当世・服飾ファッション・よもやま話  UP TO DATE FASHION NEWS

目に映る当世ファッション状況を感じたままお知らせします。このサイトのファッションは服飾に限ります。インフレファッションへ

服飾ファッション先行き危うしI  選挙年

2024-06-15 | ファッション
地球的規模の疫病蔓延 ⇒ 供給不足物価高騰 ⇒ ユーラシア・中近東紛争 ⇒ 資源高騰から
世間の皆さん服飾ファッションにはかまけられず・歯牙にも掛けない状況。
そんな情況が更に長引く感で「服飾ファッション先行き危うし」の呈。

2024年中下記の「指導者・議員選挙」(主な国々)を挙行、或いは、予定。
これだけあったら全くもう「おしゃれ」に気を使えないでしょう?

露 済み 大統領選挙 プーチン氏圧勝 過去最高得票率
印 済み 連邦議会下院 与党議席過半数確保も大幅減
欧 済み 議会議員750議席 親EU 派閥過半数確保も右派・極右政党躍進
英 7/04 議会議員650議席 野党労働党政権誕生予想
仏 7/07 議会下院議員577議席 6/10欧州議会選挙で極右政党大勝→大統領解散へ
日 中秋 衆議院選465議席争奪戦が在原業平?
米 11/5 大統領選 連邦下院435議席 連邦上院33議席改選

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今年も燃え続ける地球 史上最も暑い夏?

2024-06-08 | ファッション
先月5月、東京都心の気温は「10日連続夏日(5/21~30)」で史上初を記録。
エルニーニョ終了 → ラニーニャ発生 → 日本列島炎上気温上昇 → 暑っ過ぎる夏とか。
今年も燃え続ける地球、「熱波・干魃と豪雨・洪水の二極化」現象がそこかしこ。
北米・中国・中央ユーラシアの大干魃が小麦米とうもろこし不作を来しインフレ維持?
嗜好品では珈琲豆が高騰で健康飲料日本茶復活へ?
「世界の平均気温 “産業革命前より1.5度以上高くなる確率80%”」(NHK NEWSWEB)

但し、アパレル業界から、「氷撃α(アルファ)」見参。
6月下旬発売のクルーネックシャツ・ポロシャツ・アンダーウェアで乗り切れそう?
「氷撃α(アルファ)共同開発のお知らせ」(リベルタ 住友化学 ユタックス)

追 先週不明の中宮定子・ききょう(清少納言役)さんらのお住まい邸宅
今週の「光る君へ 第二十二回 越前の出会い」(NHK 2024/06/02)の展開で
お二人らは定子母・高階貴子の実家「高階明順(たかしなのあきのぶ)」邸におられました。
ききょうさんは少なくても、伊周(これちか)さま捕縛10月11日迄、こちらに在宅設定。
国立国会図書館 デジタルコレクション 小右記〈長徳2年(996)6月9日条〉)

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枕草子が書き始められた経緯

2024-06-01 | ファッション
先週、ききょう(清少納言設定)・まひろ(紫式部設定)さんのお二人の
田舎野良着の出で立ちを「をかし」と紹介しました。
今週の「光る君へ 第二十一回 旅立ち」(NHK 2024/05/26)にて
更なる進化形の脚本・演出で展開・描かれていました。

設定は「枕草子が書き始められた経緯(いきさつ)」。
清少納言さんは「枕草子の後書き」でこちら顛末を記述されてます。
枕草子最終段「後書き(跋文)」
「宮の御前に、内の大臣(藤原伊周)の奉り給へりし御草紙を、
 『これになにを書かまし、うへの御前には、史記といふ文を書かせ給へる(定子)』
 などの給はせしを、『枕にこそ侍らめ(少納言)』 と申ししかば、
 『さば得よ(定子)』 と賜はせたりしを、あやしきを、こじ(故事)や何やと、
 尽きせずおほかる紙の数を書きつくさむとせしに、いと物覚えぬことぞおほかるや。」
国立国会図書館 デジタルコレクション 枕草子 跋文〈底本春曙抄本・三巻本〉)
定子さんの兄、藤原伊周が一条帝と宮(=定子)に「草紙紙」を献呈。
宮は少納言に尋ねます
「帝はこの紙に史記をお写しになられたのですが、私は何を書いたらよいかしらん?」
それに対し少納言は
「枕こそが、よろしゅうございましょう」と申し上げたところ、宮は
「それでは、そなたにあげるわよ」とおっしゃり、わたくしが頂戴したのです。
そして、あれこれと、尽きないほど多い紙に書いたのですが
訳のわからない事がたくさんの有様です。

☆この部分の「光る君へ物語(narrative)」の進化形脚本・演出
ききょう・まひろさん お二人の会話
まひろ「ききょう様が以前中宮様に高価な紙を賜ったとかお話をして下さったでしょう」
ききょう「えゝ、伊周様が帝と中宮様に献上された紙ね」
まひろ「それ、それです」
ききょう「帝がそれに司馬遷の史記を書き写されたところ、
     中宮様は『私は何を書いたらいいかしら』とお尋ねになったのです」
まひろ「あは 何とお答えになったのですか?」
ききょう「『枕詞を書かれたらいかかでしょう』と申し上げましたの」
まひろ「しき(史記)は敷物だから枕ですか」
ききょう「あはあ よくお分かりな事 そうしましたら中宮様がたいそう面白がられて
     その紙を私に下さったのです」
まひろ「でしたらその紙に中宮様の為に何かお書きになってみたらよいのでは」
ききょう「えゝ?」
まひろ「帝は司馬遷の史記だから ききょう様は春夏秋冬の四季とか」
ききょう「まひろ様は言葉遊びお上手ね うふふふふ」
ここで、場面転換、何処かの邸宅にて、ききょうさんは枕草子を執筆し始めます。
(この邸宅はどの空間かは不明、二條北宮焼亡後、定子さん移動先資料がないのです。
 枕草子には「小二條(殿)」とありますが・・・・・。
 因みに、この時空、清少納言さんは「里居(ご自分の家住まい)」されてます。)
「里居」は上の「後書き(跋文)」より先に記されています。
「この草子は目に見え心におもふ事とを、人やは見むずると思ひて、
 つれづれなる里居のほどに書き集めたるを、あいなく、人のために便なきいひすぐし
 などしつべき所々もあれば、ようかくしたりと思ふを、
 心よりほかにこそもり出でにけれ。」
(枕)草子は「つれづれなる里居(手持ち無沙汰で特段やる事がない里下がり)」中に
書き集めたものと。
又、草子は不公開予定も、思いもかけず、世に出てしまったのです。
との事。
いやはや、少し「こころづきなし・うしろめたし」も「ありがたし」。

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山際の少しづつ赤みて 紫立ちたる雲

2024-05-25 | ファッション
「歴史探偵 清少納言と枕草子」(NHK 2024/05/15)にて
あけぼの(曙)の映像撮り企画に挑戦。
 時→2024/3/08 所→船岡山建勲神社境内 被写体→比叡山~大文字山に連なる山際
 時詳細→2024/3/08/5:23(航海薄明)~5:52(常用薄明)
清少納言の「はるはあけほの~」の景色・光景・風景は
 時→春曙 所→宮中登花殿から東山が見える処 被写体→東山の山並み
*航海薄明・・・地平線がギリギリ見えるか少し白んでくるかどうかの時間帯
*常用薄明・・・日の出前 街が明るくなる時間帯(航海・常用薄明は京都ガイドさんの説明)
*登花殿・・・平安京内裏十七殿の一つで弘徽殿(こきでん)北側、
 中宮定子さんのお住まいで清少納言さんはこちらが女房お仕事場に。

「枕草子」の著述
「はるはあけほの そらはいたくかすみたるに ようようしろくなるゆくやまあきはの
 すこしつゝあかみて むらさきたちたる雲のほそくたなひきたる」
国立国会図書館 デジタルコレクション まくらの草紙〈前田本〉)
「春は曙。 やうやうしろくなりゆく山ぎは、 すこしあかりて、
 紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
国立国会図書館 デジタルコレクション 枕草子〈底本春曙抄本・三巻本〉)

撮影はお美事にも成功を収める事に。
(但しカメラスタッフはより更に良いショットを求める努力を後5回とか)
「曙」は夜がほのぼのと明ける明け方。
確かに、映像は、
東山稜線が白み始め、少しづつ赤みが強くなり、たなびく雲は赤紫色に変容する展開に。
(ゲスト・スタッフの皆さん大変お疲れ様でした。)
但し、旧登花殿、及び、平生昌邸の現在地が撮影されていたのでした。
旧内裏は現在の京都御所の西南西約1.7㎞に存在、現在、旧登花殿は介護施設に。
京都市埋蔵文化財研究所 2015年発掘調査で旧登花殿と確定。
 P3 画像平安宮〈内裏〉跡 P6 2015 年度調査一覧表9
 現住所 京都市上京区出水通土屋町東入東神明町290-1,2)
又、平生昌邸は現在、お風呂屋さんに。このエリアより奥が生昌三条邸だったと。
(Gemini情報では都市左京区三条坊門付近と推定、三条通と烏丸通の交差点付近と)
可能なら映像を流さずナレーションでお願いしたかったので気分は「わろし」。
尚、枕草子の平生昌邸でのお話は「999年 定子は平生昌邸で男児出産」でご確認を。
一方、「光る君へ 第二十回 望みの先に」(NHK大河ドラマ 2024/05/19)にて
ききょう(清少納言役設定)・まひろ(紫式部役設定)さんのお二人が
田舎野良着の出で立ちで「二條北宮」(小右記 〈996年〉長徳二年三月四日条)へ侵入、
お二人でお庭から中宮定子の落飾シーンを垣間見る大胆不敵な演出・脚本は「をかし」。

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十二単正装の着こなし いと難し

2024-05-18 | ファッション
今週のNHK大河ドラマ「光る君へ 第19回 放たれた矢」にて
ききょうさんの計らいでまひろさんが、なななんと内裏で中宮定子さんに謁見する場面が。
お二人とも、「十二単正装」にて渡り廊下よりお出ましに。
一番上に羽織る「唐衣」(前後丈違いジャケット後ろ身頃が前身頃より短い)。
この着こなしは、いとかたし(非常にむずい)。
お二人が着用された「唐衣」の襟幅が大きかった事にも因が。

「光る君へ 第19回『放たれた矢』回想」(美術展ナビ)画像
「光る君へ 第19回『放たれた矢』ダイジェスト」(NHK YouTube)動画38~57秒

上のシーンは完璧な虚構でしたが、
「長徳の変 花山院法衣袖 弓射抜事件」長徳二年(996年)1/16、
「暗雲に遮られた十六夜月」情景は「めでたし」でした。

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