CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-364「オアシス」(日本)

2024年12月03日 00時05分12秒 | 日本映画

あいつらがお前の欲しかったものか

 幼なじみで青春時代をともに過ごした富井ヒロトと金森は、ある事件をきっかけに別々の人生を歩むことに。

 数年後、暴力団・菅原組の構成員となった富井は組長に認められて組織で頭角を現し、いつしかそこが彼の居場所となっていた。一方、金森は荒くれ者たちが集まる犯罪組織でケンカや裏家業に明け暮れており、菅原組もうかつに手を出せないほどの異名をとどろかせていた。

 かつて親友だった富井と金森は、一触即発の敵対関係となってしまう。(「作品資料」より)

 

 それぞれの道を歩んでいた幼馴染みの3人が、ある事件をきっかけに再び行動を共にする様を描いた青春バイオレンス。

 暴力団の一員となった富井、対抗する犯罪組織の一員となっている金森。

 幼馴染みであった2人だが、今は一触即発の状態となっている。

 そんな中、2人の幼馴染みであり、街を離れていた紅花が戻ってくる。

 しかし、紅花はある理由から記憶を失っており、富井も金森のことも憶えていない。

 富井と金森がぶつかり合う話かと思ったが、ある事件が発生し、3人は組から追われる身となってしまう。

 これは破滅的な運命の話なのかと思わせる。

 3人は身を隠す場所として、金森が暮らす古びた家に行くが、そこは子どもの頃、3人がよく訪れた思い出の場所のよう。

 そこで共に過ごした頃を思い出しながら穏やかに過ごす富井と金森。

 紅花も記憶がないものの2人の話を聞きながら、穏やかな気持ちになる。

 そんなシーンを見ていると、これから3人に訪れるかもしれない運命が更に悲痛なものに感じられる。

 果たして3人は逃げ切れるのか。

 道を違うことになってしまった青年たちの過去を取り戻していく様と先に待ち受ける運命を描き、興味惹かれる話だった。

 結末は意外な展開だったかな。

/5

監督:岩屋拓郎

出演:清水尋也、高杉真宙、伊藤万理華、松浦慎一郎、杏花、林裕太、青柳翔、津田寛治、窪塚俊介、小木茂光

於:池袋HUMAX CINEMAS


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