CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-140「ひるなかの流星」(日本)

2017年05月05日 11時38分53秒 | 日本映画
今度泣く時は、誰かのためか嬉しい時にしよう
 田舎に生まれ育った高校1年生の与謝野すずめは、両親の転勤のために東京の高校に転入することに。担任教師は偶然にも、上京初日に迷子になったすずめを助けてくれた獅子尾だった。
 すずめは最初、チャラい見た目と彼女のことを“ちゅんちゅん”と茶化して呼ぶ獅子尾に抵抗を感じるが、いつしかその優しさに気づき、初めての恋に落ちる。
 一方、教室で隣の席になったになったのはやたら無愛想な男子の馬村大輝。実は女子に対する免疫がないだけで、すずめが思い切って友だちになってほしいと頼み込むと、意外にもすんなり受け入れてくれた。
 すると、すずめの素直な心に触れるうち、馬村は恋心を抱くようになってしまうのだったが。(「allcinema」より)


 田舎から突然上京することになった高校1年生の与謝野すずめ。
 転校してきた彼女が二人の男性の間で揺れ動く様を描いた青春ラブストーリー。

 恋の三角関係を描いた青春ストーリーはありがちであるが、本作では同級生の男子と、もう一人は担任の先生。

 何かドロドロした禁断の恋愛という風にもなりそうであるが、本作は全くそんな感じも見せず、爽やかに物語を進めていく。

 それにしても先生が生徒を、公の場ではなくとも、〝ちゅんちゅん〟と呼ぶとはな。


 ヒロインの与謝野すずめを演じたのは、「帝一の國」にも出演の永野芽郁。
 すれた感じを見せず、真っ直ぐな心を持った女子というところは、なかなか好感が持てる。
 美人というわけではないが、可愛いさは充分であったな。


 すずめは担任の獅子尾に惹かれ、やがて初恋の相手となる。
 そんなすずめに恋をするのは、同級生でイケメンだが女子が苦手な馬村。


 すずめの心は最初から最後まで獅子尾にあるような感じであるが、さすがに教師と生徒ということでうまく行かず、やがてすずめは馬村と付き合うことにする。

 何となく馬村が可愛そうな立場にある感じ。

 そんな三人の関係がどのような決着となるのか気になる展開。

 ラストはやっぱりそうなるのかと思っていたところで、すずめの思わぬ決断が見せられる。

 傍から見れば、ある意味うまく収まったかなという印象の結末だったな。


 倫理面を無視すれば、なかなか面白い三角関係のラブストーリーで、恋の行方が気になる展開であった。


 馬村を演じた白濱亜嵐はEXILEグループのメンバーということで、ちょっと拙い感じもあったな。
 獅子尾を演じた三浦翔平はよく知らなかったが、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」に出演していたようである。

/5

監督:新城毅彦
出演:永野芽郁、三浦翔平、白濱亜嵐、山本舞香、小野寺晃良
    室井響、小山莉奈、大幡しえり、西田尚美、佐藤隆太
於:新宿ピカデリー

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