CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-127「デッド・ドント・ダイ」(スウェーデン・アメリカ)

2020年07月07日 01時47分05秒 | アメリカ映画
まずい結末になる
 警察官が3人しかいないアメリカの田舎町センターヴィル。
 平和なはずのこの町である日、不可解な現象が続発し、ついにはダイナーで2人のウェイトレスの惨殺死体が発見される。前代未聞の猟奇事件を前に当惑する警察署長に対し、“ゾンビの仕業に違いない”と断言する巡査のロニー。
 そしてその言葉通り、町には次々と生ける屍が現われ、ロニーたちは町を守るためにゾンビを片っ端から退治していくのだったが。(「allcinema」より)


 「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」「リミッツ・オブ・コントロール」等のジム・ジャームッシュ監督の最新作。

 ゾンビが大量に発生した田舎町で、3人の警察官が奮闘する姿を描いたゾンビ・コメディ。

 極地の開発の影響で地球の自転軸が傾き、日照時間や暗闇の時間が狂ってくる中、その影響か、死者たちが蘇り、人々を襲い始める。

 狭い町で、知り合いがどんどん襲われ、そしてゾンビへと変貌する。

 そんな中、警察官のクリフ、ロニーたちはゾンビに立ち向かっていくこととなる。

 ホラーではあるが、全体的にゆったりした感じで、随所にユーモラスな雰囲気を交えている。

 そんな中で、ティルダ・スウィントン演じる葬儀屋のゼルダは非常に興味深いキャラだったな。

 仏像を奉り、日本刀を振るう。
 その日本刀でゾンビたちを見事に斬りまくる。

 しかし、彼女の行き着く先も意外な展開で驚かされた、と言うより呆気に取られたかな。

 ユーモラスな雰囲気で、どのような展開になっていくのかなと気になっていたのだが、正直ゾンビ映画としてはオーソドックスな展開だったかなという印象。

 まあ、ダイナーでゾンビに襲撃された死体を見た時のクリフやロニーのリアクションや、随所での台詞のやり取りには面白みが滲んでいたな。

 しかも、アダム・ドライバー演じるロニーに対し、「スター・ウォーズ」ネタを投げてくるのも面白かったな。

 全体的に大笑いするわけではないが、軽妙な台詞のやり取りとユーモラスな雰囲気で楽しめた一本ではあった。

/5

監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン
   クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・クローヴァー
   ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ロージー・ペレス、イギー・ポップ
   サラ・ドライバー、RZA、キャロル・ケイン、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツ
於:シネプレックス幕張

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