CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-261「ザ・バウンサー」(フランス・ベルギー・イギリス領バージン諸島)

2019年10月31日 00時21分51秒 | フランス映画
なんとか適応して生き残る男か
 南アフリカで要人警護を務めていたルカスは、事故で妻を失い、娘を連れ故郷ベルギーで新たな生活を始める。
 職務中の暴力事件により職を失った彼は、ストリップクラブの用心棒に。しかし暴力事件の相手は政府高官の息子であり、警察に弱みを握られたルカスは、ストリップクラブを営む裏で紙幣を偽造しているオーナーのヤンの動向を探るよう指示される。
 用心棒以外の汚れ仕事も黙々とこなすうちにルカスはヤンから信頼を得ていくが、ある日娘のサラが人質に取られ、娘を救おうと闇の世界へ足を踏み入れていく。(「KINENOTE」より)


 「エクスペンダブルズ2」にも出演していた、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のサスペンス・アクション。

 クラブで警備を担当しているルカスは、幼い娘、サラと二人暮らし。

 ある日、事故で客に怪我をさせてしまい、仕事をクビになる。

 ストリップクラブの用心棒に雇われるが、そのオーナー、ヤンは紙幣偽造の疑いがある男。

 警察に目を付けられたルカスは、ルカスの動きを探り、情報を流すよう強要される。

 
 ルカスは素性の知れぬ男で、見た目はそれ程屈強な雰囲気はない。

 それでも南アフリカで要人警護の仕事をしていたらしく、妻の死を契機にサラと共に故郷のベルギーに戻り、暮らしている。

 どうやら妻の死に対して危ない行動を見せたよう。

 いざ、という時はタフさを見せるが、力よりもどちらかと言えば、色々考えて生き抜こうとする男のよう。

 ヤンの懐に入り、汚れ仕事も行い、警察に情報を流すルカス。

 娘のサラも危険な状況に陥る中、ルカスは全てに決着を付け、サラと共に再び温和な日々を過ごそうと決意する。
 

 警察にも弱みを握られ、更にヤンの仕事に深く関わっていくルカスが、どのように状況を打破するのか気になる展開。

 ストーリーとしては、愛する娘のために戦うという、これまでにもよくあるストーリー設定ではあったかな。

 クライマックスはどうなるのかと思っていたところで、思わぬ展開となっていき、そこは意外な真実が隠されていたというところ。

 ラストもスッキリした決着ではなく、切ない雰囲気を漂わせた終わりだったな。

 また、観ている方に先を予想させるようなエンディングだったな。

/5

監督:ジュリアン・ルクレルク
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、スヴェヴァ・アルヴィティ
   サミ・ブアジラ、サム・ルーウィック
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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