CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-018「メタモルフォーゼ 変身」(韓国)

2021年01月27日 21時53分06秒 | 韓国映画
怒りは理性を失わせる
 神父のジュンスは、かつて悪霊に取り憑かれた少女を除霊しようとして失敗し、少女を死なせてしまったことを悔やみ続けていた。
 そんな折、ジュンスの兄の一家が引っ越したばかりの新居で怪現象が続発。隣の家では、住人の男が怪しい儀式を行っていた。
 兄の家族から相談を受けたジュンスは、過去の辛い記憶から協力を拒むが。(「作品資料」より)


 5人家族が新しい家に引っ越して、そこで恐怖に見舞われる様を描いたサスペンス・ホラー。

 冒頭、神父であるジュンスが悪魔祓いの儀式を施すが、失敗し、憑かれた少女が亡くなってしまう。

 その後、神父を辞めようと考えていたジュンスであるが、彼の兄家族が新居で不可思議で恐ろしい体験をし、ジュンスに救いを求めたことから、彼らを救おうと動き出す。

 最初は、隣家から怪しい音がし、家の中も動物の死体でいっぱいで、見るからに怪しい隣人が登場するが、そこから事態は家庭内へと移る。

 悪魔に憑かれた家族を救おうとする物語であるが、この悪魔が曲者というか、ちょっと変わっている。

 父親がおかしな言動を取ったかと思えば、母親が急に攻撃的になったりする。

 どうやらとり憑くというわけではなく、成り済ますようである。

 いったい悪魔は誰に成り済ましているのか、お互い疑心暗鬼になり、攻撃的になっていく家族。

 しかも、どうやらこの悪魔はジュンスと因縁がある模様。

 果たして、ジュンスはこの悪魔を祓い、兄家族を救うことが出来るのか。

 成り済ます悪魔というのが、ちょっと変わった設定で面白かったが、展開としては、やや物足りなかったかなという印象。

 強い悪魔を打ち倒すため、最後にジュンスは決断するのだが、本当にこのような方法で悪魔が封じ込められたのかは疑問が残ったな。
 
/5

監督:キム・ホンソン
出演:ペ・ソンウ、ソン・ドンイル、チャン・ヨンナム
   キム・ヘジュン、チョ・イーヒョン、キム・カンフン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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