CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-303「恐怖人形」(日本)

2019年12月07日 13時26分48秒 | 日本映画
呪いが膨れ上がっていく
 女子大生・平井由梨の趣味はカメラ。幼馴染の真人と日常の風景を撮影しながら、楽しく日々を過ごしていた。
 そんなある日、由梨の元に差出人不明の怪しいパーティーの案内状が届く。同じ案内は真人のところにも届いていた。軽い気持ちで参加を決めた2人が指定された集合場所に到着すると、そこには同世代の男女5人と中年男性1人の姿があった。
 そこからワゴン車に乗り、会場となるキャンプ場へと運ばれた8人は、決して引き返す事の出来ないパーティーに参加することとなる。(「KINENOTE」より)


 謎の招待状によって集められた8人の男女に襲い来る恐怖を描いたサスペンス・ホラー。

 由梨たちが集められたのは山奥のキャンプ場。
 同世代の男女と中年の男性1人が集まったのだが、果たして彼らは何故集められたのか。

 彼らの周囲で日本人形の姿がチラホラ。

 そしてその人形が惨劇を引き起こす。

 
 「アナベル 死霊博物館」でもそうだったが、人形を題材としたホラーは恐怖感を煽るな。

 しかも、本作で登場する人形はだんだんと巨大化していく。

 ついには人間の大人と同じ大きさになった人形は凶器を手に、由梨たちに襲い掛かる。

 序盤は呪いの人形ということなのか、時折その姿を見せ、徐々に大きくなっていく様子に恐怖感が煽られる。

 実際人間と同じくらい大きくなってから襲い掛かる姿を見ていると、何となくもしかしたらという気になってくる。

 由梨たちが集められたキャンプ場の管理人という女性が、非常に怪しい様子で、更にキッチンには娘と思しき少女と写っている写真が飾ってある。

 この女性が何かしら関わっているのかと思わせるが、演じていたのは黒沢あすか。
 「血を吸う粘土 派生」にも出演しており、呪いの人形がらみの出演が続くな。

 いよいよ犠牲者が出てくると、それは呪いで殺すというより、実際の武器で殺すというようなもの。

 もしかしらという思いは合っていたのだが、その真実は、ちょっと意外なものだったな。

 
 序盤は人形の存在も薄気味悪く、呪いの雰囲気が満点であったが、実際大きくなって襲い掛かり始めると、トーンダウンしたという感じ。

 コミカルとはいかずとも、その姿に呪いの怖さを感じ辛かったな。

 実際の恐怖はあったのだが。

 呪いというより恨みにまつわる話ではあったが、やはり人形をモチーフとしたホラーとしての不気味さは感じさせる怖さはあったな。

/5

監督:宮岡太郎
出演:小坂菜緒、萩原利久、黒羽麻璃央、水上京香、近藤雄介
   石川瑠華、福島雪菜、黒沢あすか、粟根まこと、萩原聖人
於:シネ・リーブル池袋

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