃっちいか分かってしまいますね。
おんなじ津波がマンハッタン襲ったってああなりませんよ。絶対なりませんよ。
全部回没した場合は仕方ないですけど、一時間くらいの津波が襲っただけなら絶対なりません。
バラックみたいなところは一部なるかも知れませんが、ほとんどのところは摩天楼とレンガ造りの何十階造りのマンションですので10mや15mの津波が襲ったくらいではあんなに絶対なってません。
ニューヨーク、マンハッタンもゼロメートルですけれども、津波が来たとしてもそのまま建物がほとんど残っているはずです。
浚われる人は外でパンツはいてジョギングしてる人と、タクシーとかやられるとは思いますが、建物の中にいる人たちはやられてないと思います。
今あるエンパイヤステートビルなんて100年以上もっているものですので、相当堅固です。強いんです。
建物自体が重くてがっしりしてて、200年やそこら使うつもりで建てているので、発想が200年や300年で、ヨーロッパのお城なんかも何百年も残っているのがあるんです。
日本は木の造りが多いから、すぐに立て直すものと思っていて、鉄筋も一般には耐用年数60年と言っているけど、実際は60年使っているところはほとんどありませんね。
それより先に建て直しやりますね。耐用年数それだけないんだと思います。
堅固なもの建てようという気持ちがないんだと思います。
実は適当なところでボロボロになってくれないと、建て直し需要がないから傷むようになってるんだと思いますね。
ちょうど伊勢神宮で何十年に一回の割で、御神体のところを建て直すような感じで、そういうようなつもりでいるんだと思います。
これは木の文化の特徴かもしれませんね。
ただ、石造り、レンガ造りのところっていうのは100年を超えて、古ければ古いほど値打ちが出るんですね。
日本では逆でしょう?古いものは限りなくゼロに値打ちがなっていく。ここに文化の違いが一つあるんですね。
だから、もう一段、耐震性及び津波のような障害に強いものを作る必要があるし、そういうものの盾になる意味でも外側に海の方の水除けに建てておいて、内陸部を守るような形でつくっておいた方がよいだろうと思います。
いざという時に他の意味でも使えることがたぶんあるだろうと思います。
国防上も役に立つことがあるだろうと思います。

高速も使えますよと言いましたけど、津波の時だけじゃなく、高速道路もこの際きちっと使えるように作った方がいいですね。
韓国なんかでもそうですが、北朝鮮との戦争が始まった時に、空港が使えなくなる可能性がある、まず攻撃してくるとみて、高速道路を空港代わりに使えるように何本も何本も走らせている。
ようするに真っ直線に離着陸ができるような幅と直線コース、一定の距離が確保できれば飛行場として使えますので、高速道路はいざという時には飛行場にできるようにしてあります。
だから、そういう発想も要るだろうと思いますね。
今回自衛隊の基地が多少水没したところがあったりしたようですけれど、残念な感じが致しますね。
いざという時に役に立たないですね。

あと、「未来ビジョン」にももうすぐ出てきますけども、今回アメリカは「Tomodachi作戦」で震災の救助にも駆けつけて、大分頑張ってくれました
けれども、同時に震災対策やっている間に、日本の国防の方も相当やってたということが出てきていますけど、こういうときに火事場泥棒されることもあると、島の一つくらい盗ったってもうどうにもならない。
自衛隊がみな土方作業やってる状態でございますので、守れませんので、政府の方が判断できなくなると思って、アメリカの方が他国から日本が攻められないように、対策立てて酌んでやってくれてたんですね。
その辺の報道が足りなかったと思いますね。
だから、当然いろんな島くらい盗りに来ることを想定して紛争予防の対策全部取ってましたから、迎撃の方はこの辺は日本の報道は十分でなかったように思えるんですね。
国際情勢なんて、そんなもんで弱っているところは攻められる可能性があるということですね。
自衛隊の十万人が東北でがれき片づけてるとなったら、それはまあ、隙はありますね、はっきり言って。
何にもできないとみていいですね。
そういうこともあるということです。

あとは、少なくとも最初からちょっと厳しいかなと思いつつ言ったんですけど、「コンクリートから人へ」と標語を出した民主党の考えですね。
「コンクリートから人へ」っていう標語のむなしさを、今つくづく感じるものがありますね。
何かを間違っているニュアンスを持っていたんですけども、人の命を守りたいと言っていたこと全部がはずれていった感じですね。
原始人に戻って生活することが幸福だと言ってたように見えますね。
民主党政権の、二人代わりましたけど、もともと言うと、ルソー的な原始に帰れという自然に帰れという運動が裏にあるようにどうしても見えますね。
反近代化路線ですね。近代的な考え方、推し進める考え方に反対の考え方だと思います。
ということは、これは、国はいずれ貧しくなるということを意味していると私は思います。
おそらく今年はこの調子でいけば、被害が日本全土ではないので、全部が落ち込むわけではないけれど、下手するとGDPは10%以上へる可能性はあると思っています。
五十兆円以上からもうちょっと減り、税収はさらに減り、税金をばらまいて国民にイイカッコしないといけないなんてことが同時に出てきますから、財政赤字減らすどころか、財政のバランスはもっと悪くなると思います。
非常に危機的ですけれど、何度も申し上げていますように、心に描いた像はこの世に現れてくるんです。
だから、政治の場合には国の上に立つ者が心に描いているものが、ビジョンが引き寄せられてくるんです。
実際そうなんです。だから、政治家がどう思うかによって変わるわけですね。

第二次大戦だってヒットラーが出てきて、イギリスにチャーチルが出てきた。
もしチャーチルがイギリスにいなかったら、イギリスがドイツに併合されていた可能性だってあるんですよ。
チャーチルの方が「悪には屈しない」ということで、徹底抗戦で自国民が殺されるのも覚悟の上で、ヒットラーつぶしのために戦ったので独立を守れたんですね。
ドイツの暗号の解読が終わってたんですが、暗号を解読していることを知られてはまずいから、解読できてないことにしなければいけないので、どこそこを空襲するっていう情報が入ってきて、暗号で分かっていたんだけれど、分かっていたら普通、非難指令を出さなければいけませんよね。
でも非難指令を先に出してしまったら、攻撃する暗号が読まれているということがドイツに分かるので、暗号を変えられたら終わりですからね、チャーチルは非難指令出さなかったんです。
だから何万かは死にました。
でもその結果どうしてるかというと、イギリスの空軍が上空で待ち構えていて、ドイツの攻撃機、攻撃機は爆弾かかえてますのであまり高いとこ飛べませんから、せいぜい3000mくらいのところを飛んできますので、それより上空の方で待ち構えていまして向こうの空軍を全部打ち落したんですよ。
市民に被害は出たけども、暗号を呼んでいることをばらさないで撃滅するという選択をした。
政治家の決断ていうのは結構大きくなきゃいけないんですね。
国を守るなら守るっていう決断をしなきゃ、向こうが強いから負けるって判断したらもう終わりなんですよね。
確かに日本人の方が精神力が強いのかも知れませんが、先の大戦であれだけ攻撃を受けても発狂した人はほとんどいなかったですけれども、ロンドン空襲のときにはドイツのV2ロケットを対岸からいっぱい打ち込まれたら、発狂した人が1000人くらいいたっていうんですから、精神力は弱いでしょうな、はっきり言って。
日本じゃ千人も発狂しませんから、爆弾落とされたくらいじゃ。
政治の方のリーダーシップは非常に大事なもんだと思いますね。

今回はマイナスに対して、国民を鼓舞するような名演説を政治家にぜひやっていただきたかったですよね。
そういうものがいまだに出ていないんで思うんですが、東電叱ったりするようなのばっかりやっていたようでございましたけど、いまだに出てないようですけども、やはりビジョン出さないといけないでしょうね。
復興するのは確実ですけども、やっぱり気持ちの問題がありますのでね、去年GDPで敗れて、2位から3位に落ちて、さらに今度被害受けて、GDPが10%以上下がる可能性がある時期ですよね。
これは、掛け声が必要だと思います。
こういう時にやはり、日本の復興、さらに復興からの発展をプランを打ち出して、もう一喝、一発力強く復活するぞと狼煙を上げなきゃいけない。
不死鳥のごとく日本は甦るというべきだと私は思いますね。
その程度請け負えない様じゃ、国のトップなんかやるべきじゃないと思います。
私のような宗教家でも前書きにはこう書いてありますよ。
「一日も早く震災より立ちなおり、以前にも増しての繁栄を実現すべきである。国家としての自覚を自信を取り戻すべきである。
そうであってこそ、被害で亡くなられた数万の人の霊も浮かばれる。
私の説き続けている法を信じ続けている限り、この国の繁栄は絶対に揺るがない。この言葉を言い続けよう。」とこう書いてある。
こんなときに平気でこの国の繁栄は絶対に揺るがないと3月29日に書いておりますので、「幸福の科学ある限り、この国の繁栄は絶対に揺るがない。」これはやはり合言葉ですね。(拍手)
ありがとうございます。
我々が希望を失わない限り、我々が希望と勇気を失わず、強く、この世の中を救っていこうという気持ちを持ち続ける限り、日本の繁栄は絶対に揺るがない。
そして、世界の繁栄も絶対に揺るがないという気持ちを持ち続けたいと強く願います。

以上

「大黒天の使命」 質疑応答

2011-05-06 00:43:57 | ご法話・心の指針
大黒天の使命 質疑応答

質問者1
20年間会員やっていて初めて指して頂いたとお喜び。
施論 お布施したいが、神奈川県の公務員で 収入が決まっている。

A・根本的には4分の1天引き方が合っているのではないでしょうか。
  有用なお布施に使ったらよろしい。

あと公務員として公平な判断を下されて、意味のないお金を使っている人がいたら意味のあるお金の使い方を教えてあげることです。(笑)
それなりの霊格のある大黒天が現れてお導き下さると思います。

質問者2
ご主人が公認会計士資格とれた。これからお役に立ちたい

A・
国家試験の資格とっても腕はぜんぜん違う。あれ何でしょうかねえ。
会計士でも、その会計士がつくことで、会社が良い方に発展していくと良いんですけどね。貧乏神の憑いた会計士もいる。あまり口の軽い会計士は信用できません。

経営者とは、発展する方向で考えている経営者は良いのですが、節税の方向に考えている経営者は、(社長自ら節税は)発展しない。
会計士は企業参謀として、経営者の負担を軽くしていくことが大事。
サポートしてあげることの出来る会計士になることが大事です。

質問者3
777mの自由の女神のようなエル・カンターレ像を建てたい。


質問者4
九州の会員さん 数10億円の遺産相続の渦中にある方(女性)。
父が10年以上前に亡くなり、先月母が亡くなった。
地元では中堅どころの会社4つを持っていて、兄から会社を外されて、遺産も兄の思うようにされているような感じ。

A・亡くなられたお父さんにどの程度貢献してきたか。
遺産相続は基本的に揉めるものですね。
醜いところはありましょうけれども、宗教をやっているということで外されたというのであれば、外してくる理由に正当性があるか。
正論として何が正しいか、この世的にある程度妥当なところがある。うちも法務部門がありますので相談に乗ります。相談はまず支部長に通して下さい。

質問者5
若者3名 人材登用 人を見抜く力 長所を見抜く力 について

A・
若者の人材の見つけ方  
昔は皆ワンパターンの訓練が出来ていて(友達が多い、企画力、語学力があった)
当会におきましては流れが少し変わってきて、今までサクセス系が活動系に変わってきた。活動系・・ちょっと軽くなった・・という風評被害がある。
全般に見て、やや印象が明るくない。人好きしない・・人に好かれるタイプなのかなぁ・・回りの気持ちが分からないのかなぁ・・

傾向として、アシュラ系。良い顔でやって下さい。
今テレビで「もしドラ」やっている。

・単なる努力ではダメなのだ。
・成果が出なきゃダメなのだ。
・成果に繋がる努力の心がないとダメなのだ。

正当な努力も必要。間接的な努力も必要。
普段の学生としてのつき合い  どの人も、あの人も、この人もとやると、アシュラ系になる。
知的正直さをもって活動して欲しい。学生の本分を守りながら、宗教の・・だましたり・・例え1回で決まらなくても正々堂々、正当にやるべきことをやって下さい。
だましても何でも数をあげなきゃいけないんだったら、私が学校に行って伝道します。

以上でした。